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テーマ:ニュース(99437)
カテゴリ:日記のようなもの
<体外受精児>10万人超す 02年は76人に1人
上記のニュースを今日見たわけですが、先日人口減少の問題について書いた時に、今年の時点ですでに人口の自然増は、8~10万人程度とされていました。 つまり、です。 体外受精、という、ほとんど無理矢理、命を誕生させる分を含めないと、既に人口減少は始まっている、という言い方も出来るかと思います。 上記記事の中でも触れられている顕微受精を、以前、何かのTV番組で見た事があるのですが、率直な感想としては、 『そこまでするか?!』 というものでした。 顕微鏡を見ながら細い針で卵子に精子を直接注入するって、もう既に大切な何かを踏み越えてしまってる気がするのは私だけでしょうか。 (もちろん自分がそういう立場に置かれていたら、その手段を採っていなかったとは断言出来ませんが) しかしその手段だけでも3万人以上が現実に産まれていて、彼らの分を引くだけで、人口は統計上減り始めている事になる、って何かすごい事のような気がします。 出生率が落ち、子供が欲しくても授からない人達は、ますます体外受精などの補助手段に頼るようになると思います。現在でも受精率は20-30%だそうです。(上記記事中のデータ) そうすると非常に近い将来、例えば年間出生数100万の内、15万~20万以上は体外受精から産まれてくる事になりそうですね。 余談かも知れませんが、だから生命の誕生についての教育とかも様変わりしてきそうです。 子供「パパ。わたしはどうやって産まれてきたの?」 今までの父親「お父さんとお母さんがセックスして出来たんだよ」 だったものが、 子供「パパ。わたしはどうやって産まれてきたの?」 将来の父親「お父さんの精子とお母さんの卵子を試験管の中で混ぜ合わせてお前が出来たんだ」 ・・・。 自分で書いててなんですが、 ロマンもへったくれもあったものじゃないですね。^^; 例えば将来的に、自然受精と体外受精による出生が半々になったりすると、冗談ではなく、子供たちの間で分化が生まれそうな気がします。 自然受精の子供たちがこんな風に悪口を言うのかな。 「やーい、お前ら、無理矢理作られて産まれてきたんだぞ!本当なら産まれてこれなかった連中のくせに!」 (自分で書いてて何ですが、酷い悪口ですね・・・。) まぁ言い返し方としては、 「それでもパパもママも私を欲しがったから、私は産まれてきたのよ!」 でいいのでしょう。 ハイ、ここから先は私の勝手な想像です。 望まれて不自然な手段で産まれてきた子供達は、まだいい。 救われているとさえ言えます。 けれども、両親が子供を望んでいなかったのに、体外受精で子供を作るような義務がもし社会の中で発生したら、そんな風に産まれてきた子供達の救いは一体どこにあるんだろう。 もしそんな義務を押し付けられるとしたら国しかいないのですが「あなた達は国の存在の危機を救う為に産まれてきたのよ」と言われて、納得して生きていくのは辛そうな気がします。 とても。とても・・・。 ほんとに勝手なただの想像ですが・・・。 あとこんなニュースもありました。 晩婚化と離婚率の上昇は世界的な現象だそうです。 個人的な考えですが、人間が死ににくくなってきてる事が関係していると思います。 つまりネズミとかがそうですが、寿命が短ければ短いほど、次の世代を作りそれが育って再生産を始めるまでのプロセスが短い。つまり回転が速い状態ですね。 逆に、寿命が伸びれば伸びるほど、次の世代を残し育て彼らが再生産するまでのプロセスが長くなる。ゆったりとした回転になる。寿命がまだ長く残っていて、安定している(すぐに死にそうにない)ので、自分の遺伝子を無理に遺そうとはしない状態、という事になるでしょうか。 種族全体としての平均寿命が延びているところに全体の出生数まで上昇すれば、それは現在の自分の生活環境(条件)を破壊しかねないので、そういったバランス感覚も人間(動物として)のどこかにプログラムされているのでしょうかね。 ここら辺の事は、ずっと書いてる物語の中とか、これから書く『バジリスク』の中などで触れていこうと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.01.28 02:42:45
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