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慶大三田キャンパスの学園祭と、東大駒場キャンパスの学園祭に行ってきました。
先日ネット巡回してたら、何となくやってたんで。 結論から先言っておきます。 受験生も高校生もそうでない人達も、行ける人は両方行ってみると違いが鮮明にわかります。 どちらかしか行けないのであれば、東大の方をお勧めします。 慶応大学の方は、高校の文化祭を大規模にしただけ、です。 お祭り、としては楽しめるでしょうし、来訪者数は全国でもトップクラスでしょうけれど、日本を代表する私立大学の学園祭としては、非常に不満足な内容でした。 逆に東大の方は、1、2年生しか(基本的に)いないキャンパスなんですが、そのせいもあるのでしょうか、誰が"自分達を"見に来るのか、自分達にしか彼らにできないことは何なのか、という非常にマーケティング意識を感じました。 慶応は私学で、東大は国立なんですが、学生の意識の差は、催し物にも展示にも、歴然としてました。 さて、まずは慶大の三田祭から。 印象としては、模擬店やイベントに注力し過ぎに見えました。 別にそれが悪いとかって言うわけじゃありませんが、そんなのは慶大でなくても出来ますよね? 私はこんな性格なんで、慶大ってどんな大学なんだろう?、という興味を抱いて学園祭に行ってみたわけです。どんな学生達が、一般の人達を迎えるこの機会に、どんな趣向を凝らしているのか、楽しみにしてたわけです。 特に、アカデミック(学術的)な部分で。 別にそれが無かったわけじゃありませんが、全体の1/10も無い感じ。 しかもその半分以上を占めるゼミの発表スペースが集中させられてたのが南館という所なのですが、地上からは直接行けないようになってましたし、西校舎というところの地下2階の下まで降りてさらにものすごくわかりにくい順路とわかりにくい入口から入ってようやくたどり着ける場所でした。 あまり広くないゼミの教室一つにつきだいたい5~6組くらいの展示がされていたのですが、その展示方法とかもあまり評価できませんでした。 想像してみて下さい。 わずか3-5畳くらいのスペースに机と椅子を並べて4-6人くらいが詰めてて一斉に自分の方向いてきたら、すごいプレッシャーかかりませんか?彼らの背後の壁に貼られている展示物なんて怖くて見にいけなんてのがいくつもありました。2畳くらいのスペースに一人がぽつねんとしてるところとかもありましたけど。何も展示物も無いとか。ゼミの論文らしきものを500-1000円とかで販売してるとこもありましたけど、あの雰囲気でゆっくり手に取ってみたいとも思えませんでした・・・。 院校舎の方はまだ雰囲気的にマシでしたが、ここも内容的には似た様なもの。 というかですね、でかい紙に手書きで書いてとか、パソコンから印刷した資料を壁(仕切り)に貼り付けていくだけなんて、今時小中学生にだって出来ますよね? 大学生が書いた力作なら、腰を落ち着けて読まないと、というか読ませてくれ、という感じ。 こういうシチュエーションこそ、インターネットの双方向性を活かすべきじゃありません? 三田祭の公式サイトから、各ゼミの論文や資料などに(期間限定で)アクセス可能にして、掲示板(スレッド)なども用意すれば、物理的には慶応大学に行けない人達でも、学園祭に参加できて、学生達ともコミニュケーション取れるわけじゃないですか? 同じゼミの中でも意見が違う学生がいていいわけだし、むしろそんなやり取り(授業中のディスカッション含む)などが動画ででもアップされてる方が、ヒマ過ぎてトランプやってる彼らの姿見るよりは何百倍もマシだと思うのですが如何でしょうかね? 個別に興味引かれたゼミ発表の一つに書籍マーケティングのものがあったのですが、今時ネットでの書籍販売(Amazonなど)を考慮に入れない調査して、無意味とは言いませんが、かなり片手落ちな印象を受けたりしました。 有名人呼んで講演させて箔を、てのもいいですがね。2日目の今日、JR東海のトップらしき人が来てたんですが、全く脈絡が有りません。慶大が、なぜ今年呼ぶ必要があったのか、全く訪れた側からすれば不明です。受け取ったパンフには東大卒って書いてあるからOBでも無いし、お題も「リーダーシップのあり方」はともかく「国鉄分割民営化からリニアへ」って、どうなんだろ。今年じゃなきゃダメ? 民主党の政治家呼んでというイベントも昨日あったみたいですが、まぁね、個別の名前を挙げるのは控えておきます。敢えて言うなら、あんな二人呼んでも自分の所の格落とすだけじゃないのか?、とか私は感じましたが。 慶応ボーイ(高学歴のイケメン)目当てかどうかは知りませんが、若い女性はほんとにたくさん来てました。が、あえて言うならそれだけ。 慶大生に言うなら、こんな言葉かな。 もうちょっと、慶応大学の塾生でないと出来ないことやってみたら? さて次は、駒場祭。 入口付近で東京大学新聞が売ってたのですが、2部あって、片方は受験生向け特集号でした。発行日は9月のものでしたけど、「誰が自分達を訪れているのか」、ちゃんと意識してますよね。(慶大の方も意識してないわけじゃないでしょうけど、あの学園祭から伝わるかも知れないことは、せいぜい"楽しいキャンパスライフ"でしょう) 1-2年の教養課程のみなんでゼミ発表スペースなどはありませんが、それでも、学術的というか、東大という教育機関の雰囲気を、訪れた人達が感じられる趣向に仕立て上げられてました。家族連れも多かったし、ゲーム同好会みたいなところで、多人数が囲碁やトランプやオセロなどに興じたり、そんなもんでいいんですよ。相手が東大生なんですから。 ロボコンの展示とかもありました。今までの戦績とかも掲示されてましたし、参加した時の録画も大スクリーンに再生されてました。それだけでなく、実際に開発されて使われたロボットを操作できるスペースまで用意されてましたしね。 三田キャンパスは、確かに理工学部はいないかも知れませんが、1-4年がいます。展示の質一つ取っても、平均的に、かなり見劣りがします。 でかい紙に手書きで書いたような粗末な展示物とか、プリンタから出力したのをそのまま貼りつけたようなのは、ほぼ見かけませんでした。(模擬店以外では) ちゃんと東大のロゴが入った、そのまま企業の展示パネルとしても使えるような物。 本郷キャンパスの学園祭を見に行ったことが無いので正確な評価はできないかも知れませんが、少なくとも私が駒場祭を見た限りでは、「誰が見に来ても日本の最高学府として恥ずかしくないレベル」が意識されていました。 ロボコンだと慶応にフェアじゃないかも知れないので、こんな展示スペースの写真だけ載せておきます。 ![]() まぁ駒場祭の方も、別に全部が全部パーフェクトってわけじゃありませんが、見比べてみると、学校の違いというものが如実に感じられます。 <まとめに代えて> 長々と前段を書いて参りましたが、先日こんな日記を書いてた通り、日本の大学は日本の学生だけを気にしてればいい時代は既に終わっています。 日本の大学はもちろんそれぞれに海外からの留学生を募っているでしょうけれども、そう、果たして海外からわざわざ日本の高レベルの大学に行こうと思ってくれた人がいたとして、東大と、そして慶応と、そのどちらを選ぶかと言えば、もし今日の学園祭を見比べた場合、その答えは非常に偏ってしまうでしょう。慶応にどうしても学びたい教授がいる、とかいうのでも無い限り。 学園祭は学生(塾生)の自主性に任せるというのは確かに大事でしょうけれども、外部への貴重なアピールな場でもありますので、大学関係者の皆様は「今まで通りでいいのか?」再考されるべきでしょうね。 学術的発表などにネットの双方向性を活かす点については、大学側の協力が必要でしょう。学生の運営側も大変でしょうけど、部屋割や分電盤やパンフレット作りやゴミのリサイクルなどに気を配る余り、「外部から何が求められているのか?」「自分達にしか出来ない応え方とは?」という視点を見失わないでいて欲しいものです。 東大、やっぱ日本の最高学府なんだなぁと感じたのは、学園祭の内容からもそうなんですが、通産省からの説明会のポスターが貼ってあったことからも感じました。まだ1-2年のキャンパスなのにね。(慶応の方では、まぁ場所にも依るんでしょうけど、一枚も見かけませんでしたが) [日記のようなもの]カテゴリの最新記事
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