テーマ:特撮について喋ろう♪(4354)
カテゴリ:クロ歴史!
ちょうど一年前、その名前を聞いたとき、思わず「マジ?」っと言ってしまった“魔法戦隊マジレンジャー”でしたが、物語が陳腐なものにならないかちょっと心配でした。(まあ、ガオとかデカとか既にありましたのでもう何でもアリでしたが・・・)
しかし、その予想を大幅に翻し、作品は素晴らしい大団円を迎えました。 つい先ほど、その最終回を見終えましたが、ゴレンジャー以来、脈々と続いてきたいわゆる戦隊モノの中でもベスト3に入る出来だったと言えるのではないでしょうか。 特に父母を交え集結したマジレンジャーがン・マを打ち破り、地上に愛と希望の光が降り注いだ、主要キャラ総出演のフィナーレはこれから語り継がれていくことでしょう。 ■今回活躍したアイテム 前半は魁を中心に兄弟の結束と勇気の力がン・マを打ち破る過程が、後半は驚きの連続ともに、すべての世界が希望を取り戻すというプロットが、短い時間の中にそれほど違和感なく凝縮され、素晴らしい演出だったと思います。特にスフィンクスの復活はまったく予想できませんでした。 個人的にはこれによってインフェルシアにも再生への道が標されたことがなによりだったと感じます。 ところで、この作品全体のテーマは「勇気」と「家族」という事だったと思うのですが、いろいろな事を考えさせられました。 少子化といわれる状況の中で5人兄弟と家族愛を理想的に描くのは難しかしいことだったでしょう。現実にモデルケースが少ないという意味では、ステレオタイプの描写に陥ってしまいがちでしたが、今風の世情を取り入れて(例えば芳香の奔放な恋愛感とか、ヒカルの家庭教師という設定とか)時には力強く、偏見のない愛情とか支えあう姿勢などの課題に結び付けていったように思います。 また、1年間を通す中で、リアルでも耐震強度偽造問題やライブドア事件など衝撃的な出来事が噴出し、これほど人の信頼というものが喪失したことはなかったかと思います。今ほど、欺瞞や虚飾に立ち向かう勇気が必要な時はありません。それは大人の社会でも子どもの社会でも同じことではないでしょうか。 そんな中で架空の話ではありましたが、私たちと、私たちの子どもたちが、このマジレンジャーに巡り逢うことができたのはある意味で奇跡だったのかもしれません。 家族、信頼、支えあう心、偏見のない目など今の時代を乗り切っていくために必要なエレメントがふんだんに盛り込まれた良作が完成したと思います。 この物語をツクリゴトのキレイゴトで隅に追いやるのではなく、希望に満ちた冒険譚として記憶し、語り継いでゆくことがよりよい明日をつくることにつながるのかなと、そんなことを強く思わされました。 P.S.顔出しスーツの5人の掛け合いはよかったですね! でもレッドの中抜きマスクはちょっと微妙でした。 魔法使いになるための魔法の呪文教室 そして、来週からはいよいよ・・・ お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/02/15 12:09:48 PM
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