レビュートランスフォーマーディセプティコンブラックアウト（2007年　ムービー）

2007/07/12

テーマ：おすすめ映画(4017)

カテゴリ：クロ歴史！

ディセプティコンブラックアウトレビュー

トランスフォーマームービーシリーズ（2007）

2007年6月発売

ディセプティコン・ブラックアウトはバリケードやスコルポノックより一格上のボイジャー（VOYAGER）クラス。サイズも一回り大型化し、変形様式やギミックもより複雑なものになっています。

ようつべのゲーム動画ではローターを束ねて~~ハリセン~~剣のように振るい、やたらと素早く動き回っていましたが、さて、玩具の方はどんなものでしょうか。

【ポイント】
・特殊作戦用多目的ヘリ“MH-53JペイブロウIII”が大型ディセプティコン戦士にトランスフォーム。
・変形用のオートモーフ機構のほか、ローター回転、スコルポノックの格納庫など多彩なギミックを搭載。また、別売りのスコルポノック（スタンダードクラス）と合体が可能
・重量など制約が多い中、一定のアクションを実現

ブラックアウト　ビークルモード

■FRONT

■REAR

アメリカ・シコルスキー社製の多目的大型ヘリ“MH-53J Pavelow III”がモチーフのビークルモード。
若干丸みを帯びている印象ですが、全体のシルエット、機首のレーダードーム、スポンソンに取り付けられた燃料タンクなど、特徴がよく表れているのではないでしょうか。
機体後部のケージにはミニサイズのスコルポノックが格納されています。

いつもの底面ビュー！
腕と脚がどのように折りたたまれているか分かりやすいと思います。
腕部に小さなコロがついており、一応転がし走行が可能です。

【GIMMICK】

後部のシャフトを押すとローターが回転します。

印部分の黒いボタンを押すと、ケージが開きスコルポノックが投下されます！

ソフトシェル　スコルポノック！
尻尾がバネで動きます。

トランスフォーム

■オートモーフ機構

機体下部を振り下ろすと連動して頭部がせり出します！

ブラックアウト　ロボットモード

■FRONT

■SIDE

■REAR

【スタイリングについて】
中央の大きなローターファンと迫力のクリーチャーフェイスが印象的なロボモード！
背負い物が大きすぎる点を除けば、もっともクールでデザイン的にもまとまっていると思います。
ローターブレードがもう少しコンパクトにたためると、さらに良かったですかね。

眼にはおなじみの集光ギミックを搭載。
後頭部が遮られているので自然光は取り込めず、ペンライトか何かで光を当てなければなりません。
両肩にはミサイルらしきものが装備されていますが着脱は不可。

メインローターとそれに連なる機体上部、テールローターまでを取り外し、武器として装備できます。

肩にセットし、ローター下部のバーを手に握らせます。
構造的に取り回しは厳しいですね。

【可動について】
ヒンジと軸を組み合わせて、変形玩具としてでき得るだけの可動を実現しています。
なので可動範囲は今ひとつ。
全体的に、特に股関節が緩く、複雑なポーズでの保持には困難なものがあります。

頭部は左右回転のみ、肘は約90度、手首は軸で前後にスイング可能です。

肩アーマーの内部に軸があり、ほぼ地面と水平まで腕を振り上げることができます。

股関節はほぼ180度の開脚を実現、膝は90度弱曲がります

【POSE】

スコルポノックとの合体

別売りのスコルポノックを底面に取り付け、合体させることができます。
尾翼のシャフトを押すと、ブラックアウトのメインローターとともに、スコルポノックのハサミが回転します。

ロボモード同士でも合体できるなど、もう一捻りあるとうれしかったですね。

【評】
外観とプロポーションはほぼ満足なのですが、得物が大きいため、アクションポーズは持て余します。個人的にはローターギミックが失われてもいいから、武器をコンパクトにしてもっと自由に動かせるようにして欲しかったですね。
また、他の劇場版トランスフォーマーたちはどれも関節の保持力が優秀で、無理なポージングでもこなしてくれていたのですが、今回のブラックアウトはどこも緩めで残念。
ビークルモードのスタイリングもカッコよく、飾って眺めるには最高のアイテムに思います。

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