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テーマ:ニュース(99408)
カテゴリ:日記のようなもの
まぁ、よるべない毎日なわけですが、期待されていた(?)ニュースはやはり飛び込んでくるわけで。
クルド、政教分離を要求 憲法起草で早くも火花 お笑い種なのですが、本心で言えば独立して自分達自身の国を作りたいクルド勢力が、イラクのイスラム教国教化の歯止めの最先鋒になりそうなわけです。 だから独立過半数を持つ勢力が、今後もその数と勢力を維持すると仮定するなら、クルドの独立を支持してやる代わりに、イスラム教の国教化を認めろ、という取引をしてやるのが、一番手っ取り早いでしょうね。 で、ここからが本題なのですが、例えば国民の100%がある宗教を国教化する事に賛成した場合、それは民主主義の結論として「そうされるべきこと」になります。 政教分離というのは、あくまでも、考え方の一つにしか過ぎないわけですから。 民主主義国家という言葉の内実として、憲法一つをとっても、どの国の間でもその内容は違うのですから、当然の帰結として、『ただ一つとして同じ憲法を持つ民主主義国家はいない』ということにもなります。 唯一の例外としては、その統一憲法の元にまとまろうとしているEUの国々があるでしょうね。 そしてイランの核開発問題について言えば、例えばイランが民主的な選挙に選ばれた民主的な政体によって、『核兵器を装備したい』という事を選択した場合、これを外国の圧力で否定する事は、すなわち当事国の選択の自由の侵害であるわけです。この問題に関してはだから、当地の人達の意見は抹殺されていることになり、『人々の意見は平等である』という考えは建前にしか過ぎません。 アメリカ国内の一票と、イランその他の国々の一票はだから、全く重みが違うという事になります。 新生イラクが将来イスラム教を国教化するかどうかに関していえば、されないでしょう。アメリカが否定するだろうから。笑 イラク政党の議員全員が、国会で核兵器の装備を決めたとしても、これは絶対に国外からの圧力で潰されます。100%です。 となれば、もうお分かりの通り、イラク国内で何を決めようと否定される事は否定されるという、民主主義なんて屁みたいなもの、という結論が導き出されるわけです。 遠い遠い将来に、中東の国々が全て民主的な政体に変わり、EUのようにまとまったとしても、その軍備に核兵器が含まれる事は、EUやアメリカその他の国々によって否定されます。 皮肉な事に、最低でも中東からの石油資源が枯渇しない限り、否定され続けるでしょう。 人と人は等しい存在では無い。 そんな証明の一つだと思います。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.02.19 18:17:19
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