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カテゴリ:書籍
著者は、皇室に関する作品が多く、現在は東京都副知事でもある作家の猪瀬直樹さん。 マッカーサーの厚木基地到着に始まり、昭和 21 年 4 月 29 日(昭和天皇の誕生日)の A級戦犯28 人の起訴、5 月 3 日(翌昭和 21 年 5 月 3 日は新憲法施行日)に東京軍事裁判が開廷、そして 12 月 23 日の処刑へと続く一連の流れは、すべてが芝居がかっている。GHQ が 1 つ 1 つの出来事を歴史に刻むかのように。 『昭和 16 年夏の敗戦』の巻末に収録されている勝間和代さんとの対談を読むと、GHQ の真意が明らかになる。勝間さんは私と同世代――戦争を知らない世代――である。だが、GHQ は日本人に戦争の歴史を忘れさせないために、あえて 12 月 23 日を選んだのではないかというのが、猪瀬さんの推理だ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2011.10.05 17:45:07
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