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2009.04.03
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 年度も改まって呆けてばかりもいられませんので、ここらでちょっと真面目な話。

 現在、Oyajiが知る限りで自転車に関する法政令は、地方条例を除いて以下の4つです。


(1)自転車の安全利用の促進及び自転車等の駐車対策の総合的推進に関する法律

(2)自転車道の整備等に関する法律

(3)道路交通法

(4)道路法,道路構造令(政令)



 実際にはこういった法令・政令は広く世に知られているとは言い難いので、「こういう決まりがある」というだけの存在になってしまっています。

 交通ルールというものは皆が守って初めてその安全確保という効果が発揮されるものですよね。例えば「左側通行」という基本的なルールも、皆が左側を走行すればこそ交通安全につながるのであって、一人でも右側を走ればたちまち危険な状況になります。

 「左側通行」の「左側」には特段の理由は無く、別に右側でもよかったのです。

 「車は左」と最初に誰かが決めたから左になったに過ぎません。

 大切なのは「皆が揃ってどちらか一方向に進む」ということですよね。つまり教えられなくても常識で判断できるという類のものではなくて、「左ですよ」と誰かが教えてあげないと認識できないものなのです。

 また、物理的には右でも左でも走ろうと思えば走れるわけで、道路の構造が左側専用に特化しているわけじゃありません。例えば逆走するとたちまちパンクするような棘が生えているわけじゃないってことです。



 ルールが安全走行に於いてどれだけ大事なものか、スポーツサイクルに乗っている皆さんであればよく理解していることだと思います。

 車道を30Km/hを超えるようなスピードで巡航している人なら尚更です。

 十分判っていることとは思いますが、そういう行為(高速走行)は「皆がルールを知って、そして守っている」という前提の上に成り立っているということです。

 例えば進行方向左手の歩道をこちらに向かって走っていたママチャリが、歩行者が邪魔になって突然車道に下りてきたら・・・・ママチャリ側からは歩行者が盾になって、車道最左側を走るあなたが見えていません。

 目の前に突然ママチャリが出現し向かってくる。あなたは30Km/hで突っ込んでいく・・・・

 そんなことを考えたら怖くて走ることが出来なくなっちゃいますね。

 確かにこれで事故になっても自分の正当性は主張できます。相手の過失を証明することも簡単でしょう。でもそんなことが目的で法律があるわけじゃないですよね。

 守られてこそ効果を発揮できるなら、守ってもらうための努力は必須です。

 ところが啓蒙・告知・取締りなど、やるべきことがなされていないのが現状です。歩道を走るママチャリや、毎朝遅刻しまいと信号を無視して突っ走る高校生に、自分の行っている行為が如何に危険であり周囲も危険に晒しているということを伝えるという大事な部分が抜け落ちています。

 もっと単純に言うと、「自転車は車道の左を走るのが原則」ということすら知らない人が多く、そんな人があなたの前からたくさん向かってきているんです。

 事故が起こって初めて、過失が誰にあるのかを明確にする基準としてしか機能していない法律なんて・・・。

 法律が有効に機能するためには

・十分な告知と教育
・法律遵守の精神
・施行に耐えうる環境(道路等のインフラ整備)

 が不可欠です。ところが今はそのどれもが欠けている様な気がします。

 ルールだけ作って運用は考えない、そんな未成熟な道路事情のなか、自転車人口だけがどんどん増えてゆきます。

 最近増えてきつつあるイベントなどは啓蒙活動には良い機会ですね。様々な団体がイベントを主催していますが、そういうものに積極的に参加できるような環境を作っていくことも効果があるかもしれません。

 もっともっと初心者が気軽に参加できるようなイベントを増やすべきだし、そういう社会的意義を持ったイベントには地方自治体は積極的に後援していくべきですね。

 また、JCA(日本サイクリング協会)などの団体に加入することもそういった今まで知らなかった情報を得る良い機会だと思います。法律だけでなく、こういったJCAなどの団体の存在自体ももっと広く告知していくべきでしょう。

 Oyajiも自転車に乗る1人として、ささやかであっても自分に出来る事を、これから見つけていこうと思います。

 今後、折を見てこれらの法規についても書いていこうと思います。





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Last updated  2009.04.03 06:33:10
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