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2013.11.07
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カテゴリ:書籍



日本の医療この人が動かす

日本の医療この人が動かす


 医療というのはサービス産業ではなくて、絶対に必要な財産(121ページより)

著者・編者海堂尊=著
出版情報PHP研究所
出版年月2013年5月発行

CS 朝日ニューススターで 2010 年 10 月から 2012 年 3 月まで 26 回にわたって放映された対談番組「海堂ラボ」を書籍化したものだ。本書では第2 期の 12 名をピックアップ。番組ホストは『チーム・バチスタの栄光』でお馴染みの、医師で作家の海堂尊さん。

医療安全の長谷川剛さんは「我々の間のみならず、日本の未来に寛容と赦しの文化が必要なのだと思っている」(51 ページ)と語る。
『チーム・バチスタ』のモデルとなった心臓外科医の須磨久善は、外科医には責任感と判断力が重要という。手術前に周到な準備をするのはもちろんのこと、手術の場において「何が何でも、その場で答えを出さなければならない。だから、的確でスピーディーな判断力が要求される」(66 ページ)として、それを実践している。
夕張市再生に乗り込んだ村上智彦さんは、「『改善』はいつでもできますが、『改革』は一度壊れなければできない」(74 ページ)と語る。村上さんは「ここに骨を埋めるつもりはない。めざすは地域住民の自立だ」と言い、現在は夕張市を離れ別のプロジェクトに関わっている。海堂さんはこの姿勢に「偽悪家めきながらも誠実さを感じた。そう言うことで、過度に自分を英雄視する周囲と一線を画そうとしていた感じがする」(89 ページ)とコメントしている。

東日本大震災に医師を派遣した日本医師会の今村聡さんは、「医療というのはサービス産業ではなくて、絶対に必要な財産であるということを、より多くの方に認識していただけたらと思っています。警察や消防と同じように、市民生活に必要なものなんですね」(121 ページ)と語る。目から鱗が落ちた思いだ。
海堂さんの著作『トリセツ・カラダ』『ゴーゴー Ai』でイラストを担当したヨシタケシンスケは、大病院に仰々しく飾られている油絵では心が安まらない。「病院という場所に掛ける絵には、やるべきことや、やれることがたくさんあると思っているんですよ」(194 ページ)と語り、ボランティアで病院へ作品を提供している。

海堂ラボに登場する医療者は、医師や看護師だけではない。政治家からイラストレーターまで、ともかく医療現場に携わっている人々の生の声を拾い上げる。マスメディアの報道では気づくことのない、こうした人々の活躍がわが国の k りょうを支えている、










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最終更新日  2013.11.07 21:59:03
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