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2006.11.01
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カテゴリ:Drve&Photo
★今日の日記は長いです。


出羽三山

今は 月山 湯殿山 羽黒山を指します。


出羽三山神社は、今をさかのぼること1400年前、
京より荒海を渡ってやってきた
第三十四代天皇崇峻(すしゅん)天皇の皇子、
蜂子皇子(はちこのおおうじ)によって開山されたといわれています。

月山に月山神社、
羽黒山に出羽神社、
湯殿山に湯殿山神社があります。


私は信仰に関して詳しくもないし、
これまで関心を持って調べたこともありませんでした。
でも、いざ文献を調べたりしてみると、
郷土に根付いている自然崇拝・山岳信仰
さらに、明治維新の神仏分離以前には、
仏教の影響も受けていたこともわかり、
郷土を調べるのも結構面白いことであると感じました。


さて、私は10月30日、
月山を諦め、すぐに、やはり出羽三山のひとつ、
湯殿山へと向かいました。



湯殿山神社は標高約1050mのところにあります。
国道112号線から程近く、
かなり近くまで自動車やバスで行くことができます。

自家用車では参篭所と大鳥居のあるところまで。
そこからは参拝バスか徒歩30分で、本宮まで行きます。

湯殿山案内図

車を降り、その圧倒的な景観に息を呑みました。


大きな鳥居と周囲の山々。
いかにも荘厳で、宗教的な雰囲気を持っているんです。
山々は深い谷を作り、ところどころ岩肌が見えている。
ある山は褐色の山肌がかなり広い範囲で顕になっている。

湯殿山


やはりこれは自分の目で見てみないとわかりにくいです。



さてこの湯殿山神社の神域については、
古より「語るなかれ 聞くなかれ」と、
戒められてきました。

かの俳聖芭蕉もこの地を訪れましたが、
この戒めに従い、奥の細道の中でも多く語ってはいません。

「語られぬ湯殿に濡れる袂かな」

この句を残しているのみです。



現在はどうなのか。

この情報化社会の中ですから、
かつてのように秘密にはなっていないです。
でも、御神体を始め、本宮の要所はすべて撮影禁止となっていますので、
私もぎりぎりのラインでしか撮影できませんでした。


湯殿山本宮


こちらの神社のご神体は、お湯が湧き出る安山岩の岩塊です。


鉄分を含んだ湯は一年中滾々と沸き続け、
ご神体は赤褐色に染まっています。

参拝の前にまず履物をすべて脱ぎます。
裸足になって御祓いを受けたら
人型の紙とお守りを渡され、
紙で全身をなでて最後に息を吹きかけ水に浮かべます。
邪気を払っているのでしょうか。

そしてご神体の前に立ち参拝し、
その後はなんと、ご神体の岩を裸足で登っていくのです。


ご進退が顕になっているのも、
じかに足で踏んでいくのも、珍しいことです。


さて、参拝後、濡れた足を拭いて靴を履き、
私は一応(登頂する気はなかったけれど)
月山への登山道を歩いてみました。


湯殿山本宮から仙人沢を眺む


この登山道はおそらく芭蕉も通ったであろう、
由緒正しき参拝経路です。
羽黒山⇔月山⇔湯殿山 と、出羽三山神社を結ぶ道なのです。

湯殿山(1)

湯殿山(2)



紅葉はもうおしまい。
足元でたのしませてくれます。

足元に・・・




本宮から参篭所までの路も、
なかなか美しい景色を眺められます。
普通ここは参拝バスを利用するようですが、
帰りくらいは下り坂なので、
徒歩のほうが雰囲気を味わえます。

湯殿山本宮への路




荘厳な雰囲気の中、
旅気分・自然の中気分を味わえて、
十分に心が満足しました。


後で聞いたところによれば、
この湯殿山神社も10月末を持って閉鎖されるそうです。
どうしても参拝したければ、
羽黒山の出羽神社の、三神合祭殿をお参りします。


雪が何mも積もる豪雪地帯。
でも課のご神体だけは、雪の中ただひとつ、
相も変わらず湯気を出しているそうです。




長文失礼しました。
最後までごらん下さりありがとうございます。

以下順次UPしていきます。







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最終更新日  2006.11.01 22:14:07
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