事前準備と装着では、具体的作業をご説明します。 事前準備 もし、ブーツのカント調整をされていたら出荷段階に戻してください。 Deeluxe(Raichle)の場合外側へ少し傾いているのが標準となります。 又、フォワードリン調整も標準(5段階調整の場合3の位置)にしてください。 ビンディングにカントプレート及びリフトプレートが取り付けてある場合取り除いてブーツセンター(ブーツの底土踏まずのあたりにマークがあります)とビンディングのセンターが一致するようベイル位置を調整してください。 もしビンディングのベース自体にカントが入っている場合はそのまま使うしかありませんが、経済的余裕があるのであればフラットの物と買い換えることをお勧めします。 前後のアングルを決める アングル角は好みで構いませんがビンディングを取り外したボードの後足側のホールパターンあたりに直接ブーツを置いて、ブーツソールの設置部分が板幅に収まる角度が最小の角度であり最もパワーが効率的に板に伝わる角度でもあります。 又、前足の角度は後足の角度に対し約3~6度多く設定するのが一般的でしょう。 スタンス幅を決める 私の場合は可能ならボードに空いているインサートホールのセンターを利用するようにしています。設計時の想定スタンス幅になっている事が一般的だからです。 ボードによってはデッキ面に推奨スタンス幅がプリントされている物もありますので探してみてください。 ただし、女性や小柄な方の場合は広すぎてしまうかと思いますので、ご自分の肩幅以内に収めると良いでしょう。 ベース金具の取り付け 先に決めたスタンス幅+30mm~-10mm(49cmのスタンス幅にセットしたい場合52cm~48cm)にセットできる前足後足対称位置のインサートホールを探しそれぞれ4本のビスでしっかりと固定します。(PhotoF) ※この時ベース金具の可動金具の爪と板に固定されている金具の2本の爪がボードの中心に向かってかみ合っているようにしてください。(PhotoG) これを忘れると、滑っているときにビンディングが廻って危険です。 カントディスク&ビンディングの取り付け 次に、アッパープレートの切り欠きの部分にアンダープレートの6の刻印が見えるように組み合せ(PhotoⅠ)アッパープレート上面の6のラインが前足のビンディングの取り付け角と同じ向きに近い角度で爪先側が高くになるようベース金具の4本の足とアンダー底面の切り欠きを合せセットします。(PhotoH) 後足も前足と対称となるよう(踵側が高くなるよう)セットします。(PhotoJ) 最後にビンディングを設定したいアングル角とスタンス幅になるようビンディング付属の取り付けビスでしっかり取り付けます。(PhotoK) |