米国大統領選、その他
米国大統領はブッシュになりそうで、ちょっと残念ですが、日本がブッシュに是々非々の毅然とした態度が取れるか、ということが将来問題になってくるでしょう。ブッシュの暴走を留める役割は日本にしか担えない、ということになると、米国追随の自民では無理、日本の政権交代は必須です。いろいろ米国の国内事情の話を聞いていると、米国はもう民主主義の国とは言えないですね。恐らく今後共和党の一党独裁に進むのではないでしょうか。軍事超大国かも知れないですが、文盲率25%で奴隷制が復活して階級分化した後進国に成り下がったと見るべきでしょう。言論統制も激しくなり、服部君射殺以来の銃規制も業界圧力により撤廃、京都議定書も批准しないし、牛の生後何ヶ月かの管理もできない後進国米国のBSE牛も危なくてとても輸入再開できる状況にないと思いますけどね。日本はもはや、日米安保から徐々に脱却して、アジアの方を向いて外交を進めるべきだと思います。こちらも簡単な話ではないと思いますけれど。大統領選のドサクサに紛れてということかも知れませんけれど、曽我ひとみさんのご主人のジェンキンス氏が司法取引により禁固30日の刑で済んだそうです。小泉政権が見捨てるのではないかと不安に思っていましたが、こちらも軽い刑ですんで、刑期を終えた後、どうぞお幸せに暮らして頂きたいと思います。でも、家族で暮らせるというのは、子どもと離れて暮らす私にはとても羨ましいお話しです。昨日書いた、全国学力試験のことですが、中山文科大臣も同じことを言っているようですが、私の言いたいのは学力試験は中学生・高校生各個人の学力の評価のために行うのではなく、教員、教育委員会、指導要領、教育政策の評価のために行って欲しいということであって、ちょっと目的が違います。自分の相対的位置を知るために、結果を知りたい生徒には結果を教えればよいとは思いますが、教員の側が各生徒の指導のための材料にすればよいことであって、生徒本人が知りたくなければ敢えて知らせる必要もないと思います。学力試験があるから、競争意識が芽生えて学力の向上につながるだろうという期待は幻想です。今の子どもたちにそのような逞しさを要求するのは無謀です。昨日も書きましたが、内申書に締め上げられてすっかり萎縮してしまった子どもたちをもっと伸び伸びさせて、逞しさが芽生えてくる土壌を作るところからまず考える必要があると思います。覇気のない今の子どもたちを見ていて、私が心配になるのは、今後、日本が自前の国防を考えるときに、しっかりとした防衛を行えるだけの人材が集まるのだろうか、ということです。日本の高い教育レベルに支えられた今の自衛隊の意識は非常に高いと思いますが、今後については、華氏911に描かれた米国兵士のような意識の低い状態になりかねないと思うのです。親が子どもを甘やかしすぎるのか、物資が豊富すぎるのか、少子化により競争がないからなのか、あるいは右系の人がしつこく言う戦後民主主義教育のせいなのか、私は昨日も書いた通り中学校の内申書のせいだと考えていますが、教育基本法を直しても逆効果なだけだと思いますけれどね。