☆ パリの美術館☆パリの美術館○パリには約50以上の美術館がある。パリと近郊の主要な美術館と史跡に自由に入れる「カルト・ミュゼ・エ・モニュマン(Carte Musees et Monuments)」というパスを購入すると便利ではある。チケット売り場に並ぶ時間が節約できるからだ。 ・以下日本人観光客に人気の美術館を少しだけみてみよう。 ★ルーブル美術館(Musee du Louvre) (世界中の美術工芸品・主に19世紀半ば迄) ○ルーブルの総合案内所やチケット売り場は「ナポレオン・ホール(la cour Napoleon)」という場所で半地下に位置する。ここへは、ルーブル宮の中庭にあるガラスのピラミッド、もしくは「地下ショッピング・センター/カルーゼル・デュ・ルーブル(Les Boutiques du Carrousel du Louvre)」からアクセスできる。 ○ルーブルはシュリー、リシュリュー、ドノンと名付けられたセクションにわかれている。チケットを購入して(カルト・ミュゼがあればそのまま)各セクションに入る時は、それぞれの入り口でチケットを見せて(一日有効・出入り自由)短いエスカレーターを登るとチケット・コントロールがあり、初めて通る時は印(コントロール済という)をつけてくれる。 ★オルセー美術館(Musee d’Orsay)(主に1848年~1914年の作品) ○オルセー美術館の建物はオルレアン鉄道の終着駅として1900年7月14日に落成した。40年近く南西フランスに向かう鉄道の起点となっていたが、長い列車の運行の実現に伴いプラットフォームが短かすぎるという難点が持ち上がり、次第に幻の駅となる。 ○1977年ジスカール・デスタン大統領がオルセーを美術館とする事を決定。1986年12月1日ミッテラン大統領臨席の下に復活・落成された。 ○内部はまず1階(地階)を見て、エレベーターか建物の奥にある登り口から3階(上階)へ行き、最後に2階(中階)を見るのが効率的だろう。 ・1階(地階)◆アングルとアングル派、◆バルビゾン派…ミレー「落穂拾い」、「晩鐘」、◆写実主義◆初期印象派…マネ「オランピア」、「草上の昼食」 ・3階(上階)◆印象派…モネ「ルーアンの聖堂」、ルノワール「ムーラン・ド・ラ・ギャレット」、「ピアノに寄る少女たち」、ドガ「アイロンをかける女たち」、ゴッホ「自画像」、「ガシェ医師の肖像」、セザンヌ「青い花瓶」、 ◆点描派、◆ポン・タヴェン派、ナビ派…ゴーギャン「タヒチの女たち」、 ・2階(中階)アールヌーヴォーArt nouveau(「新しい芸術」の意味。19世紀末から20世紀初頭の様式、花や植物をモチーフとし、曲線を多用した)とロダンの彫刻。 ★パリ市内の他の「印象派」美術館 ◇オランジュリー美術館(Musee de l’Orangerie) 住所:Jardin des Tuileries 1er モネの大作「睡蓮(Nympheas・ナンフェァ)」が8枚ある。第一次世界大戦勝利を記念してモネからフランスに寄贈されたもの。現在工事・閉鎖中。2006年に再開予定らしい。 ◇マルモッタン美術館(Musee Marmottan) 住所:2, rue Louis Boilly 16e 美術史家ポール・マルモッタンの邸宅が美術館になったもの。印象派の始まりを告げ モネの「印象、日の出(impression , Soleil levant・アンプレッション ソレイユ ルヴァン」(1873)が 蔵されている。 ◇プティ・パレ(Petit Palais) 住所: av. Wisnton-Churchill 8e グラン・パレと一緒に1900年の万博会場として建てられた。絵画では19~20世紀初頭の作品が重要。ドラクロワ、クールベ、モネ、シスレー、ピサロ、セザンヌなど。 (le 3 decembre 2004) 次のページへ ホームへ |