草津白根スケッチ紀行
火口にエメラルド色の瞳をたたえた、白亜の城砦。それが、草津から広い高原を上り詰めた頂、白根山。白く光る花崗岩の山頂を右に迂回して45分ほど歩くと、美しい芳が平の高原が見えてくる。そんなに急ぐと山が逃げるよ, ゆっくり行こう、ゆっくり行こう♪口笛吹いて汗をぬぐえば,山のヒュッテの赤い屋根・・・♪山の歌そっくりの赤い屋根は、「芳が平ヒュッテ」ヒュッテは、普通の山小屋とは違い、とても心地よい雰囲気。小粋な内装、かかっていた音楽にふさわしい上品なママさん。コーヒー一杯で帰るのは惜しいと思った。冬はボッカしないと食料が運べないと言うのに、冬でも予約が入れば、買出しに行って丹精こめた料理を作ってくれるそう。今度は、ゆっくり泊まって、一日中、高原でのんびりしよう。ヒュッテのホームページは芳が平ヒュッテヒュッテの裏には、広い湿原が広がっている。緑色の水面は、湿原が描く多様な陰影のキャンバス。湿原を散策すれば、澄んだ水面が心を洗う。秋の草紅葉の頃には、錦色に映えそうな気配。見慣れた夏雲も、池の表に映ると、装いを変える。空が「高い」も、海が「深い」も、同じ言葉の国があるそう。この夏雲は、高い空から深い紺青の池へ降り立った、貴婦人のように、気高く鮮やかに変身。軽井沢から草津へ抜ける途中に通るのが嬬恋高原。ソフトパステルで描いた絵は、その「嬬恋高原」このプログが気に入ったらクリックしてください。