|
テーマ:政治について(19773)
カテゴリ:政治関連
昨日の話の続きです。
中国は、謝罪と賠償を請求してきました。 まぁ、ここで脊髄反射しそうになります。 が、応じなければいいだけ、の話でもあるように見えるんですが。 実はそうでもありません。 以前から中国とアメリカの間には阿吽の呼吸のやり取りがあるなぁと感じてはいるんですが、今回もそれに近いかなと。 日本が同じ土俵に登ってくるのを両国は待ち望んでいるんですが、応えられていません。 中国は、外部ブレーキを必要としています。 国内世論を上手にソフトランディングさせる為に、日本だけで力が足りないなら、頼るべき、頼れる相手がいるんじゃないの?、と暗にサジェッション(提案)してきているんです。 今回私は沖縄方面をぐるりと回ってたりするんですが、当地で感じたのは、米軍に対する根強い意識抵抗です。本土からは想像もつかないくらい。決してプロ市民団体によるアジテーション的なものではありません。 宮古島への米軍掃海艇の親善訪問の反対とか。 嘉手納の米軍機が那覇空港とか普天間を利用する事に反対したりとか。 普天間の県外移設を求める市議会や知事がいたりとか。 でもね、現地議会も、今回の中国の領海侵犯に関する日本政府の対応には、全会一致とかで、毅然とした対応を求めてたりするわけですよ。 矛盾してません? 自分たちだけでどうにかできない相手なら、アメリカだって日本の手を必要としているんだから、素直に協力関係をもっと進めましょうよ。 中国が仮に武装漁船を送り込んできたとしても、日本の海上保安艇や自衛艦だけでなく、アメリカの船が近くの海を航行するだけでも、強力なストッパーになります。 中国国民も、今、アメリカと戦って勝てると思うほどバカではありません。 中国は更なる軍拡への理由付けと、共産党政権のしばらくの安定継続を。 アメリカは、現状保有戦力でも、東シナ海の当面の安定を。(それが数年から10年程度だったとしても) その先にあるのは、おそらく中国主導の中国近海の支配に近いものになるんでしょうけどね。漁業とか天然資源を諦める代わりに、周辺諸国は軍拡競争から降りられるとかいう事態になるんでしょうが、それが実現してくるのは20年以上先じゃないかなと。(中国が現状での軍拡と装備の近代化を続けられたとして) 日本がすべきこと。 謝罪と賠償には、間違っても応じてはいけません。 レアアース云々は、WTOなり国際世論に訴えれば、中国に勝ち目はありませんから。しばらくの不便は蒙るかも知れませんけどね。その場合、日本は一方的に被害者の立場を主張できます。 それから、沖縄県民が、目を覚ますこと。 漁業の自由が取り上げられるだけじゃすまない事態を、日本政府だけでは避けられないなら、自分たちにできることは何か。 そういった「進歩」こそを、アメリカ政府、そして中国政府も、日本と日本国民にうながしているのではないかと。 さて、それでは本日の旅に出かけてきます。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2010.09.25 08:13:32
コメント(0) | コメントを書く
[政治関連] カテゴリの最新記事
|
|