テーマ:特撮について喋ろう♪(4367)
カテゴリ:クロ歴史!
物語もいよいよ最終章に突入しましたが、今回はラスボス、絶対神ン・マの転生を軸に、その依り代に選ばれた冥府神ティターンと芳香たちマジレンジャーとの友情を描いたドラマの後編です。
ン・マの転生を阻止することを己の使命と悟ったティターンは芳香、蒔人とともにトラベリオンでマルデヨーナ世界の「永遠の樹海」に向かいます。その奥深く「眠りの湖」に入ると永久に眠り続け、たとえ冥府神といえどもそれを妨げることはできません。ティターンはそこで生き続けることによってン・マを封じようというのです。 さて、文字通り命を賭したこの願い、叶うのでしょうか。 繰り返し書いていますが、キャラクター個々を描くドラマをまとめながら、物語全体のクライマックスに巻き込んでいく流れは見事です。今までの戦隊シリーズにも秀作はありましたが、どちらかを立てるとどちらかが等閑にされてしまう傾向があったので、これらを(ここまでは)両立させている本作は後々に高い評価を受けることになるのではないかと思います。 結局、あと一歩のところで伏していたダゴンに刺され、ティターンは思いを遂げることができませんでした。しかし、ここに至るまでに芳香はもちろん疑われていたおニイちゃんの蒔人にも心を開かれ、力一杯支えられました。芳香の変身能力も見事に活かされていましたね。彼にとっては不本意な終局だったのでしょうが、そのことが慰みになったのは確かなはずです。 さて、狂言回しに成り下がったワイバーンはマジレンジャーたちに翻弄され挙句、復活したウルザードに一撃で葬られてしまいました。編集の都合もあったのでしょうが、プライドもズタズタでしょう。彼は他の冥府神にも支えられることなく孤独に逝ったのです。不本意だったのは同様だと思うのですが、二人の間際の感情は天と地ほども違ったのではないのでしょうか。 いやあ、登場当初はキーになる存在と思っていたのですが、あっけない最期でした。 ワイバーン様は次に転生することがあれば、まず謙虚さを身に付けましょう。そうすればきっと、支えてくれる上司にも恵まれるはずです。 新しく仲間を得ることができたティターンと、仲間だったはずの冥府神から捨て駒同然の扱いを受けたワイバーンが対称的で、憐れを誘いました。 言葉にするのは簡単ですが、「人を信じる」ということは中々難しいことですよね。偏見とかプライドとか、いろんな感情がジャマして素直にいかないのが普通の人間だと思います。それでも自分から信じることなしには相手から信頼されることもない、ということを改めて教えられた気がします。 さて、お父さんも復活したし、ついに一家(と居候)大集合で同時変身という夢は実現するのでしょうか。予告を見るとどうも・・・。 ※予告が始まりましたが、2月上旬発売らしいです。↓ DVD インフェルシアの花嫁 DVD インフェルシアの花嫁 メイキング お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/01/25 07:54:51 PM
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