テーマ:特撮について喋ろう♪(4367)
カテゴリ:クロ歴史!
昔テレビで見た怪獣や星人が今、どうしているか見てみたい。
「あの人は今」的にこんな願望をお持ちの方もいらっしゃるかと思いますが、それがついに実現しました。ウルトラセブンのメトロン星人が時を越え、ウルトラマンマックスに再登場しました。実に40年振りですが、監督も以前ご紹介した実相寺昭雄さんです。 今回も舞台は同じ北川町ですが、ちょっと勝手が違う様子。 小道具はタバコじゃなくてケータイになっています。 40年前同様に人々が突然キレル事件が頻発するのですが・・・。 黄昏れの街に巨大化したメトロンが現れた時はなんとも言えない郷愁を感じましたね。また、名シーンとして語り継がれるちゃぶ台を挟んでの対話のシーンにも心がときめきました。 カイト隊員が「とにかく帰れ!」と銃を向けたり、マックスに変身してからも「つべこべ言うな!!」と遮ったり、現代人の思考停止状態をよく表しているようで印象的でした。 寺田農さん演ずるメトロンの味わい深い人間味のある台詞とは実に対称的でしたね。40年前は抑揚のない、いわゆる宇宙人声だったような憶えがありますが・・・。 「ヤツはこの星に見切りを付けて故郷の星へ帰っていったんだ。」 「でも・・・」 ラストは意味深な演出でしたが、ミズキ隊員は何と続けたのでしょうか。 私はこんな風に想像します。 「これは彼なりの思いやりだったんじゃないのかな。きっと私たちに自ら気付いて欲しかったのよ。 なぜなら、彼もこの地球を好きになってしまったから・・・。」 夢も希望もない殺伐とした事件が続発している今の日本には、マックスの若さよりメトロンの深謀の方が必要なのかもしれませんね。 P.S.それにしても管理官、派手にブン投げられてましたね。 一声でわかるその存在感がステキです♪ ウルトラマン怪獣伝説-40年目の真実- ■平成版「ガメラ」シリーズの金子修介監督が贈る、40年ぶりに集まった科特隊メンバーによるミステリアスな後日談。 「ウルトラマンの正体は本当にハヤタ隊員だったのか?」 『ウルトラマン』に登場した怪獣も特集し、金子監督と石坂浩二の対談も収録。 ウルトラマンの東京 ■東京名物であった怪獣にウルトラマン。毎週日曜夜7時になると出現、ビルを破壊していた昭和40年代。その中でも、亡霊怪獣シーボーズ、落書きから生まれたガヴァドン、哀しい運命のジャミラなど、記憶に鮮やかな傑作の数々を作りだした実相寺昭雄が、当時のロケ現場を再訪しながら、かつて怪獣たちが暴れまわった風景をさがし求めるウルトラマンの東京散歩。元本を改訂した決定版。 ウルトラマンマックス年越し特集2005 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005/12/12 11:45:48 AM
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