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メキシカン・アメリカンな暮らし

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幸せな結婚生活の為のゴールデンルール

幸せな結婚生活の為のゴールデンルール


結婚した際に、結婚式を挙げた小さなオフィスで、
『Just married, go away!(新婚ほやほやなんだから、二人きりにして!)』
と書かれたドアノブにかける紙製のサインと、
『Golden rules for a happy marriage
(幸せな結婚生活の為のゴールデンルール)』
が書かれた用紙を一枚もらった。

結婚してから数年も経った今では、
例の、ドアノブにかけるサインが何処に行ったか検討もつかないのだが、
幸せな結婚生活の為のゴールデンルールが書き綴られた用紙は
今でも大切に残している。

今もこうしてゴールデンルールの数々を眺めながら、
『お互い、ゴールデンルールを盾や矛にして喧嘩した事もあったけ、、、。』
などと思い出しながら、思わず笑ってしまうのだが、
このゴールデンルールに慣れた頃から徐々に喧嘩から話し合いに変わり、
事がよりスムーズに行くことが多くなったような気もする。



・ゴールデンルール#1:Never both be angry at the same time.(二人して怒るな。)

二人とも怒ってしまったらまず話にならないし、
感情的になってしまうと、
よけいに自分の気持ちや考えを相手にうまく伝える事が出来ないので、
二人ともイライラ感は一層深まるばかりで、
がんじがらめの状況になってしまう。
夫も私も短気なので、怒りそうになったら
気分を落ち着かせてから話すようにしている。



・ゴールデンルール#2:Remember it takes two to make a quarrel.(相手無しでは喧嘩は成立しない事を肝に銘じよ。=喧嘩はどっちもどっち!)

相手が一方的に起こしたことが原因であった場合は例外としても、
たいていの場合、喧嘩の原因は何であれ、
喧嘩をするという行為は、二人以上の人がいて初めて起こりえるものである。
だから、喧嘩を始めたことに関しては、
『貴方が悪いのよ!』や
『君の所為で喧嘩に至ったんだ!』などと、
お互いには言えないのである。


・ゴールデンルール#3:Never yell at each other unless the house is on fire.(叫ぶのは家が火事になった時くらいにしておけ。)

私たち夫婦の場合は、叫ぶというよりは
声の調子が段々荒くなっていったりするのだが、
二人のうちどちらかが声を荒げた調子で話し続けると、
平静を保とうと一生懸命のもう一方のほうはたまったもんじゃない。
私たちの場合、誰か一方が声を荒げ始めると、
最終的には二人ともギャーギャーと喚きたてる結果となり、
「お互い誰も聞いちゃいないよ。」という状態になっては、
物事の解決どころではなくなることもある。
声が荒くなりそうな時は、極力ゆ~っくり喋るようにしたい。



・ゴールデンルール#4:If one of you has to win an argument, let it be your mate.
(どうしても勝ち負けを決めなきゃいけないのなら、勝ちは相手に譲れ。=折れることも大事である。)

実は、このゴールデンルールだけはどう~も納得がいかない。
それは私が頑固でプライドが高いからだとは思うが、
自分が勝つべきの時に相手に勝ちを譲るのはなんと不愉快な事か、、、。
そして夫も同意見である。
どうせなら、双方とも損をせず、
むしろ双方ともが満足出来るような状況
(Win-win situation:ウィン・ウィン シチュエーション)
を生み出せたら最高であるのだが、
時には、「折れることも大事」ということは頭では承知しているつもりだ。


・ゴールデンルール#5:If you must criticize, do it lovingly.
           (批判をするなら、せめて愛情を込めて。)

アメリカには最初にいい言葉、
つまりクッションワード(枕言葉)を言ってから、
その後に批判をしたり苦言を呈する言い方が多用されているようだ。
夫も良く使う方法だが、
何かをお願いする時も同じで
『料理も洗濯もしてくれて、しかも弁当まで作ってくれて有難う。
でもコンピュータールームの整理が行き届いていなくて
居心地が悪いから、片付けてくれないか。』という感じである。
言い方によっては、『巧みに操ろうとしているのでは、、?』
なんて疑心暗鬼になってしまう事もなくはないが、
『コンピュータールームを綺麗にしてくれないか。』よりは
よっぽど響きがいい。
これは私が夫から見習いたいなと思う方法だ。


・ゴールデンルール#6:Never bring up mistakes of the past.
           (過去の過ちを話題に持ち出すな!)

これは重要!
これは実践する価値あり!
(、、、などと褒めまくる私は、
過去に沢山の間違いをこしらえたのであった、、、;)
でも実際、今起こった事に関しての喧嘩の最中に
過去の過ちを持ち出してきては
話が解決するどころか、腹は余計立つし、
論点はずれるしで収集がつかない羽目になる恐れもある。
過去の過ちを持ち出したい気持ちはぐっと抑えた方がいいだろう。
そういった意味でも、
今起こった過ちに関しては
早めのタイミング(かつ、いいタイミングで)で
話し合いをした方がいいと思う。



ゴールデンルール#7:Neglect the whole world rather than each other. 
(あとはどうでもいいという気持ちでもいい。だが、お互いをないがしろにするな。)

これがなかなか出来ない夫1号。。。;
彼の家族が大切なのも分かるし、
他をどうでもいいと思え!とは言わないが、
特に家族の気持ちを大切にして優先にしてしまうが為に
私の気持ちに対する配慮を忘れてしまいがちになる事もしばしば、、、。『私は一体貴方にとって誰?』と聞かないとやっと気付けないところは、『ここが君の家だぞ』と私に説教するところと
矛盾しているような気もするのである。



・ゴールデンルール#8:At least once every day say a kind
or complimentary work to your life partner.
    (せめて褒め言葉や優しい言葉の一つを毎日相手に言ってやれ。)
タオルを手渡しただけなのに
「有難う」と真心込めて言ってくれることとか、
「その服本当に似合っているね。
君の為に作られたんじゃないかと思うくらいだよ。」
などの褒め言葉を恥ずかしげもなく言ってくれることとか
それだけで嬉しくなるものだ。
(家事もはかどりまっせ~。笑。)
こういった言葉のコミュニケーションもやはりいつまでも大事である。



・ゴールデンルール#9:When you have done something wrong, admit it and ask for forgiveness.
           (自分が悪い事をしたと思ったら、
            素直に認めて許しを請え。)

自分が悪いと素直に認めるのは意外と簡単ではないが、
これは夫婦間でなくとも是非実行したい事だ。



・ゴールデンルール#10:When you're wrong admit it
             and when you're right shut up.
            (自分が悪いと思ったら素直に認めろ。
             自分の方が正しかったら黙っていろ。)

『だから言ったでしょ!?』と言いたくなるのを
何度堪えた事か、、、。(笑)
一度夫がある事で後悔してしまった時、
『だから言ったでしょ!?』も何も言わずにただ黙って居たら、
夫は『『だから言ったでしょ!?』って責めなくて有難う。』と呟いたが、このゴールデンルールの意味は
そこにあったのかと気付かされた瞬間でもあった。
自分がどんなに正しくても相手を思いやる事は優先したい。



・ゴールデンルール#11:Never go to sleep with an argument unsettled.
(問題が解決しないまま眠るな。=問題を翌日まで持ち越すな。)

一大事だと判断したら、
夫は二人の問題(まあ、姑問題以外、、、。苦笑。)が解決するまで
とことん付き合ってくれる。
例え、それが明け方までかかっても、
朝仕事に遅刻しそうになってもだ。
持ち越さないで済む所為もあって、
お互いわだかまりがなく過ごせる、、、。
そういうところはとてもラッキーだと思うのだ。



以上11のルールを書き連ねてきたが、
気付けば、殆ど喧嘩に対する心構えのようなルールである。
こうして眺めていると、
お互いに対する配慮は勿論、
配慮をする為に何らかの形で
自制をする事も大事だと気付かされるのである。

ルールがないに越した事はないだろう。
けれども、お互いを締め付けない程度のルールも
夫婦間にあった方がいいような気がするのだ。



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