Google の次に何かあるのか、SecondLife は成功するのだろうか――その手掛かりを探したくて読んだのだが、物足りない内容であった。
ちょうど「はてな」の近藤社長がシリコンバレーから帰国した。米国ビジネスは思うような成果があがらなかったようだ。
帰国した近藤社長は「グーグルに買収されることがゴールに変わっている」と語っている。私は、これが実状なのではないかと感じている。
いわゆるインターネットは、混沌とした成長期を過ぎ、Google を中心とした成熟期に入っているのではないだろうか。
Web の仕事に携わっていて、「Web2.0」とは“イリュージョン”ではないだろうかと感じることがある。いまの Web ビジネスでは、「次」とか「先」を考える前に、「いまここにある」リソースを使い、地道なビジネスを立ち上げていくことが求められているのではないだろうか。