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Paganus

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2007.05.19
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カテゴリ:日々雑感
 17日午後、愛知県の長久手で発生した発砲立て籠もり事件、18日の夜になって漸く解決を見ました。

 しかし、それにしても愛知県警の手際の悪さは(不手際を通り越している)特筆すべきものでしょう。まず第一に事件発生を知らせる第一報を受けて(押取り刀で)駆けつけた所轄交番勤務の巡査部長はある面仕方が無いけれど、その後の現場方位陣形などを見ていると前方(前線)に一般機動隊や捜査一課などの犯罪捜査員、その後方に特殊部隊(SAT)員や一般署員という不思議な状況が看て取れました。

 通常はSATを前面に押し立て、周囲を警戒するのは機動隊員で、周辺住民への聞き込みなどを犯罪捜査員に当てるのが常道です。これでは事態を楽観視し、各部に手柄を分配しようとしたと見られてもおかしくは無い。しかも、周辺警戒中!のSAT隊員が流れ弾に中ってしまうという結果に慌てふためき、次の一手が打てなくなるという「危機管理の王道」を逆に歩むことになってしまいました。

 それだけでも驚きなのにも関わらず、被弾した所轄交番勤務の巡査部長を5時間近く現場に放置してしまったり、18日の午後3時ごろに脱出した人質を確保した段階で発音発煙手榴弾などを使って制圧することができたにも拘らず夜になって犯人が投降するまで漫然と「説得」を続けるというおよそ信じられない指揮能力の低さを露呈している。こういう事件が発生した場合にはSATに現場の指揮について全権を委任すべきで、突入などの最終決定を県警本部長がSATの指揮官と協議して決定しなければ「船頭多くして、船、山に上る」の言葉の再現になってしまいます。

 その他にも、現場の非常警戒線内を見ていると確かに防弾チョッキを着用していましたが、中楯(ジュラルミン製)を構えているけれど全てが全て「投石防禦体勢」であり、銃弾防禦の体勢になっていない。楯を構える際は垂直ではなく、下端を前方に押し出し、約40度程度の傾斜を与えなければケブラーなどで補強してあっても簡単に銃弾は貫通してしまいます。





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Last updated  2007.05.19 03:17:05
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