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神奈川県で木造本堂を造ります。 現場では現在、基礎のコンクリートを打設しています。そのコンクリートの受け入れ検査をするため、お寺に伺いました。弊社では、本堂の基礎には水分量を減らした高耐久コンクリートを使うことにしています。 コンクリートの水分量を減らすと何故高耐久になるのか?それは、硬化後の中性化が遅くなるからです。普通のコンクリートは一年間に表面から0.5mmづつ中性化が進むと言われています。ということは、鉄筋とコンクリートの表面までの距離は3cmから4cmなので、60年後に鉄筋が錆び始めることになります。 鉄筋コンクリート造建物の寿命は60年から100年と、言われるのはこんな数字が根拠になっているのです。 せっかく本堂を木造で建てても、基礎が60年で寿命なんて・・・どう考えてもまずいですよね。だから、弊社では高耐久コンクリートを使うのです。
それはさておき、コンクリート検査の後、彫刻屋さんと本堂虹梁の彫刻の打ち合わせをしました。原寸図を並べて、いろいろ注文をつけました。住職と建設委員にも立ち会っていただきました。 図柄は大好評でした。 寺院建築の設計を手がけています。 http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
仕事がら筆記具にはこだわりがあります。 中でも手から離せないのはシャーペン。毎日身につけていないと落ち着きません。文房具店に行くと必ず、ショーケースの中を覗きこみ、いいシャーペンはないか?いつもいつも飽きずに探します。そして・・・ 昨年LAMY2000にめぐり合いました。ブラックのボディーにステンレスHL加工!一目ぼれ。手にしてみると、ペンの重心が私の手にちょうど馴染み、書きやすい。ちょっと値段は張りましたが、即購入しました。 ところが、しばらく使っていると、一回のノックで、芯が1センチ以上飛び出る現象が度々起こりました。メーカーへ修理に出しましたが、補償期間だったので、無料でした。 ただ、修理後、ペンと一緒にペン先の拡大写真が送られてきて・・・「何かの理由でペン先にほら!こんな傷がついていましたよ」というコメントが添えられていました。でも、こんな傷であんな現象が本当に起きるんだろうか?ちょっと疑問を感じました。 再度使い始めましたが、同じ現象がまた起こり始めました。これは、ペン先ではなく、芯を送るところの不具合だろうと思いましたが、その部分は見ることができない仕組みになっています。 そのうちにノックをしても芯が出てこなくなってしまいました。私がまた落としたのか、使い方が悪いのかそれはわかりませんが・・・「補償期間を過ぎると修理の見積りだけでも3000円必要です」以前受けたアドバイスと、修理に1カ月はかかることを思い出し、LAMY2000の使用は断念しました。 それにしても・・・私には二つの疑問があります。どうして舶来物には、シャーペンが少ないのか。万年質やボールペンはとてもとてもバラエティーに富んだ商品構成なのに。あちらの人は書いたものを消さないのかしら?天才はアイデアが泉のごとく湧きだすから書き直しの必要はない。例えばモーツァルトのように?でも、皆が天才じゃないでしょうに。とても不思議です。 そしてもう一つ。シャーペンの発明国は日本だというのに、何で素晴らしいシャーペンを作らないのか。機能性は優れているのに、デザインは全く無機質。いつも身につけていたいとか、長く使いたいと思わせるようなデザイン性があまりにも乏しい。残念です。 結局、今度はウォーターマンの商品を購入しました。「また、外国製なの!?」と、呆れ顔の妻。日本メーカーの今後に期待しています。 寺院建築の設計を手がけています。 http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
今週はハードな一週間になりそうです。 明日は、奈良県大和郡山で新築中の仏舎利殿の現場監理。現在、木造平屋建て伽藍の工事が進行中。そろそろ屋根を葺き始めます。ただ・・・東名阪の集中工事が今日から始まったので、渋滞が予想されます。今回は、電車でゆっくりいこうかなあ。そう思っています。 水曜日は、神奈川県海老名で新築中の木造本堂の現場監理。基礎のコンクリート検査と打設状況のチェックに伺います。基礎工事が進む頃は、頻繁に現場に足を運ぶことになります。杭の検査、基礎の鉄筋検査、コンクリートの品質検査・・・と忙しい。 そういえば、このチェックを怠って工事会社任せにする設計事務所が多いので、注意してくださいね。 コンクリート検査の後、龍の彫り物の打ち合わせをするため、八王子から彫刻家が現場に来てくれます。先日岐阜県高山市で棟梁を交え打ち合わせをしましたが、その続きです。建設委員会の方々も同席するそうです。 木曜日は、一宮市文化財保護審議会を済ませた後、今度は淡路島に向かいます。伽藍新築の相談を受けたので浮き浮きしています。日帰りで行こうかと思いましたが・・・ 「無理な日程はやめた方がいいぞ」と81歳の父親にたしなめられ・・・一泊でゆっくり行くことにしました。どんな住職が目の前に現れるのかとてもとても楽しみです。 そして土曜日は愛知県知多市で新築中の十王堂の現場監理。 世の設計事務所は仕事が薄いと聞きますが、わが社は私もスタッフも大忙し。本当にうれしいことだと感謝しています。 寺院建築の設計を手がけています。 http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
愛知県のお寺から本堂の耐震補強について相談を受けました。早速、お寺へ伺うと、 「実は以前、知り合いの設計士さんに耐震診断をしてもらったんですが・・・とても簡易な、住宅の耐震診断程度で、計算書や報告書もあまりにいい加減だし。費用を請求されたので支払いましたが、とても信用できないんです」と住職。 そこで、弊社の行なっている耐震診断の方法を説明し、報告書をお見せしました。 「なるほど。でも、すでに耐震診断料を払っているので、新たに費用が発生するとなると、檀家に説明がつくかなあ。お寺に届いている耐震診断を使って補強計画をすることはできませんか」は建設委員長。 「本堂の耐震診断に住宅用の構造ソフトを使うのは現実的ではありません。地震の時、建物には重量に比例した力が加わりますが、お寺と住宅ではそもそも重さが違うんです。それから、土壁がたくさん使ってあるお寺なら、その粘りを有効に利用する耐震補強の方が合理的で、経済的になることもありますが・・・住宅用の計算ソフトでは土壁の評価はできないんですよ。だから、小屋裏や床下もしっかり調査して、その伽藍の実情を正確に把握して、構造計算をしないと・・・」 「なるほど」 数日後、「過去に手がけられた耐震補強の実例を見せてもらえませんか」と、住職から電話が入りました。
そこで住職と建設委員の皆様に、耐震補強の実例を二か所、見学していただきました。 「まるで、新築のようですねえ。それに、収納が多く確保できているのは羨ましいなあ」は、住職。 「床暖房と冷房が好評なんですよ」「えっ、冷暖房が完備しているんですか!」 寺院建築の設計を手がけています。 http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
神奈川県で木造本堂を造ります。 大工さんの工場で木材の加工をチェックしました。 「今は野物を刻んでいます」は棟梁。工場には長い丸太が置かれ、大工さんが鑿を立てていました。 「今回の設計は渡りあごですけど・・・割れるとまずいから端を長めに加工しているんですよ」 実は、このお寺の小屋丸太は米ヒバです。 「小屋組みは松が定番だけど、虫に食われやすいから困るよ」木材検査の時、そんな悩みを伝えると・・・ 「一度、米ヒバを使ってみてくださいよ。値段は合わせますから」と、材木屋の社長。
確かに米ヒバは水にも強いし、強度も高い・・・もちろん虫にも食われにくい。これはいい提案だと採用しました。そして、10m以上の立派な丸太が大工さんの工場に運ばれてきました。ただ・・・米ヒバの欠点は割れやすいこと。大工さんをそれを心得ていて、加工に配慮しているのです。 「この丸太はまっすだから、桁との仕口がうまくいかなくて・・・」 なるほど、丸太は通直で、断面の大きさが天と地でほとんど変わらない。素晴らしい木材すぎて難がある!? 寺院建築の設計を手がけています。 http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
私が以前、水墨画を習っていたモンゴル人の留学生から電話が入りました。 「お久しぶりです。お元気ですか。実は、モンゴル人のお坊さんが来日しているんですが・・・菅野さんが設計した永保寺を見学させてもらえませんか」 「もちろんいいですよ。どういう方ですか」 「アジャ・リンポチェという方で、チベット寺院の高僧なんですよ」 話がよくわからないのでインターネットで調べてみました。すると、中国から迫害を受けて、今はアメリカに移住しているとのこと。時々日本にも来て、在日モンゴル人の心の支えになっている様子。まるでダライラマを彷彿とさせる話です。 早速、永保寺の保壽院さんに連絡すると・・・こころよく歓迎して下さるとのこと。正直ホッとしました。 当日目の前に現れたリンポチェさんは、とてもにこやかで、気さくなお坊様。老師様とお話をした後、山内寺院の住職様に案内され、庫裡、本堂を見学されました。
私がこの伽藍を設計したということを知ると、「このお寺はとても美しい。いい仕事をされましたね」と褒めてくださいました。 その後、ちょうど屋根の桧皮を葺き変えている観音堂の工事現場をご覧になり、その職人の仕事ぶりに興味津津。 「文化大革命で伽藍が破壊された後にお寺を再建したときには、私も一生懸命デザインしたんですよ。建築が大好きなんです」と、にこやかに話してくださいました。 約2時間の出会いでしたが、とても楽しいひと時でした。ご協力いただいた永保寺の皆様、ありがとうございました。 寺院建築の設計を手がけています。http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
神奈川県で木造本堂を造っています。 先日は現場で鉄筋検査、コンクリート検査を行いましたが・・・今度は飛騨高山の大工さんの工場で、木材加工の検査そして、彫刻の打ち合わせです。 彫刻を担当する彫り師も八王子から出向いてくれました。 本堂の中の虹梁に彫刻を施すのですが、その前に、大工さんが図柄に合わせて袖切り、眉欠きの加工を行ないます。 当日、彫り師さんが図柄の原寸図を持参してくれました。彫りのモチーフについては今まで検討を重ね、1/5のデザイン図も描いてもらいました。ただ、まだまだ詰めが不十分です。原寸図を順番に並べてみました。
「どうも統一感がないなあ・・・」「まだ、いろいろ書いてみただけですから・・・意見を言ってもらえば直しますよ」 「やはり、ストーリーがあった方がいいんじゃないかなあ。例えば、蓮は、つぼみから満開になっていく様子とか・・・」「なるほど」 打ち合わせは順調に進み・・・「これでわしらも仕事ができます」は棟梁。 ただ、龍の彫りものについては、改めて原寸図を描き、チェックし直すことになりました。 寺院建築の設計を手がけています。http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
15,16,17日と二泊三日で神奈川県へ出張してきました。 先ず、海老名市で造っている木造本堂基礎のコンクリート検査を済ませ、次は川崎市内の木造本堂の耐震診断調査へ。
ただ、弊社のスタッフ4人は、15日の朝から車で川崎へ向かい、3日間みっちり調査。というのも、川崎市内の2か寺から同時に診断依頼をいただいたのです。本当にありがたいことです。 16日のお昼頃、わがスタッフたちと合流。皆元気に調査に励んでいる様子を見て、ホッとしました。 そして、夜は5人、川崎のネオン街へ。飲んで食べて、楽しい時間を過ごしました。わがスタッフは仲が良くて、本当に幸せです。 翌17日は、私だけ電車で事務所へ。スタッフたちは、高速で渋滞にはまり7時間かかったというのに、私はたった3時間半の快適旅。申し訳ありません。 しかし、世の中そんなに甘くない。愛知県の現場で問題発生!事務所へ帰るなり車で現場へ。お陰で夜は泥のように眠りました。 寺院建築の設計を手がけています。 http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
東京都港区の根津美術館へ行ってきました。 表参道のお洒落なショップを見ながらてくてく歩いていくと、やがて竹の生垣が見えてきました。そして、多くの人が出たり入ったり・・・きっとあそこだな。と思って近づいていくと、やはりその場所が根津美術館でした。 それぐらいさりげない外観です。和風と言えば和風ですが、造形的には見せ場がないというか・・・わざとなくしているというか。ちょっと表現が難しい建物です。
生垣をくぐると、こんどは外壁に竹が貼ってあります。そして、頭の上には長く伸びた軒。つまり、アプローチは竹に囲まれている感じです。 それにしても、軒の仕上げは、ブリキだったり安っぽい木毛板だったり・・・なんか奇を衒っているようで、もうひとつ腹に入りませんでした。 ロビーは屋根形状をそのままインテリアにして、竹の突き板を張ったボードを吊ってある感じ。お洒落なのか、安っぽいのかよくわかりません。ただ、庭の光がまぶしすぎて、ちょっと落ち着かないロビーでした。 こう書いてくるとお気づきだと思いますが・・・あまり感心しませんでした。実は、当日は「尾形光琳展」が開催されていたのですが・・・この画家をどうも私は理解できません。 以前、東京博物館で、俵屋宗達の風神雷神図を光琳が模写した絵を見ましたが・・・何で、この画描きはわざわざ下手に模写してこれでよしとしているのか?何を描こうとしているのか?私の大好きな絵をけなされているようで気分が悪くなりました。 この美術館に好感を持たなかったのは、そんな企画展のせいもあったのかもしれません。 寺院建築の設計を手がけています。http://www.sugano-k.com/jiin/index.html
神奈川県で豪壮な木造本堂を造ります。 堂内の虹梁には彫りの深い彫刻を施します。その図柄が彫刻家から届きました。
図柄のモチーフについては、住職と建設委員の方々の意見をお聞きしながら、詰めてきました。図柄は墨画で縮尺五分の一で描かれています。 龍の首が長すぎるようですが・・・「立体的に見える彫り方を第一に考えながら描いていたら、首が長くなりすぎてしまいました。ごめんなさい。原寸図を描くときに直します」というコメントがそえられていました。 「天女は美人にしてね」は住職のご要望でしたが・・・ 全ての図柄を壁に貼って、約1カ月眺めました。「まあ、これなら先に進んでもいいかな」そんな気になってきました。実は、ぱっと見た時気に入っても、だんだん嫌になってくるデザインがあるのです。毎日毎日身の回りに置いて、飽きない。これが一番いいデザインだと私は思っています。 明日は、棟梁の工房へ出向き、虹梁の荒彫りの打ち合わせをしてきます。 寺院建築の設計を手がけています。http://www.sugano-k.com/jiin/index.html │<< 前のページへ │一覧 │ 一番上に戻る │ |
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