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読書の部屋からこんにちは!

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2015.11.26
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カテゴリ:小説
先日いただいたコメントから、ずっと前に読んだこの本を思い出しました。
いえ、思い出したのは実は2週間ぐらい前で、
読み返してみたいと思っていたところでした。

わたしは某日本語学校で外国人留学生に日本語を教えていますが、
年に一回学生たちと長崎市へ遠足に行きます。
いつも原爆資料館を見てから、大浦天主堂を見学するというコースです。
原爆資料館では、みんな真剣に一生懸命見ているのがわかるのですが、
大浦天主堂は素通りしてしまう学生が多くて、いつも残念に思っていました。

それで今年は、遠足の前の日、日本の風習としててるてる坊主を作らせた後、
大浦天主堂の信徒発見の話をしたんです。
話をしたとは言っても、まだまだ日本語が未熟な学生たちですし、
わたしも詳しい説明ができるほど、覚えていません。
それでも、長崎には隠れキリシタンと呼ばれる人がいたことと、
「異人さまと同じ気持ちでございます。」「マリア様はどこ?」
という感動的な場面を、かいつまんで説明しました。

どこまで理解したのやら・・・と思っていましたが、
遠足のあとで書かせた作文では、「マリア様を見た」と書いている学生がいたので、
わたしは、小さなよろこびに浸りました。
大浦天主堂の中は薄暗く、ひざまづいて祈っている人もいらっしゃいました。
その敬虔な雰囲気を、学生たちも少しは感じてくれたでしょうか。

そうそう、遠足の前日からひどい雨となり、当日朝も土砂降り。
それが、みんながバスで出発する頃から雨が上がって、
長崎に着いたら、日がさし始めました。
暑くもなく寒くもなく、絶好の遠足日和です。
みんなのてるてる坊主のおかげですねと、大喜びでした。





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Last updated  2015.11.26 16:42:04
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