☆フランスのアパルトマン☆フランスのアパルトマン○フランスではアパートのことappartement(アパルトマン)というが、一般にappartementとは一戸建て(maison[メゾン])でない住宅のことをいい、かなり住居面積が広い物件でもappartementと呼ぶ。 ○パリの中心部などは建物の外観をかってに触れない場所も多く、一戸建てというのはあまりみない。そのかわりというか、ひとつの建物の2‐3階部分をすべて所有している金持ちなども多く、それでも彼らはそこをappartement(アパルトマン)と呼ぶ。 ○日本でよくデラックスなアパートのことで使うマンションというのは米語のmension(大邸宅、やかた)から来ており、フランス語ではあくまで大きなappartementである。また、邸宅とか高級マンションを指すフランス語はresidence[レジダンス]であるが、一般のアパートにはあまり使わず大統領が住むような建物のことを表すことが普通である。 ○フランスでは専用のsalle d’eau[サル ドー]「バス・トイレ」と kitchenette[キチネット]「小型の台所」 が付いているくらいからアパルトマンappartement[アパルトマン]といわないわけではないが、ワンルームのようなものはstudio[ステュディオ]「ワンルーム」とか、studette[ステュデット] (単室の小さなstudio)といい、もっと小さく、他人のappartementの一室を間借りすることもある(chambre a louer[シャンブル ア ルエ]「貸し間」)。 ○パリなどは特に住環境が悪いので、学生ならば寮のような学校から紹介されたところに住むのがベターかもしれない。寮は食事がつく場合とつかない場合がある。定義は実際にはそれぞれの場合で確認しなくてはならないが、概ね以下の通りだろう。 une chambre sans pension,「食事なしの部屋」 [ユヌ シャンブル サン パンション] une chambre avec demi-pension,「朝食のほかに昼(夕)食が付く部屋」 [ユヌ シャンブル アヴェツク ドゥミパンション] une chambre pension complete,「3食付きの部屋」 [ニヌ シャンブル パンション コムプレット] ○国立の大学がある都市では食事つきの寮がなくても、学校に付属する学生食堂があって割安な値段でボリュームのある食事をとることができる。本質的には学生のための食堂なので、食券を買うときには学生証の提示が必要だ。 (le 25 decembre 2004) 次のページへ ホームへ |