|
|
|
|
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
|
ぱぐらの読書の部屋へようこそ!
子どもの頃から本が大好きだったぱぐらは、 大人になって立派な活字中毒になりました。 が、この頃少しへんです。 読んだ本の書名を忘れる、著者を忘れる、ストーリーを忘れる、結末を忘れる・・・・ ひどいときには読んだかどうかさえ忘れています。 こりゃひどい!というわけで、読んだ本をここに記録していこうと思います。 読書メーターでは、「ほんの一言感想文」をアップ中。こちらも見てね。 [全389件]
仕事も恋も、うまくいかない現代人たち。 それでも、自分をだましだまし小さな幸せを求めて必死で生きていく。 都会の寂しい現代人たちを、荻原浩さんがユーモラスに描いた短編集です。 どれもオチが効いていておもしろいけど、最初の2,3編はドタバタ感があって今ひとつの調子。 中盤からは荻原さんらしさが出て、とてもおもしろかったです。 なかでも、「ベンチマン」がいちばん良かった。 リストラされて妻に打ち明けられず、公園のベンチに通うようになってしまったサラリーマン。 彼に親友ができた。その名も「ベンチマン」。 ところがその親友は・・・・ 中年なら誰でも考えさせられる結末と、最後の妻の一言が効いていて、最高に優しい読後心地でした。 【送料無料】幸せになる百通りの方法
数年前、我が家では娘がひどいうつ病となり、まさに修羅場のような毎日を送っていました。 なにしろ一瞬たりとも目が離せません。目を離したすきに、どんな方法で死のうとするかわかりません。わたしは、娘に24時間張り付いていました。どこにも出かけられないし、スーパーだって行きたいときに行けません。娘の調子の良さそうなときをねらって、連れて行くのです。夜中にいなくなったことも何度かありました。マンションの上階を探し回ったこともありました。 そのくせ、娘の前では「お母さんにまかしとき!」とばかり、明るくて頼りになるお母さんを演じていました。その後良い医師にめぐりあって娘は快方に向かいましたが、逆に私のほうがストレスから軽い心の病を得て、辛い思いをしました。 その頃のわたしは、世間の何を見ても情けない思いを持っていました。 一言で言えば、ひがんでいたんですね。 世の中は、たいして努力も苦労もしていない人が、楽しそうにしている。幸せになっている。のほほんと何も考えないで、食べて笑って、いい目ばっかり見ている。 うちの娘とわたしだけが、貧乏くじをひいてひどい目にあっている。 わたしは世界でいちばん不幸せな人間だ・・・わたし以外はみんなみんな、幸せだ。 今はもちろん、それが大きな間違いだってよく分かっていますよ。 いえ、それどころか、世の中に何の問題もない家庭なんてない。そう思います。 みんな、それぞれに不幸せな部分を持っていて、解決できないなりに不幸せと共に生きているというのが、ほんとのところじゃないでしょうか。 そういうことを、この本「銀婚式」を読んで、しみじみと思いました。 主人公は、希望した企業に就職し、初恋の女性と恋愛結婚し、希望したニューヨーク赴任を果たします。順風満帆、エリート街道まっしぐら・・・と見えたのはほんのつかのま。 妻の病気、離婚、会社の倒産 その後もいろいろな苦難に見舞われます。 妻は妻で、両親と息子と共に幸せに暮らすはずが、たいへんな苦労をすることに。 ここまで劇的じゃないにせよ、人間生きていればいろいろあるんだよなと、小さい諦めと共に、うなずきながら読み終わりました。 この夫婦は離婚したから「銀婚式」を迎えなかったけど、結婚して25年たつ頃には「家族」ってものは大きく変化しているのがあたりまえなんでしょうね。 はっきり言って、いつもの篠田節子さんほどの力強さもおもしろさも、この小説にはありません。でも、篠田さんも長い結婚生活で、家族の変遷を経験してきたんだろうなと、仲間のような気がしました。 きっと、篠田さんとわたしは同世代ですね。 【送料無料】 銀婚式 / 篠田節子 【単行本】
「容疑者Xの献身」を読んであまりおもしろかったので、それからガリレオシリーズを続けて読んでみました。 もう皆さん、よーくご存知だとは思いますが、ガリレオシリーズとは天才物理学者湯川学が難事件を解決していく小説です。 「探偵ガリレオ」「予知夢」「容疑者Xの献身」「ガリレオの苦悩」「聖女の救済」「真夏の方程式」が既刊。わたしは最近このうちの5冊を読んで、最後の「真夏の方程式」が現在図書館の予約待ちです。 まず驚いたことは、このシリーズのうち、「探偵ガリレオ」「予知夢」「ガリレオの苦悩」の3冊は短編集なんですね。なんとなく、全部ずっしりとした長編のような気がしていました。 そして、東野圭吾さんって長編と短編の雰囲気が全然違うんだなあってことにも驚きました。雰囲気が違うと、ガリレオの性格までちょっと違うような気がしました。 とはいえ、長編も短編もどれもおもしろい。短編は、この短い物語の中によくこれだけの事件と背景とガリレオの活躍を盛り込めたものと、感心しながら読みました。 しかし、シリーズの中で一番おもしろいのは、もちろん「容疑者Xの献身」です。映画化されたのもわかります。天才数学者の冷酷で計算し尽くされた犯罪隠し。しかしその心中にはせつない恋心が・・・という設定だけで、ひかれますよね。映画の方は、福山雅治のガリレオよりも犯罪者の堤真一のほうが主役の扱いで、これまたいい映画でした。 そしてもう一つの長編「聖女の救済」もまた、おもしろかったです。 「ガリレオの苦悩」から新たに登場した女性刑事、内海薫とガリレオとのやりとりが、どうしても映画の福山雅治と柴崎コウのイメージになって目に浮かんでしまうんですが、それもなかなかおもしろかった。主役が「聖女」ですから、女性刑事の目のつけどころがツボにはまっている点もよかったです。ネタバレするのでこれ以上は言えませんが、トリックも推理ものとしてはとても珍しいと思います。 とはいえ、やっぱり「容疑者Xの献身」がダントツのおもしろさ。 未読の「真夏の方程式」が、とても楽しみです。
先日、原作を読んだので、DVDを借りて見ました。 本の感想はこちらを見ていただくとして・・・ この映画には、天才物理学者と天才数学者が出てきます。 物理学者の方は、ごぞんじ、福山雅治です。 この人、文句なくカッコイイですねえ。 よく見ると、ほっぺのあたりに年齢が出たなあなんて思いましたが、クールで知的でかっこいいことに変わりありません。 そして、天才数学者は、堤真一です。 この人もかっこいいなあ。 泥臭くてさえない高校教師で、全然かっこよくない役なのに、この人がやるとかっこいいんですよ。わたしはこっちの方が好きだわ~ そして、原作になかった内海薫という女性刑事が出てきます。 映画というのは、やっぱりきれいな女性で目を楽しませる必要があるんでしょうね、原作にはなかった新しい女性の役ができていたり、男性のはずが女性になってたりっていうことが、よくありますね。 この映画では、柴崎コウが感情を交えない演技をしていて、なかなかいい感じでした。 (そして、この原作以降のガリレオシリーズには、柴崎コウをイメージした、この女性刑事が登場しているんで、東野さんも彼女のことを気に入ったんでしょうね) ストーリーは原作にとても忠実です。すごくおもしろかった。感動できました。 特に、最後のシーンで数学者が心をえぐるように泣き声をあげるところは、圧巻でした。 が、二つほど、ちょっと不足を感じたところも。 原作を読んだときもそう思ったんですが、数学者が愛する女性の魅力が、あまり感じられなかったところ。 そして、最初の犯罪を隠すために犯した第二の殺人に至るところの描写が、描かれていないところです。(かなり重い決断だったはずですが) ところで、靖子を演じた松雪泰子さん。映画の中でははかなげな色っぽい女性として出てくるけど、この人の魅力って男性限定でしょうか?わたしはそんなにすてきと思えなかったんですけど・・・
「下町ロケット」に次いで、「空飛ぶタイヤ」を読みました。 どこの書評を読んでも、とても評判のいい本ですが、私が今までなんとなく敬遠していた理由は、この本がノンフィクションだと思っていたからです。 走っているトラックのタイヤが外れて、たまたまそこを歩いていた人に当たったというショッキングな事件はよく覚えていました。そのトラックを走らせていた運送屋さんと自動車を作った企業の現実が描かれていると勝手に勘違いしていたために、今まで読まずに来てしまった。なんて、もったいないことをしたんでしょう。 そう思うくらい、目が離せないくらいのおもしろさ。どれくらいおもしろかったかというと、最近続けて読んでいる「ガリレオシリーズ」がかすんでしまったくらいのおもしろさでした。 文庫本で上下巻、それぞれ500ページ近くもある長編ですが、ついつい夜更かしして3日で読みました。途中でやめることができませんでした。 「下町ロケット」と同様、中小企業vs大企業の闘いという構図で、どちらも男くさい内容です。 「下町ロケット」では、ものづくりをする男たちの自信とプライドが中小企業を救う。 それに比べて「空飛ぶタイヤ」では、人間の良心をテーマになっています。人間の良心といえば、誰にだってあるものと簡単に思いがちですが、それを全うするためには、大きな勇気が必要だということが、よくわかります。 どちらの主人公にも言えることは、とにかく男らしい。人間が大きい。本物の勇気がある。 そして、下巻に入ってからは、本から熱い空気が発せられているような気がするほど、感動しました。 ところで、最後のページに「これはフィクションです」と、念押ししてありました。 もしかしたら、ノンフィクションだと誤解している人がまだいるのかもしれません。 わたしのように、ノンフィクションだと思って敬遠されている方がもしいらっしゃったら、これは本当に楽しめて感動できる小説ですよと教えてあげたいです。 【送料無料】空飛ぶタイヤ(上)
先日、テレビでギャル曽根が食べまくる番組を見ました。 ギャル曽根って、ただひたすら大口開けて食べるだけの人なのに、わけもなく見たくなっちゃう、不思議な人です。大食いの競争番組はけっこう批判の的になってるけど、彼女が非難されているというのは聞いたことがない。 それは、やっぱり見ていて気持ちがいいからじゃないでしょうか? だいたい人が物を食べる様子って、そんなにまじまじと見るものじゃないし、見られる側も食べにくくてしょうがないでしょ。じっと見ろと言われたとしても、はっきり言ってキレイなものでもないし、見たくもないよね。 でも、ギャル曽根は実にキレイに食べる。一口の量がものすごく多くて、ぱくりと口に放り込むとモグモグゴクンまでの間がとてもキレイ。麺類をすするときも、かなりの量の麺をつるつるーっと思いっきり吸い込んで、おしまい。アー気持ちいい。 (よく旅の番組で女優がカメラの前で食べてる様子を見るけど、気取ってばかりいて、キレイかもしれないけどちっともおいしそうじゃありません。) そして何より、彼女は食べてる間じゅう笑顔で、ほんとにうれしそうに食べている。おいしいんだろうなあ、たのしいんだろうなあって思わせられて、ますます見入ってしまうんです。 話が変わりますが、私自身は麺類を食べるのがものすごく下手です。日本人なのに、ラーメンもお蕎麦もうまくすすれません。しかもちょっとすすろうとすると、麺の先っちょが暴れてお汁が飛んでたいへんです。太いうどんや、水分のない焼きそばなんて、ゼッタイにすすれない。どうしてだろう。ギャル曽根さんに、麺類をすする極意をぜひ教えて欲しいものです。 1.「極北ラプソディ」 海堂尊 このタイトル、どう読むのが正しいんですか?ゴクホクでいいの? 2.「母のはなし」 群ようこ 3.「私たちには物語がある」 角田光代 4.「コシノ洋装店ものがたり」 コシノアヤコ 朝ドラ「カーネーション」は、とても元気の出るドラマでしたね。 5.「ひそやかな花園」 角田光代 6.「容疑者Xの献身」 東野圭吾 7.「殺人現場は雲の上」 東野圭吾 8.「マエストロ」 篠田節子 9.「おれのおばさん」 佐川光晴 10.「おれたちの青空」 佐川光晴 「おれのおばさん」の続編。続けて読まないと何のことかわかりません。 11.「四十回のまばたき」 重松清 冬眠する女と、セイウチのようなアメリカ人。あり得ないような設定。 どうも話に入り込むことができませんでした。 12.「ナイフ」 重松清 こちらは、重松清さんの優しさ満載で、読み応え十分です。
大企業対中小企業のビジネス小説。という紹介を見て、なんとなく敬遠してました。ビジネスなんて全然わからないし、難しそうだし・・・ でも、あまり評判がいいらしいので、ちょっと読んでみようかなと扉を開いたとたん、一瞬にして佃製作所に入ってしまいましたよ。 前半は確かに特許がどうした訴訟がどうしたという話でしたが、ちっとも難しいとは感じなかったし、何より佃社長の肩肘張らない自由気ままな性格に惚れてしまいました。とてもすてきな人ですよ。 後半に入ると、ビジネス小説というよりも「男の夢」が主題になってきます。ここからが、特におもしろい。主人公は、元研究者。今は中小企業の社長になっているんですが、だからといって夢をあきらめることはない、中小企業には中小企業の夢がある。そして、社内の不協和音も一気に消し去ってしまったのは、物を作る人だけが持つプライドだった。 と一言でまとめると陳腐な印象かもしれませんが、男たちのプライドがほんとうに気持ちいいんです。ストーリーは、めまぐるしいくらいに変わっていくので、息つく暇もありません。天下の帝国重工とのやりとりの、息づまる緊張感。また一方では自分が作ったものに対する迷いのない自信。それを真摯に受け止めてくれた帝国重工の人間模様も含めて、ほんとうに気持ちのいい話でした。 ロケットがうちあげられるシーンでは、涙が出ましたよ。 しっかりと感動できる、骨太の本を読みたい方に、強くおススメいたします。 【送料無料】下町ロケット |一覧| |
|