☆フランスの王様フランスの王様フランスは共和国であり、これをフランス語で « République française »[レピュブリック フランセーズ]という。これは第1共和政体から始まり、今は第5共和政体である。 一方、日本人にとってはフランスというと「王朝」というイメージも強い。有名な太陽王ルイ14世や大革命時の国王ルイ16世はブルボン王朝(les Bourbons[レ ブルボン])の王であった。 ルイ14世の治世は長くなんと在位が70年以上続き、「朕は国家なり」などというようになった。世継のルイ15世は14世のひ孫である。 ルイ16世は15世の孫であり、人柄は凡庸ながら真面目であり、テュルゴーなどを登用して財政改革に努めたが、革命に向う歴史の流れを止めるにはもはや遅すぎたといえよう。 かくして、フランス大革命でルイ16世は処刑され、世継であるルイ17世は幼くして囚われの身のまま亡くなったとされる説が有力で子供は無かったものと思われる。 皇帝になったナポレオン1世が勢力を失いエルバ島に流された時(1814)、ルイ16世の兄弟であるルイ18世が王位に返り咲いたが、ナポレオンが戻り「百日天下」の間はパリを追われた。 ナポレオンがセント・ヘレナ島に流され最終的に力を失う(1815)と、ルイ18世もパリに戻り王政復古となる。続いて即位したシャルル10世(ルイ16世、ルイ18世の兄弟)は7月革命(1830)により退位、英国に亡命、ブルボン家最後の王となる。 続く7月王政では、議会はルイ13世の次男の子孫のひとりであるオルレアン家のルイ・フィリップをフランス王(ルイ・フィリップ1世)とするが、彼もまた2月革命(1848)により王位を追われ英国に逃れた。この王が史上におけるフランス最後の王となっている。 この人の子孫は今どうしているのだろうか?知りたい気もするが… (le 16 avril 2004) 次のページへ ホームへ ジャンル別一覧
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