カテゴリ:クロ歴史!
脚本:會川 昇/監督:諸田 敏
【あらすじ】 「それはまさに地獄の光景だった。」 集められた巨大な爬虫類たちは、お互いを敵とみなし、一斉に襲い掛かったのだ。 牙を、毒を、全てをぶつけて戦いあう。 やがて静寂が訪れると、獣たちの屍が横たわるばかりだった。 いや、だが、一匹、最後に残った獣が今、新たな姿に・・・ 信じられないことに『滅びの龍』と同じ光景が、今、眼前で繰り広げられているのだ。 愛読するこの小説のくだりが、思わず暁の口を突いて出た。 ジャリュウ一族出現の報を受け、現場に向かったボウケンジャーだったが、そこに見たものはジャリュウ同士の戦いと、辺り一面に散らばるその屍だった。 そして最後に勝ち残った一匹が名乗りをあげるとジャリュウの長、リュウオーンが姿を現わした。彼はこれが神聖な儀式だと言う。 ジャリュウは邪悪竜ドライケンへと脱皮し、咆哮を挙げると、口から巨大な火球を放ち悠々とその場を去っていった。 暁は、何かの手掛かりが見つかればとその小説の著者の香川慈門(清水紘治)を訪ねる。 以前は冒険や英雄への憧れを感じさせた香川の作風の変化に、着想の出所を聞く暁だったが、すべては自分の想像力とにべもない。 しかし、香川にはある秘密があった。 * サージェスでは、新装備“デュアル・クラッシャー”のテストが繰り返されていたが、強大な反動を制御する術がない。 しかし、その衝撃を吸収するための“アクセルテクター”のパーツとなるプレシャスが間もなくヨーロッパから到着することになっていた。 そのプレシャスの名は“サラマンダーの鱗”。 だが、小説「滅びの竜」には、それこそが世界を破滅に導くドラゴンを誕生させると記されていたのだった。 香川の小説「滅びの竜」に秘められた謎とは? ジャリュウ一族と何か関係があるものなのか?? 果たしてボウケンジャーはプレシャス・サラマンダーの鱗を守り、ジャリュウの陰謀を打ち砕くことができるのか?! 【登場メカ】 ダイボウケン/ダイボウケンミキサー 【登場ネガティブ】 ジャリュウ一族:リュウオーン/邪悪竜ドライケン 【活躍アイテム】 *** ジャリュウの長、リュウオーンの過去を垣間見せた物語に感じました。 今の社会に絶望し、破壊願望を抱くようになった、小説家・香川に彼のイメージが重なります。香川も以前には、冒険や英雄を語る熱い時期があったようですが、その想いが純粋である程、それは儚いものでもあったようです。 今回の内容から、リュウオーンは100年以上前のヨーロッパに何らかの関わりのある人物(だった?)ということが推察されますが、きっと彼も何かに絶望し、慟哭し、その結果、破壊願望に取り付かれた人間だったのではないでしょうか。 香川との違いは、新しい希望を見出せるものに出会えなかったことだけなのかもしれません。 ところで私も子どもの頃、一時違いの雑誌を愛読していました。 その名は「冒険王」。 当時はスペクトルマン(名作!)のマンガなんかが連載されていて、本当に毎月楽しみにしていました。 漫画雑誌として創刊され、様々な変遷を経て、最終的にはてれびくんスタイルの幼年誌になって天寿を全うした模様ですが、末期にはガンダムのコミックも連載されていたようで、(これは私は既に読んでいなかったのですが、)何か因縁めいたものを感じてしまいますね。 幼い頃に、希望を見出せるような楽しい本に出会えて、本当によかったと思います。 RX-78-2 ガンダムのバリエーション|MS-06 ザクのエースパイロット仕様機|その他のジオン軍MS群|RX-79 GIM(ジム)のバリエーション|Zガンダムに登場するMS群|モビルアーマー、輸送機など|ガンダムWに登場するガンダム|ガンダムWに登場するその他のMS群(トールギス、リーオー、マグアナックなど)|1|2| お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2006/10/13 11:36:37 AM
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