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カテゴリ:映画
笑うな危険。 ヒトラーの姿をした男(オリヴァー・マスッチ)が突如街に現れる。 リストラされたテレビマンに発掘された男は、復帰の足掛かりにテレビに出演させられる。 男は長い沈黙の後、とんでもない演説を繰り出し、視聴者の度肝を抜く。 自信に満ちた演説はかつてのヒトラーを模した完成度の高い芸と見做され、過激な毒演はユーモラスでありながら真理をついていると評判を呼び、男は一躍人気者に。 しかし、彼はタイムスリップしてきた本物のヒトラーだった。 そして天才扇動者である彼にとって、現代のネット社会は願ってもない環境だった……。 現代にタイムスリップしたヒトラーがモノマネ芸人としてテレビで人気になっていくさまを描き、話題を呼んだ小説を映画化したコメディ。 リアリティを追求するため、無名の舞台俳優オリヴァー・マスッチがヒトラー役に選ばれたほか、実在の政治家や有名人、ネオナチと顔をあわせるなど、アドリブシーンを交えて物語が展開する。 総統閣下、キタ――(゚∀゚)――!! ヒトラーによく似たそして、まったく同じ服装をした人物が21世紀にあらわれたら、人はどうするのか? もちろん、芸人だと思いでテレビ局がほおっておなかい。 出演するために彼に台本を渡そうとするのだが、彼は拒否。 そして演説をはじめた。 「人を味方につけるには、書かれた言葉よりも語られた言葉のほうが役立ち、この世の偉大な運動はいずれも、偉大な書き手ではなく偉大な演説家のおかげで拡大する」と演説の力を極めて高く評価していたヒトラーをあらわしている。 ヒトラーは、現代の政治家にも痛烈な批判をする。 ドイツのメルケル首相は「太ったおばさん」( ̄m ̄*) 唯一、気に入ったのが、「緑の党」。 ドイツには、ナチス時代以前からエコロジー思想が続いている。 帰ってきたヒトラーは、皆が「ハイル ヒトラー」と手を右方向に上げる敬礼をしないと悩んだりする。 そんな、お笑いもあるが、現在に通ずることもある。 ユダヤ人を徹底的に迫害したヒトラー。 それとダブルように映画の中で現在のヨーロッパの、移民が迫害されているニュースが流れる。 現代人の心の中にも、自分と違うものをを迫害する心がある。 ドイツにおいてヒトラーをギャグにすることは、危険なかけだ。 思わず笑ってしまったが、 「笑うな危険」のキャッチコピーが「ヒトラーは今も生きている!」と言っているようだ。 ・・・・・・・・・・・・ にほんブログ村 ・・・・・・・・・・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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面白そうですね。
ヒットラーの映像は今見てもかっこいいです。そういう「かっこよさ」に大衆がひきつけられるのは昔も今も変わらない。細川総理のマフラー、純ちゃんのバスローブの写真、二世議員のタレントばりの容姿に熱狂するおばさん…こういうのとヒットラーのかっこよさに熱狂した民衆とどこが違うのでしょうか。大戦後の不況と貧困に苦しむ人々の不満をユダヤ人にむけることで支持を広げましたが、そういうのだって生活保護受給者や下級公務員を叩いて支持を得るのとあまりかわらない。 (2016.06.29 07:34:36)
七詩さん
>面白そうですね。 おススメです! ヒトラーの演説がよかった。 *科学が進化して、テレビにはいくつもの番組があるが、内容は、絶望的なほどひどい。 *ツイッターで自分の部下を募ったり。 *その部下がアカンたれで使い物にならない、と嘆いたり・・・。 他にも、沢山、ヒトラーネタで笑いました。 (2016.06.29 17:48:40) |
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