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Makoto & Sachi/徒然草 (旅行・海外情報)楽天ブログ 【ケータイで見る】 【ログイン】


   
         ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

             新 春 の ご 挨 拶
       2007年賀状・氏名住所半消去

        う て や 鼓

         うてや鼓(つづみ)の春の音
         雪にうもるゝ冬の日の
         かなしき夢はとざされて
         世は春の日とかはりけり

         ひけばこぞめの春霞
         かすみの幕をひきとぢて
         花と花とをぬう糸は
         けさもえいてしあをやなぎ

         霞のまくをひきあけて
         春をうかがふことなかれ
         はなさきにほふ蔭をこそ
         春の台(ウテナ)といふべけれ

         小蝶よ花にたはぶれて
         優しき夢をみては舞ひ
         酔ふて羽袖もひらひらと
         はるの姿をまいねかし

         緑のはねのうぐいすよ
         梅の花笠ぬひそへて
         ゆめ静かなるはるの日の
         しらべを高く歌へかし

                  (島崎藤村・若菜集より)

  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪
 
    「アレヨ・アレヨ…」と速さを増す老いの時間の目まぐるしさが気になる中。又々人生75
    回目の誕生日を迎える新春が来てしまいました。

    まあ、そうした老いの里程標通過は、まともな世の中なら人としてむしろ喜ぶべき事でし
    た。それを素直に受け止め得ず、慨嘆半分に「来てしまいました。」などと書きたくなる私
    は余程の天邪鬼(アマノジャク)かも…。トホホ

    …で、何時までも巻頭を秋の装いの侭に放置しておくのも気がかりとあって、手っ取り早
    く昨年同様に巻頭画は今年も御覧のとおり年賀状公開で済ますことに決めました。更に
    又これに新春らしく藤村の「うてや鼓(ツヅミ)」をそえさせてもらいました。

    ただし読者の中には既にお手元に届いている知友縁戚等の方々も居られましょうが、
    一部重複閲覧を強いる結果となる無作法については何卒ご寛容ください。

    なお巻頭言に代えた藤村の詩は、今春から連載予定の下記一文の中で、旅の始めに
    先ず訪問した馬篭宿の島崎藤村文学館を念頭に選択掲載したものです。
    藤村が生きた時代を髣髴(ホウフツ)とさせる仮名づかい等、われわれと同世代の方々
    なら何となく懐かしさを感じさせる文体ではなかろうか…。また若い方々にも長閑(ノドカ)
    だった古い日本の新春ムードが何となく肌に感じられるのではなかろうか…。そんな思
    いで引用させてもらいました。

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古い日記を復刻しながら、去りゆきし人生の春夏秋冬を懐古 [全740件]

2007年1月25日楽天プロフィール Add to Google XML

  1月25日 マイ・ビデオ紹介 格安追求の旅 『青春18切符で行く日本縦断』《前後編通算No.49〔後編No.2〕》  (66)


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マイ・ビデオ紹介…ビデオを見直し書き残した一昔前の旅
青春18切符旅1997年夏・日本縦断…タイトル青春18切符旅1997年夏・日本縦断後編…サブタイトル

  格安追求
   『青春18切符日本縦断』
       前後編通算No.49〔後編No.2〕

    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

↓利用条件が書かれた青春18切符の表紙
利用条件が書かれた青春18切符の表紙.JPG

1997年8月21日
★上諏訪駅名物「ホームの露天風呂」で一汗流し上京。夜行快速で先ず日本海岸へ向かう!

§1 南木曽→塩尻
 さて、その難解地名の一つとして例示した南木曽駅から、木曽川沿いに男性的なゴツゴツした河床が続く木曽谷を抜け、次の目的地である上諏訪駅に向かう。

 途中の塩尻駅で乗り換える少し手前の駅で、馬篭のバス停から同じ経路を辿っていて仲良しになった二人組みが手を振って下車していく。父娘のような年恰好だが、単なる友達だと聞いた。鹿児島から遥々御嶽山を目指して旅してきたと言うが、私が「鹿児島から北海道まで《青春18切符》で縦走中……」と話すと、各地での印象を色々尋ねられ、ソンナコンナで話が弾んだ。

「鹿児島県で特に印象深かったのは……」と聞かれ、「県下至る所に温泉が湧き西鹿児島駅の近くにもヘルスセンター並みの設備が整った自然温泉の銭湯があってプールやテレビ付サウナ風呂まで完備していたのには驚きと羨望を感じました」と答えた。
 その銭湯での入浴客の話では、「今の鹿児島市内の銭湯は、殆ど同じように多種多様な浴槽や設備が整っているので、多くの市民は自宅に内湯がありながら家族共々車で銭湯通いをする」との事。私の故郷の伊豆も温泉地で有名だが、公営施設でさえヘルスセンター的な所となれば結構高い料金で、とても銭湯料金では利用できない。

 また「……そんな風呂好きな私ですから、これから始める北海道への長い乗り継ぎ旅に備え、上諏訪駅のホームに在ると聞いた名物露天風呂で一汗流してから新宿へ向かうつもりです」と言ったところ、 「へえ!そんな珍しいJRの駅があるのですか……」と、今度は彼らが羨ましげであった。


§2 塩尻→上諏訪

 こうして鹿児島から御嶽山を目指していた二人連れとの短い出会いを惜しんだ私は、先刻話題としたホームの野天風呂を目指して塩尻で長野・篠ノ井方面から来た列車に乗り継ぎ、気儘な一人旅気分を満喫しながら自然美豊かな信濃路をノンビリと上諏訪駅へ向かった。

 さて、その噂に高いホームの野天風呂は上諏訪駅一番ホームの改札口脇の一隅に設けられていた。脱衣所が少し狭くて混み合っていたとはいえ、ロッカー代の百円玉1枚で一風変わった温泉気分を味わえ、遥々と回り道して立ち寄った甲斐のある中々風流な岩風呂だった。

 泉質や効能などは調べ漏らしたが湯加減も私には程々で、汗も旅の疲れも一挙に洗い流させてもらえた。尤も仕切り板1枚向こうはホームだし、聞こえてくる構内アナウンスや列車の発着音が些か喧しくはあったが、これはむしろココならではのBGMと割り切れば却って忘れ得ぬ旅の旅情として楽しめ、大して苦には成らなかった。

 また見知らぬ者同士でも和気藹々と挨拶を交わし、旧知の仲のように四方山話に花を咲かせる光景も微笑ましく、ついつい長湯してしまった。まあソンナコンナで、なんと予定していた新宿まで乗り継ぎなしで行けた最終便普通列車に乗り遅れてしまう。その結果、約2時間待ちして途中の小淵沢と立川の乗り継ぎが必要となってしまった。

 些か時間を持て余し、甲府に居る知人のS夫妻に電話で近況伺いなどして過ごすことにしたが、今回の私の旅の計画を知ると、「礼文島のスコトン岬に自分の兄一家が居るので是非立ち寄って……」と強く勧めてくれる。でも今回の旅は旭川から夜汽車で往復2泊して、利尻・礼文両島を一日で観光して戻る予定だから、ご好意は大変嬉しいが時間的に立ち寄れそうも無いから……」と言って了解してもらった。なおS夫妻は、カナダのメープル街道ツアーをご一緒した旅友だが、帰国後に送らせてもらった私の不出来なホームビデオが縁結びとなり、以来お互い楽しく行き来して親交を深めている間柄である。

 斯くして知人へ電話をしたり、ホームのベンチで旅のガイドブックを読んだりして過ごした2時間ほどの間にも、勿論のこと何本もの特急列車が停まっては発車して行った。でもコチラは「シルバー青春18族」であるから、ジッと上目でこれを見送り又活字に目を戻す動作を繰り返すのみ……。<何も急ぐことはない、新宿で乗り継ぐ快速「ムーンライトえちご」は新宿を夜半近い発車だ。それに間に合えば上々>と自分に言い聞かせるうちに時間は過ぎていった。
東洋のスイス諏訪湖畔の温泉の駅★★中央本線・上諏訪駅
↑{東洋のスイス諏訪湖畔の温泉の駅
        ★★中央本線・上諏訪駅}
 と書かれた微かに消え残る記念スタンプ


§3 上諏訪→新宿 

 上諏訪からの車中では、「大阪から来た同じ昭和7年生まれで、スベシャル・オールドミス」と自己紹介して笑い飛ばす程、愉快な二人連れのオバはん達と話が弾んだ。これに合わせて私も「髭モジャながらスペシャル・クリーニング・オールド・オジンだから……」などと自己紹介。気さくな会話の花を七重八重と咲かせながら、途中二度ほど列車を乗り継いで上京の旅を続けた。そして話し話しするうちに、この二人も私も全く同じ列車を乗り継ぎ函館まで行く青春18切符仲間と判り、改めて道中ヨロシクと挨拶を交わし直す。

 ところが何と、もう都庁などの高層ビルの灯が見え始めた頃になり、新宿から乗る快速「ムーンライトえちご」の座席指定番号を尋ねたところ、なんと予約はしてないと言われ一瞬唖然。何故なら、私もキャンセル待ちで漸く入手できた指定券だった。なのに彼女達は大阪のJR窓口で「乗車前に買えば大丈夫乗れます」と教えられていたとの事だった。ともあれ「今からでは多分入手困難では…」という私の話を聞き、「どうしよう、とにかく急いで何とか切符を手に入れなければ……」と、到着を待ちかねるようにして大慌てで新宿駅の大階段を駆け降りていった大阪のオバはん達だった。

 だが、この快速「ムーンライトえちご」は確か新宿・新潟間は全車座席指定列車だった。だから運良く座席指定券を手に入れない限り、自由席の空席待ちを理由に乗り込む事も出来ない筈で、そう思うと他人事ながら気になった。それで下車してから念のため「みどりの窓口」で座席指定券の有無を調べてもみた。案ずるかな<キャンセルもないし、明日の便も満席です>とのこと。

 満席札止めの快速「ムーンライトえちご」はダイヤどうり23時09分、早くも眠り込もうとアイマスクを付けた多くの乗客を気遣うように、静々と新宿駅を離れた。
<東京から北海道へ向かうため利用できる長距離普通便は他に適当な列車は無かった筈。気の毒だが、あの二人連れは多分、東京見物でもして帰阪する事にしたのではあるまいか。それにしても、車中泊の安い旅をと計画していながら、目算が始めから頓挫してしまい、あのタフなオバはん達、さぞガックリしている事だろう…>などと思いながら、私は一人夜更けの東京を後に一路北海道の涯を目指した。

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【旅の思い出画像コーナー】

 ※誠に恐縮ながら、ビデオからの静止画作成方法を忘却。目下再チャレンジ中のため後日掲載といたします。《誠》 






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↓《以下余談》

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★今回初めて御閲覧の方々へ…
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★前半・西日本編(No.1~47)の閲覧案内
当ブログは、年末の家事を優先し先月末から長く連載を休んでおりましたが、新春から下記の方針で又ボチボチ続編を掲載していくつもりです。

なお続編はパスワードが何故か合わなくなり掲載不能となっていた、以前の「若水 誠」名義の【管理ブログ】が再開できたため、西日本編の後半(No.22~48)を掲載した「若水 誠8259」名義のブログから再び「若水 誠」名義のブログへ戻り、8月下旬に出掛けた日本列島の北辺探訪を主目的とした東日本の旅を後編(No.49~??)として掲載します。些か紛らわしいとは存じますが何卒この点を特にご注意下さい。

蛇足ながら移動方法不明の場合は、上のアドレス枠に下記何れかの「http://記号」を選択移植して適宜の掲載ページを開きご閲覧下さい。楽天ブログの画像掲載許容残量を考慮しての再引越しですので、ご面倒でもご了承下さい。

               記

★第1回(2005年09月02日)~第21回(年2005年10月08日)
 《1997.7.20沼津発小倉・薩摩半島各地・〃.7.22夜の鹿児島散策》
 Home欄アドレス→http://plaza.rakuten.co.jp/ozasaforum/
   ※ブログ名義人…若水 誠さん

★第22回(2006年04月16日)~第47回(同年11月30日)
 《1997.7.23屋久島・熊本・湯布院・別府・柳川他・〃.7.30沼津帰宅》
 Home欄アドレス→http://plaza.rakuten.co.jp/makow
   ※ブログ名義人…若水 誠8259さん

  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

★第48回(2007年01月??日)~第??回(年2007年??月??日)
 《1997.8.21沼津発・馬籠&妻籠・上諏訪・酒田・弘前・北海道一周・〃.8.28帰宅》
 Home欄アドレス→http://plaza.rakuten.co.jp/ozasaforum/
   ※ブログ名義人…若水 誠さん

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最終更新日時 2007年1月29日 22時41分15秒
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2007年1月18日

  1月18日 マイ・ビデオ紹介 格安追求の旅 『青春18切符で行く日


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青春18切符旅1997年夏・日本縦断…タイトル青春18切符旅1997年夏・日本縦断後編…サブタイトル
                     * * * * *
この旅で使用した思い出の青春18切符

  ★マイ・ビデオ紹介…ビデオを見直し書き残した一昔前の旅

  格安追求
   『青春18切符日本縦断
       前後編通算No.48〔後編No.1〕

    ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

★後編の始めに

※本シリーズは、古い旅の8mmビデオの画像を静止画に変換、これを挿絵に使い、早一昔にもなる1997年夏の日本列島縦断鈍行列車の旅を改めて見直し、パソコン自習の為の一助として始めたブログにテスト的に掲出することにしたものです。

こうしてソノ旅の前半である九州各地を遍歴した7月下旬9日間の旅は、画像を中心にした絵物語として昨年末までに47回に亘って紹介してきました。

又これから紹介する後半の8月下旬8日間の旅は、帰宅後に撮影を終えたビデオの編集用にと画面を見直しながら書き残した紀行文を主体として活用、これにビデオから静止画化した挿絵を程々に加えた文章中心の旅行記として書き進めたいと思います。

つまり後編は、絵物語風に纏めた前編が楽天の画像制限に合わせて次々と挿絵を削除し、今では無残な虫食い状態となっている事を考慮、後日も見苦しい思いをせずに閲覧できるよう配慮した紀行文を目指します。

さてその後編の旅は、青春18切符を最大限効率的にと、主目的地は北海道の北辺各地を探訪する旅ではありましたが、前半の7月下旬の旅と同じ下りの座席指定快速「ムーンライトながら」で一旦名古屋まて西下。ソノ上で中央線に乗り継ぎ、以前から折りあらば行きたいと考えていた沿線の観光名所二・三箇所を巡り、今度は日本列島の北辺までを目指す鈍行列車乗り継ぎの旅の、真の意味での出発点とも言える東京・新宿駅へ向かいました。

尚、初めて本シリーズを御覧の方は去る2005年9月2日の初回に掲出した前書きの内容を良く御理解いただき、出来れば初回から順に御覧になるよう筆者は希望します。

但し前述の通り「絵物語風に纏めた前編の画像は、当然の事として楽天日記の登録制限を大幅超過するものと見込まれた為、その際は古い日付のものから順次削除し新たな画面を紹介していきます。」として纏めた為、殆どが説明文のみの虫食い状態になっておりますが、その点は何卒ご寛容下さい。

それでは、そんなアトラクション的な後半の旅の始めも含めて、順次回想の筆を進めたいと思います。

            * * * * *
1997年8月21日
★目指す北海道を背に、
一旦西へ向かった青春18切符旅

 一ヶ月前の九州行きと同じ大垣行き快速「ムーンライトながら」で名古屋まで一旦西下、中央線に乗り換えて中津川からバスで中山道の馬篭に向かった。天候も同様に恵まれていて、今回も出発間もない真夜中の車窓に、真ん丸顔の月が旅立つ私を見守るように美しく輝いていた。

 予約満席で一寸気がかりだった名古屋までの座席指定券も、沼津からだと下車する乗客がチラホラ出始め、前回同様に専務車掌に頼み込み何とか入手でき、初めから立つ事も無く済んだ。若しも入手できずに豊橋まで立ちん坊するようだったら、始発駅の東京では後発なのに同駅で何故かこの快速「ムーンライトながら」を追い越す、後続の同じ大垣行臨時普通列車「普9375M」に乗り換えようと思っていたが、そんな小細工も無用となり先ずはヤレヤレの旅立ちだった。

 それにしても、座席指券510円が必要な快速列車が、座席指定ナシの後続普通列車に追い越されるのは些か妙な気もする。でも、もしかすると、私のように空席待ちで快速「ムーンライトながら」に乗り込んだ長距離客が、豊橋までに空席が出なかった者の乗り換えを可能にする為の対策列車が、この10分差程で並行運行される後発先着の「普9375M」かも…なんて事を、この長距離夜行列車を利用する度に何時も思う。

 とかく利益優先が懸念されるJRだが、こうした庶民乗客にも優しい並行列車の運行を立案する気の利いたダイヤ編成も残っていることが、何となく嬉しい私だった。
 尤も、こうして名古屋まで「ムーンライトながら」で終始座れたものの、名古屋への到着は「普9375M」に豊橋で追い越されて後着となったので、中央本線への乗り換え時間が僅か5分程となり、重い荷物を携えての地下道越えに一汗流させられる事となった。


★日本列島北辺の旅への助走、中央本線沿線での道草(1)
【中仙道・馬篭宿(マゴメジュク)】

 中津川駅から馬篭へのバスが山間に入ると、途中に一寸洒落れた公営のレジャーセンターがあった。螺旋の滑り台風呂など子供連れも喜びそうな各種入浴施設が完備しているとの事。昨今こうした施設の建設が各自治体で盛んだ。ここもそうした流行の一施設に違いない。一バス遅らせて一風呂浴びて行くかとも思ったが、料金が一汗流すにしては少し高そうなので先を急ぐ事にした。

 馬篭宿は藤村の故郷として「夜明け前」で紹介された所。妻籠宿へ向かう峠道の石畳は往時と余り変らないが、両側に並ぶ家々は殆ど最近建て替えられていて年輪を感じさせる姿は既に無い。そんな事を残念に思いながら坂を登って行くと藤村記念館があった。だが未だ開館前と知り引き返しかけたところへ、切符売場の女性がやってきて運良く入館できた。しかし次の妻籠宿へのバスが気懸りだったため、美しい庭を見下す一角にある中二階となった藤村の勉強部屋を外部から暫時垣間見る程度となってしまい、些か心残りの見学となる。

 朝霞が濃く薄く地上近くを漂い、まるで乳白色のグラデーションベールを描けたうな坂下の遠景に見惚れながら、荷物を預けてきたバス停前の食堂へ戻る。山菜蕎麦に舌鼓を打ち、一服しながらバスを待って妻籠へ向かう。


↓思い出のスタンプ。馬篭&妻籠
思い出のスタンプ。馬篭&妻籠

            * * * * *

【中仙道・妻宿(ツマゴジュク)】

 乗客の殆どが各地からの旅人らしく、アチラコチラで旅の話や初対面の者同士が自己紹介を交わす会話が和やかに弾む車中だった。馬篭から大分走った茶屋前のバス停で、「ここから歩こう!」と関西から来たらしい元気なオバさん二人連れが下車して行った。何でもこの先に美しい滝があり、妻籠まで歩いても一時間足らずだと話していた。

 妻籠は馬篭より住民の旧状保存意識が強いと聞いていたが、なるほど古いままの家々が軒を連ねていた。また坂道に沿って並ぶ馬篭宿と違い割りに平坦な街道沿いの集落で歩き易かった。ここでのバスの待ち時間が余りに長かったので、一度戻ったバス停から再び街道まで立ち帰り、家並の外れ近くにあった日本でも指折りの古木と聞いた金木犀を見に行く。それでも未だ残り時間がタップリだったため、バス停に程近い街道にあった昔風の郵便局にも立ち寄り、千円を預け通帳に訪問記念の局名印を押してもらってから南木曽(ナギソ)駅へ向かった。

 やがてバスは行く手の渓流沿いに「読書発電所」と書かれた建物が見えたので、ビデオカメラに収録しながら「あれは<ドクショハツデンショ>です」とナレーションを加えたところ、同乗していた土地のお内儀さんが「<ヨミカキ>と読むんだ」と教えてくれた。一瞬車中に笑いの渦が巻き一寸赤面させられる一幕もあったが、若いころ勤め先の朝礼で「今度の社員旅行は潮来(シオライ)です」と言い、部下達の失笑を買った課長の顔が何故か懐かしく思い出されたものだった。

 余談ながら、この辺には「馬篭」(マゴメ)・「妻篭」(ツマゴ)・「読書」(ヨミカキ)・「南木曽」(ナギソ)などと、大分読みがヤヤコシ過ぎる地名が多いようだ。私のように記憶力が衰えかけた浅学者は、訪問後の今も思い出しかねガイドブックの振り仮名を確かめなおす有様であるが、振り仮名省略のものも最近は多い。読者の中には編集者のように博学聡明な人ばかりではないことを念頭に、読み違いそうな地名や人名には出来るだけルビーを付けてもらえると有難いのだが…。※(以下、次回に続く)

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【旅の思い出画像コーナー】

 ※誠に恐縮ながら、ビデオからの静止画作成方法を忘却。目下再チャレンジ中のため
  後日掲載といたします。《誠》 








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最終更新日時 2007年1月29日 20時47分51秒
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2006年12月23日

  2006年12月23日 マイ・ビデオ紹介『格安追求の旅 青春18切符で行く日本縦断』閲覧案内sと掲載予告

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列島縦断前題
             列島縦断主題

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『青春18切符で行く日本縦断(前半・
   西日本編No.1~47)』の閲覧案内

当ブログは、年末の家事を優先し先月末から長く連載を休んでおりましたが、新春
から下記の方針で又ボチボチ続編を掲載していくつもりです。

なお続編はパスワードが何故か合わなくなり掲載不能となっていた、以前の「若水
誠」名義の【管理ブログ】が再開できたため、西日本編の後半(No.22~48)を掲載
した「若水 誠8259」名義のブログから再び「若水 誠」名義のブログへ戻り、8月
下旬に出掛けた日本列島の北辺探訪を主目的とした東日本の旅を後編(No.49
~??)として掲載します。些か紛らわしいとは存じますが何卒この点を特にご注意
下さい。

蛇足ながら移動方法不明の場合は、上のアドレス枠に下記何れかの「http://
記号」を選択移植して適宜の掲載ページを開きご閲覧下さい。楽天ブログの画像
掲載許容残量を考慮しての再引越しですので、ご面倒でもご了承下さい。

               記

★第1回(2005年09月02日)~第21回(年2005年10月08日)
 《1997.7.20沼津発小倉・薩摩半島各地・〃.7.22夜の鹿児島散策》
 Home欄アドレス→http://plaza.rakuten.co.jp/ozasaforum/
   ※ブログ名義人…若水 誠さん

★第22回(2006年04月16日)~第47回(同年11月30日)
 《1997.7.23屋久島・熊本・湯布院・別府・柳川他・〃.7.30沼津帰宅》
 Home欄アドレス→http://plaza.rakuten.co.jp/makow
   ※ブログ名義人…若水 誠8259さん

  ♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

★第48回(2007年01月??日)~第??回(年2007年??月??日)
 《1997.8.21沼津発・馬籠&妻籠・上諏訪・酒田・弘前・北海道一周・〃.8.28帰宅》
 Home欄アドレス→http://plaza.rakuten.co.jp/ozasaforum/
   ※ブログ名義人…若水 誠さん

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最終更新日時 2007年1月21日 23時13分43秒
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2006年2月28日

  2月28日 随想『《***.inktomisearch.com 観察枠》』


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 随想『《***.inktomisearch.com 観察枠》』 

  ※「***.inktomisearch.com」というのは、この私の公開日記欄へ一番多く足跡を残さ
   れた方の仮名です。
   同じ楽天内からの訪問者と違って、外部からの来訪者であるため足跡をクリックして
   みても、この「***.inktomisearch.comさん」のブログを覗き見する訳にも行かず、折角
   のナンバーワン愛読者に感謝のコメントも伝えられず誠に残念。
   そうした思いを込めて書いてみたのが、この今日の日記です。

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☆《***.inktomisearch.com 観察枠》

 楽天広場にブログを開設されている皆さん、貴方の公開日記欄への来訪者を示す
 「アクセス記録欄」にも、この《***.inktomisearch.com》さんの足跡がヒョッとすると
 多く残されているかも…。
 そんな思いをも抱きながら、一方で、いやこの《***.inktomisearch.com》さんは多分、
 自分と過去かなり親交があった人物ではあるまいか…。
 なんて事もツイツイ考えてしまう私です。

 何れにせよ、この《***.inktomisearch.com》さんは、サボり癖がついた今も飽きず
 通ってきてくれる一番の愛読者とあって、私にとって何とも気になる存在。

 また題名とした『《***.inktomisearch.com 観察枠》』というのは、そうした気持ち
 から自分のパソコンのメモ帳機能を利用して、その一隅に大分以前から記録し続け
 ている外来者記録中の常連リストとは別枠の、「***.inktomisearch.comさん」だけ
 の足跡を一括詳述した観察枠という訳。

 相当気が向かなければ書かなくなった楽天広場の本公開日記ながら、他にも時々
 足跡を残して行かれる外来の常連さんは、他にも十指では数えきれないほど居る。
 それで、時に一日五度以上も足跡が残っていた外来者については、やはり些か
 気になって《***.inktomisearch.com》さん同様、来訪時間や来訪頻度など色々と
 分析観察しています。

 だが、殆どが頻繁な足跡は極々短期間で終わっていたので、多分ビジネスライク
 にアチコチのブログを渡り歩き、様々な観点から執筆者の観察をして回って依頼者
 に報告しているような職業の人物だろう? そんな推測をツイしてしまいがち…。
 
 また、一時的に頻繁な足跡が認められる足跡でも、そうした時期を過ぎ昨今のよう
 に私のサボリが続いている時でも、思い出したようにポツンポツンと足跡が認められ
 る来訪者は、多分私のブログの噂を伝え聞いて以来、時々思い出しては閲覧して
 くれている旧友達かしら…。
 
 まあ、ソレモコレモ外来者の場合は全て憶測するのみ。誰が誰とも全く判じかね、
 出来るものならコメントぐらい時には残していってくれよと声を掛けたくもなるモドカ
 シサさえ時々感じさせられてます。

 その度に、ソンナ余り根拠に乏しい推測は案外大はずれかも知れないとも思うんだ
 けど、見慣れた数列やアルファベット列を目にすると何となく心が和むので、無意味 
 とも思いながら懲りずに記録を録り続ける私なんです。

 こんな事を書くと、これ程に単なる足跡を気にする私が何か大層な変わり者と訝ら
 れそうでもあるので、ソノ無用とも思われがちな記述の一部を以下の文末に参考と
 して特に付記する事とする。
 本文一読後に気が向かれたら、この際立った個性を感じさせる沢山の足跡の裏に
 秘められた訪問者が、何ゆえに繁々と通ってこられるのかを共々に考察してみる
 のも、お互いの鋭い洞察力を鍛える上で一興かもしれませんね。

          ♪♪♪♪♪♪♪♪ 参 考 ♪♪♪♪♪♪♪♪

   《***.inktomisearch.com 観察枠》

  ※字数制限克服のため、下記に並列した表示は次のように省略掲載する。
    1、「***.inktomisearch.com」の表示は最初と最後以外は記載を消去。
    2.本文は全文掲載が必要なため、参考文は昨年8月末日以前を消去。
    3.行間一行空きは、来訪が無かったのが一日間である事を示す。
    4.行間二行空きは、来訪が無かったのが二日以上である事を示す。


47928 2006-02-25 17:26:35 ***.inktomisearch.com
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最終更新日時 2006年12月23日 15時19分22秒
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2006年2月5日

  2006年2月5日『 富士ケーブル鉄道の夢』


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   『 富士ケーブル鉄道の夢』
       (副題)我ら横着者の大誤算
  文中記事関連写真…1991夏・北鮮行…白頭山頂天池畔に立つ私
         文中記事関連写真…1991夏・北鮮行…白頭山頂天池畔に立つ私

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“富士山は一度も登らぬ馬鹿、何度も登る馬鹿”

この日記にも再々登場している吾が友UK君は目下、『私と欧州旅行(1994~2003)』
と題した大作旅行記を執筆中だ。

それで私にも読んでくれよと順次書き上げた分が時々送られてくる訳だが、どうも最近
急に読み書きの気力が衰えた私は、このところ彼から読後感を催促されどうしになって
いる。

もちろん心優しい彼ゆえに、「おい元気か、もしかして寝込んでいるのでは…?」等と私
の健康を気遣いながら、前回の電話以後読み進んだ分の読後感を…といったソレとない
催促とあって、その都度恐縮しながら僅かに読み進んだ分の雑感を、蛍光ペンのマーク
跡を頼りに、アレコレとりとめもなく伝える私だった。

さて今日の話は、そんな雑感の一つであるスイスの鉄道網の充実ぶりやら、驚くほどの
急勾配をも難なくこなす登山鉄道の数々につき話すうちに、今の日本で唯一アブト式路
線を走る大井川鉄道の話となる。そして同社がスイスの登山鉄道と姉妹縁組を結んでい
る事や、両社の最大路線勾配を比較すると、スイスの会社の方が一世紀も昔に出来た路
線でも遥かに急勾配なので、その技術の優秀さを感じさせるといった話をした。

そんな登山鉄道の事をアレコレ語らっていたら、遥か昔の事ながら富士山にも登山鉄道
の計画があった事を思い出した私は、彼に次のような話をしてみた。

「ところでUK君、昔から“富士山は一度も登らぬ馬鹿、何度も登る馬鹿”」なんて言われ
 るけど、実は俺、その一度も登らぬ馬鹿なんだよ。
 目の前に聳えていて、その気になりさえすれば何時でも登れそう。それに気長に待てば
 富士山にも登山鉄道が出来るだろうし、なにも早々と苦労して登るまでもなかろう…な
 んて、誘われる度に言い暮らしていたら、何時の間にか古希過ぎ人間になっちゃったっ
 て訳」。
てなことを話す。

すると意外にもUK君も、
「いや私だって同じ仲間さ。あの頃は確か新聞紙上に富士登山鉄道の計画が掲載され
 た事もあったんで、その鉄道が出来たら登ろうと思いながら、結局登らないままに
 なってしまったなぁ」
 と言う。
正直のところ、富士の間近に住みながら何か自分が横着者のようで、些(イササ)か恥ず
かしく思っていた私ゆえ、この彼の話を聞いて私も何かホッとさせられた。

だって彼も私も中学・高校と六年間も、毎日のように同じ富士の姿を眺め育ったNН高校
出だ。当時から登山の機会は数え切れぬほどあった筈だし、進学先も就職先も超一流の
彼とても私と同じ思いから富士登山をしないまま老いてしまったのだ。だから彼と比ぶ
べきもない浅学菲才の私が機を逸したからといって、この大誤算は当然の帰結とも言え
よう。このホッとは、そんな必要もない妙な自己弁護の思いが内心にあっての事だった。

まあ何れにせよ、この歳まで富士ケーブル鉄道の開通を当てにしていた横着者の私だ。
今さら建設が決まったところで私が利用できるとは思えない夢物語ながら、子や孫達の
為にも実現させたいものだ。


“富士ケーブル鉄道株式会社”って、ご存知?

それにしても何時か立ち消えとなった感じの、あの富士登山鉄道計画だが、私は今でも
惜しまれてならない。
それで、ネットを使って同記事を探してみた。すると漸く次のような具体的な計画案を示
す一文を見つけた。

トピックス 昭和25年(1950年)4月1日(土)付『産経新聞』朝刊
┏━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┓

◆「地下鉄昇天 一眠り富士山頂へ 国際的な観光計画成る」

富士山に地下ケーブルを敷設し、機械化された簡単な登山方法によって、大いに海外観
光客を誘致しようという計画が(中略)完成、このほど運輸、厚生両省をはじめ総司令部
民間運輸局に敷設免許権の申請書を提出したが、近く厚生省国立公園審議会で審議
される段取になり、夢のような富士の地下鉄登山が実現の運びとなった。

もともとこの富士地下ケーブル敷設は、10年前に一度企画された事があり、当時の内務
省、文部省は富士山の風致を害し、霊峰を汚すものとして大反対、沙汰止みとなってい
たもので、敷設権の許可と同時に富士ケーブル鉄道株式会社が新設され、米国各観光
会社、米太平洋汽船会社、パン・アメリカン航空会社等と合弁で着手する予定。

まず、第1期計画として、吉田口から5合目まで、第2期はこれを頂上まで延長する予定
で、ケーブルの様式はアプト式やロープウエイ式が常道であるが、土砂崩れや岩盤の
点などを考慮して大阪の地下鉄と同じチューブ式を採用することになる。

完成までには大体5年位はかかるが、出来上がった時には吉田口から頂上まで僅か3、
40分で上ることが出来、東京から吉田口まで直行の観光バスと連絡すれば、
"一寸日帰りで富士山へ"と気軽に富士賞美が可能となるわけ。

また、この計画と並行して同社では5合目に豪華な大観光ホテルやスポーツセンター、
レクレーション施設などを設備するというから、スイスのチロルのように各国人が集う
国際的文化親善の社交場として観光富士が世界的名声を博する日も遠くはない。

┗━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━┛

とまあ、こんな計画で私が高校三年になったばかりの記事だったと判明した。
唯、私の記憶では五合目を中継点として山腹の地下に巨大なチューブを埋設、景観破壊
を極力排除して頂上に至る完成予想図も確か掲出されていた。
それを探しあぐねて共々お見せできないのが些か残念だ。

それにしても今、官民挙げて富士山を世界遺産にとの声が盛り上がる中、こうした雄大
にして夢のような計画が敗戦後間もない日本にあったことを思い出し、是非これを実現
させて沈滞する富士箱根伊豆観光の新たな目玉に出来ないものだろうか…?
そう、折々考える私である。

しかも今や国も地方自治体も借金まみれの日本だ。なのにコレほどの観光資源を眠らせ
たまま巧く活用できないなんて余りにも残念至極。

UK君が言うとおり、スイスは鉄道網の発達した今のヨーロッパでも一際群を抜く密度だ
そうだ。
既に百年以上前から見事に山岳を観光資源化していて、そのためにはアルピニストのみ
ならず、誰もが高山まで苦労なく行ける手段としての登山鉄道を各地で逸早く開発整備す
るように努め、今の観光王国を実現したとか…。遅まきながら日本も大いに見習うべきで
はなかろうか。

ところで至近な例として登山鉄道で私の印象に一番残るのは、1991年の北朝鮮ツアーで
図らずも利用することになった白頭山ケーブルである。

ご存知かもしれないが、この中朝国境にある朝鮮半島の最高峰・白頭山は朝鮮民族が
神聖視する聖山で、丁度、日本人が富士山を特別視するのと同様の思いを全朝鮮の人達
が持っている山だと聞いている。
だから、
まさかそんな聖山に彼等がケーブルを開通させて観光資源化しているとは、連れて行か
れる直前まで予想もしなかった。きっと山麓の何処かで一泊する事になるのだろうと
思いながら朝早くピョンヤン空港を飛び立ったものだった。

ところが現地へ着いて見ると白頭山ケーブルが出来ているではないか。
お蔭で山頂にある火口湖“天池”の観光は勿論、周辺一帯に散在する革命ゆかりの場所
や施設もユッタリと歴訪。
百花咲き乱れる山麓の高原では、昔の井戸ポンプみたいなゴツイ機器で、トコロテンを
突き出すようにして麺を煮えたぎった大鍋に絞り落として作るピョンヤン冷麺の、物珍し
い炊き出し風景を見物。
大きなブルーシートを広々とした野原に広げ車座になって舌鼓を打ち歌い踊った昼食会
なども忘れえぬ思い出だ。
その後も暮れなずむピョンヤンに舞い戻って、豪華な答礼晩餐会にも列席するという盛
沢山の日程を一日でこなした。

まあ、この旅は日教組や親北朝鮮団体が企画した特殊ツアーに図らずも組み込まれた
旅だったから、全てが準国賓待遇だったために出来た早業ではあったが、登山ケーブ
ルの有り難味が実に深く印象に残り、この時も立ち消えになった富士ケーブル鉄道株
式会社の夢が思い出され、惜しまれてならなかったものである。

ともあれ、ケーブルが出来たからといって健脚な方や霊峰富士のイメージが薄れると考え
る方の徒歩登山が出来なくなる訳でもない。
そう言えば、あの白頭山ケーブルの車窓越しに、並行する登山道を一歩一歩登っていく
人々の姿が脳裏に蘇る。

なお自然保護や美観や衛生問題だが、この計画ならば地下に埋設されるチューブ式トンネ
ルの中を上り下りする鉄道だし、中継点となる現在の五合目以外は原則として途中下車
できない事にすれば、世界遺産指定の障害とされた目に余るゴミや排泄物の処理問題も
解決しよう。

勿論、鉄道を使って今の何倍もの人々が四季を問わず富士山頂を目指す事になろうし、
鉄道と並行する下水管やダストシュートをチューブ内に併設し、その終末処理場を山麓
駅に完備せねばなるまい。

その代わり山頂や五合目には山容を変えないように十分配慮した殆どが地下式の観光施
設が設けられようし、トイレは勿論水洗化され、ゴミ処理も分類袋詰めにされた小物は
麓の処理場へ、専用チューブを経て機械的に送られることになろう。また大きなゴミも
鉄道が出来れば貨物として運べるし、霊峰富士=麗峰富士として面目一新できるものと
考える。

ともあれ、時間があり体力に自信がある人々には、ケーブル登山なんて無用の長物と
思われよう。
だが、世の中には日数が限られている内外各地からの旅行者や、登りたくても登れない
身体障害者や病弱者も相当多い。
だから一日でも早く、そうした人々にも無理なく山頂に立てる機会を与え、より多くの
人が日本一の富士山から見下ろす、雄大な俯瞰を満喫できるようにと祈念したい。


最終更新日時 2006年2月28日 1時22分4秒
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2006年2月4日

  2006年2月4日「毎度、カンニンドッセ。なお…」


☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

ご来訪ありがとうございます。

今日の楽天公開日記は 元旦の記事で詳述した事情により
お休みとし、非公開日記のみとします。

毎々無駄足させて恐縮です。どうぞ悪しからず又ご来訪くだ
さい。

♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪♪

なお、予告した下記2件の記事を、昨日までに全て後日記載
いたしました。

未だ御覧になっていない方々の遡っての御笑覧を期待します。

1月14日 『久々の雨の土曜日』
 ※(副題)土曜の日課・リハビリ通院と雨の随想
       
1月15日 『スワッ大地震切迫 !?』
 ※(副題)街角の表情とカーラジオの内容を勘ぐり急ぎ帰宅

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆



最終更新日時 2006年2月5日 14時23分25秒
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2006年2月3日

  2006年2月3日 「毎度、カンニンドッセ。なお…」



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毎々無駄足させて恐縮です。どうぞ悪しからず又ご来訪くだ
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なお、予告した下記2件の記事を、昨日までに全て後日記載
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1月14日 『久々の雨の土曜日』
 ※(副題)土曜の日課・リハビリ通院と雨の随想
       
1月15日 『スワッ大地震切迫 !?』
 ※(副題)街角の表情とカーラジオの内容を勘ぐり急ぎ帰宅

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最終更新日時 2006年2月5日 14時19分40秒
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