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読書の部屋からこんにちは!

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2014.12.27
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カテゴリ:小説
今、感動的な話だよって、力いっぱい感想を書き上げたとたん、
なぜかフリーズしてしまい、すべて消えてしまいました。
脱力。
一度書いたものを思い出しながらもう一度書くって、なんだかマヌケ。
それに、絶対に同じことは書けないし、それ以上の物も書けないと思います。


とても悲しいし、2度書く気もしないけど、
しょうがないので、さらっと書いてみます。


感動的なシーンが多くて、わたしは何度も涙をふきました。
といっても、読者を意図的に泣かせようとするあざとい感じというのはまったくなくて、
ほんとうに主人公といっしょに、驚いたり笑ったり困ったりできて、
とても気持ちの良い小説でした。
どこかよくわからないけど、南の島が舞台で、そのせいもあるんでしょうか。
南の島が舞台の小説って、ほかにいくつも読んだけど、
どれも、作者がその島に魅せられているんだなあって、わかりますよね。


しかし、アマゾンの書評を見ると、この本はあまり高評価じゃありません。
それは、このストーリーに大きな欠点があるからです。


!!!!!ネタバレ注意!!!!!


主人公のまりあちゃんは、つるかめ助産院で暮らし、臨月を迎えるうちに、
それまで背負っていた不幸な生い立ちから次第に解放され、再生していきます。
しかし、肝心なまりあちゃんの夫、小野寺君について、何にも書いていないんです。
小野寺君は冒頭に失踪したまま、最後にちらりと戻ってくるまで、まったく触れられません。
しかし、妻をおいて失踪したのですから、相当な悩みや理由があったはずです。
また、彼が何に導かれて、どのような心の変化を経て、まりあちゃんの元にもどったのか。
どうやってまりあちゃんを探し出したのか。
そういうことを書いてくれないと、読者としては、安心して読み終えることができません。
夫婦なんだもの、妻だけが癒されました、復活しました、赤ちゃんが生まれました。
それだけでめでたしめでたしになるわけないでしょう。
どうして小川糸さんは、それを書いてくれなかったのかなあ。
ちょっと不思議な終わり方だなあと感じました。


感動できるいいお話ですが、私も星五つはあげられませんね。





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Last updated  2014.12.27 22:34:27
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