ガジェット観察日記

発車メロディとは、これから電車に乗る人を後押しする曲です。
カシオペアのキーボーディストである著者は、音楽業界随一の鉄道ファンでもある。ゲームソフト「Train Simulator」シリーズ、「鉄道ゼミナール」シリーズの制作だけでなく、九州新幹線や京阪電気鉄道、阪神電気鉄道の発車メロディ等の制作も担当している。 著者の鉄道と音に対するこだわりは並々ならぬものがある。九州新幹線の発車メロディの制作にあたり、「終わらせない」ことを大切にしたという。なぜなら、「発車メロディとは、これから電車に乗る人を後押しする曲です。それが完全終止で終わっていたら、これから電車に乗って何かをしに行こうとしている人の出鼻を挫くことになります」(79 ページ)――こんな思いがこもったメロディの電車に乗って通勤してみたいものである。 もう 1 つ共感するのは、「視覚情報というのはいくらでも誤魔化しがききます。しかし、音は誤魔化しがきかない」(55 ページ)という指摘。これは私もホームビデオを撮っていて感じていることだ。
映像は編集する過程でどうにでも変化させられる。ところが、音はそうはいかない。そもそも民生用ビデオカメラのマイクで拾った音は貧弱すぎて、映像に負けてしまう。臨場感を出すためには、それなりの機材で録音する必要がある。
■メーカーサイト⇒向谷実=著/アスキー・メディアワークス/2009年03月発行 鉄道の音 ■販売店は こちら
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