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2005/09/24
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テーマ:ニュース(99405)
カテゴリ:カテゴリ未分類
自衛隊が駐留しているイラクのサマワの治安維持を行っている、英国軍と豪州軍が、日本政府に対して、来年5月で、イラク自身に治安維持を任せて、サマワから撤退したいと、打診してきているそうです。

イラクに日本のマスコミが入り込んで詳細なレポートを送っている状態にはないので、イラクの現状がどうなってしまっているのか、よくわかりません。ですが、連日、自爆テロにより、多数の一般人に被害が出ていることが伝えられています。先日は、英国兵2人が現地警察に拘束され、英国軍が力づくで奪還する、という事件もありました。

米国も含めて、泥沼化したイラクから、英国軍も豪州軍も何とかして手を引きたいと思うのが本音でしょう。勝手に殺し合いをする野蛮な地域で、なぜ、未来のある自国の若者が命を奪われなければいけないのか、そう思うのが自然だと思います。

米国もこれ以上イラクの治安維持に当たったところで、何をやってもイラク人の憎悪を増すだけ、親米的な政権ができる可能性は絶望的です。2000人近い米軍兵士が命を失い、大量の人員と戦費をかけてイラクを守ったのに、誕生した政権は、何もしないで見ていただけの中国に原油を売ると言うことをやりかねません。

さすがに、防衛庁も、日本人として憲法第31条の保証する生存権を有する自衛隊員を見殺しにすることはできません。自衛隊員にも家族がいます。英国軍、豪州軍の撤退に合わせて、自衛隊の撤収を行うことの検討に入ったそうです。これ以上、なお、石油確保のために自衛隊のイラク派遣を継続すべきだ、と主張するヤツには、自己責任でおまえが行けよ、と言いたいですね。

多分、イラクから自衛隊が撤収しても、選挙戦中に、刺客騒動とホリエモン立候補しか書かなかったマスコミは、お勤めご苦労様でした、無事に帰ってこられて(私には、こうなるように祈ることしかできませんが)何よりです、と一面トップに大見出しを掲げるだけです。イラクへの自衛隊派遣の功罪など、取り上げもしないでしょう。自衛隊派遣を強行した小泉政権批判など行うはずもありません。

ですが、私は書きます。何のために自衛隊はイラクに行ったのか、どういう意味があったのか、成果はあったのか。

サマワでは、水道も復旧したそうです。学校や病院の建設も進んだそうです。でも、これだけのことなら、イラク人を日本に呼んできて技術指導をして、建設機械を送れば、イラク人が自分でやれたことです。反撃武器もロクに所持できない自衛隊員が、外国の軍隊に守られながら、やらなければいけないようなことではありません。前原誠司民主党新代表のこちらの意見にもそう書かれています。

そもそも、イラクに自衛隊を派遣する前に、どうして小泉政権はブッシュの独善的な一国覇権主義(ユニ・ラテラリズム)に乗ってしまったのか?ドイツ・フランス・ロシアが反対しているのに、米国・英国だけでイラク戦に突入してしまったのか?突入の際に、イラクは大量破壊兵器を持っている、という根拠さえ、証拠の一つも出てきていない。米英日だけで、イラクの石油利権を独占しようとしても、うまくいくはずがない、ソマリアで米国は失敗しただろう、と、どうして小泉政権はブッシュを説得できなかったのか?

国際協調の枠組み=国連主導で、むしろイラクに派兵する部隊の中心を、イラン、サウジアラビアなどの隣接アラブ国に任せてしまう方が、遙かに良い結果(米英日が石油利権を握るという意味で)を得ただろうと私は思います。日本は、これら周辺国も含めて、後方支援に徹する方が、遙かに、国際的信用も、米国の信用も、中国の信用も得ただろう、そして、安保理常任理事国入りのストーリーも見えていただろうと思います。

結局、国連分担金を引き下げるとしか言えない状態(私は、こうすべきだと思いますが)になり、国際的信用も、中国の信用も失いました。日本の対米忠誠感は米国人も認めていますが、米国にとって役立つ国はどこか、という観点では、米国人はもう、金魚のフンの日本よりも、是々非々ではっきりものを言う中国をとるでしょうね。





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最終更新日  2005/09/24 11:46:59 AM



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