今日の都内の気温は30度を超え、真夏日となりました。天気予報も刻々と変化し、「あてにすんなよ」と言わんばかりです。
　平日は朝から晩までお仕事なので、相変わらずの散歩ネタとなります。

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　今日は両国地区まで足を伸ばして（と言っても片道10分もかかりませんが）みました。
　このあたりは、「墨田区横網」という住所で、両国国技館、旧安田邸庭園などがあります。今日の目的地は横網（よこあみ）町公園です。


　日本庭園の脇を進むと東京都慰霊堂・震災記念堂があります。ここは死者5万8千人といわれる関東大震災をうけて、永遠の平和を祈念して建てられたものですが、その後大空襲で震災の数倍という犠牲者を出すに至り、東京都慰霊堂と改められたものです。


　慰霊堂の反対側には震災復興記念館があり、当時を物語る絵画や品物が展示されています（無料）。
　程よく冷房の効いた館内には見物客はおらず、私一人で見て回りました。展示品は主に震災時の状況を描いた絵画や写真、火災で焼け爛れたガラス瓶や生活日用品などです。

　関東大震災では多くの人が火災で亡くなったといわれますが、当時の悲惨な状況が想像できます。


　焼けた自転車も展示されていました。鉄製のフレームが半ば溶けています。


　工場の跡地で見つかった鉄の固まり。実はこれ、25樽分の釘だそうで、熱で溶けて固まりになってしまったということです。

　先ごろ中越を襲った震災では11人の方がなくなりましたが、火災が発生していれば更に被害が拡大していたと思います。

　地震は避けられませんが、火災は防げます。私も今一度火災予防に関する考えを新たに身の回りを見直してみようと思いました。