*** 米アレルギーが増えている ***
最近、米アレルギーを持つお子さんをよく見かけるようになりました。
確かに増えていると思います。
急増の原因としては、砂糖や果糖、アルコールの摂取量の増加が挙げられています。
米アレルギーには現在わかっているだけで2種類あり
1つめは、米のタンパクに反応するタイプで
症状の出現が早い(数時間)です。
このタイプには、ケアライスやAカットごはんなどの
米のタンパク(アルブミン・グロブリン)をカットした処理米(低アレルギー米)が
食べれることが多いようです。
2つめは、ゆきひかりなどのうるち米(コシヒカリ系譜ではない)を食べることで
症状が改善するタイプで
こちらに至っては、今現在もなぜなのかは解明できていません。
ほとんどは遅延型で、
数時間後から10日ほど経ってから症状が出るケースもあります。
また血液検査でも陰性のことが多く、
発見しにくく、また実際に認めてくれない医者も多いのが現実です。
この2つのタイプを持ち合わせたアレルギーを持ってるケースも多く、
その場合は高度精白米や酒米が有効な場合が多いです。
高度精白米は、ゆきひかり・きぬひかり・ササニシキなどの
うるち米の品種で作られることが多く
米タンパクの多くが米の表面の凝集していることから
その部分を削ることでタンパク量を減らす、という効果があります。
この2タイプに共通していることは
糖質系統にとても弱いという点です。
上白糖・三温糖・グラニュー糖など、一般に使われている砂糖はもちろん
じゃがいもやさつまいも、かぼちゃ、コーンなど
でんぷん質で糖分の多いものを食べると痒みを増強させたり
湿疹を悪化させるケースが非常に多いです。
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