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2006/12/24
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カテゴリ:政治
このブログで書き続けているのは、民法766条の不備についてですが、民法772条にも不備な点があり、日本人の父親と日本人の母親から日本で生まれたのにもかかわらず、日本人扱いされていない女の子がいるのだそうです(こちらを参照)。
クリスマスの日に、何とも非人道的な悲しいニュースなのでしょう。

この女の子は、母親が離婚してから226日後に生まれたのだそうですが、離婚以前の段階で既に現在の夫(女の子の実の父親)と同居していて、明らかに、現在の夫との間にできた子どもなのだそうです。
ところが、民法772条によると、母親が離婚してから300日以内に生まれた子どもは、離婚前の子どもと推定するという規定があるのだそうで、この子どもは、日本人として認知されておらず、戸籍もまだなく、健康保険も適用されず、保育園にも入れないのだそうです。
「推定する」と言っているだけで、「断定する」という規定ではないのにもかかわらず、区役所は民法772条の規定により戸籍届けの受け入れを拒否しているのだそうです。
民法の規定が「推定する」になっているので、問題があるのならDNA鑑定でもやって、現在養育中の父親こそが真の父親であることが証明できれば、「民法772条の規定により」この女の子を日本国の戸籍に入れることができそうなものです。
区役所の担当者は、自分の恣意的解釈ではなく、もっと法律の条文に忠実にやってもらいたいものです。
最高裁判例でも、既に前夫との夫婦としての実態が失われている場合にできた子どもは、前夫の子との推定を受けない、となっているそうなので、区役所の担当者は、この最高裁判例にも反して、日本人の子どもを日本人と認めないという、とんでもない違法行為を働いていると言えないでしょうか?

法務省民事局は「法に基づいた一律的な運用をせざるを得ない。要望を認めるには、国民の意識が高まり、法律を見直すなどして対応するしかない」と言っているのだそうですが、これは言い逃れにしか過ぎません。
こうのような、特異な状況下で起きた事件に関して、日本人は非常に冷淡なのです。
日本人は、新聞で大騒ぎするようなことであれば関心を持ちますが、どこかの誰かが泣いている、と聞いても、自分に無関係であれば、避けて通ろうとするのです。
民法766条の問題も、先進国で未解決なのは日本だけなのにもかかわらず、また、日弁連でも改正すべきだという意見が大半なのにもかかわらず、世論は全く見向きもしようとしません。
恐らく、民法772条の不備であっても、世論を待っていたら100年経っても、1億年経っても、日本では法改正はできないでしょう。
この女の子は、日本国籍を持つことができず、不法滞在者として日本から出て行け、ということにでもなるのでしょうか?これが「法律」!?信じられませんね。

こうした問題は、世論形成が為されていなくても、また、関与する人の数が少数であっても、全体的利益と調和するように、法改正がすみやかに為されるべきです。
ハンセン病患者や、中国残留孤児で日本に帰還してきた人たちを支援する法律などと同様の位置づけで見るべきです。
消費税増税だって、世論が反対でも、3%から5%にしたではないか、と、言いたいですね。

少し、私が明るい気持ちをもつのは、ヤフーのアクセス・ランキングでベスト3に入っている、ということです(追記、23時過ぎにアクセス1位になっていますね、日本国民の皆さま、民法の不備にぜひご理解ください)。
民法の不備について、世論が少しでも関心を抱いてくれるということは、私としては大歓迎です。
日本国の「法律」は、日本人が豊かに平和に幸福に生活するために、運用され改正されてゆくべきだと思います。

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最終更新日  2006/12/24 10:53:02 PM



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