☆フランスの貴族ってフランスの貴族って?フランスは現在共和制であり、国民は皆平等で、身分の差別はない。そうではあるのだが、フランス貴族協会? (l’Association de la noblesse française)という組織が存在し、正統派の貴族の子孫の約3分の2がこの協会に所属しているという。 そもそも、貴族というのは「君主制」に付随した功労者によってできた階級である。中世からは貴族は3つの主な要素からなるといわれるようになった:年功、功労、高名がそれである。 上記の3要素によってフランス貴族は幾層かの階層に分かれる:太古からの貴族、王の免許状により第3身分(平民)から貴族身分に列せられた者、職務から貴族の仲間入りした法服貴族、代々貴族の土地にそれらしく暮らしているところから王権より認可された貴族といった具合に… 封建時代の11世紀まで遡ることでできる貴族のなかの貴族の家柄はもはや3つしか残っていない:ロシュクール(予測の読みが方ですが)・Rochechouart、ロアン・Rohan、そして ダルクール・d’Harcourtがその家名である。 では、他にも沢山いるらしい、フランスの貴族の子孫の氏素性をどうやって確認するかというと、手っ取り早くて一番わかりやすいのは、名字に « particule nobiliaire »(パルティキュル ノビリエール / 貴族の姓の前に付けるde)が先立っているかどうか見ることである。たとえば、Paul de Vigny (ポール ド ヴィニイ)とかmarquise de Sévigné (マルキーズ ドセヴィニエ / セヴィニエ侯爵夫人)という具合になる。特権などは無論無いのだが… (le 15 mai 2004) 次のページへ ホームへ ジャンル別一覧
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