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テーマ:障害児と生きる日常(4431)
カテゴリ:3人姉妹
昨日のコトです。
kanaは、一日の間に何度か私に叱られました。 kanaは、その事に腹を立て、手を噛み足をドカドカと叩き、 「なんで怒るねんっ!!」 と、意思表示してました。 公園で楽しく遊んで、元気イッパイだった時間もタップリありましたが・・・。 そんな一日も終わろうとした時の事です。 お風呂のあと、私がkanaの前から姿を消した隙に、kanaがayaの背中をガツンと叩きました。 ayaが、泣きそうになりながら 「ママ・・・おねえちゃんが 叩いた・・」 と訴えて来ました。 ayaもsatoも、kanaに叩かれたとしても、絶対に歯向かったりしません。 突き飛ばされた事もありますが、絶対にやり返しません。 kanaが叩いてしまうのは、仕方が無いと判っているからなんです。 その瞬間、kanaには制御する能力が薄いのです。 「いけないから、してはダメ」 と、判断する力が弱いのです。 ですが、いつもいつもそれが原因で叩いてしまうワケではありません。 判断力は弱いけれど、判ってしてる時も数多くあります。 これは、障害に関係なく、子供ならではの荒っぽさと言いますか・・。 昨日のkanaの叩き方は、明らかに八つ当たりで、私が部屋から出たのを確認して叩いてます。 発作的に、パニックに陥って出た行動ではありませんでした。 これを許すわけには行きません。 先にも書きましたが、双子達は、絶対にkanaに向かって行ったりしません。 普通の姉妹なら、激しく言い合ったり、掴み合いのけんかをするのは日常茶飯事で そうやって人間関係を学んで成長するのでしょう。 でも、ayaは顔をくちゃくちゃに真っ赤にしながら、痛みと泣き出しそうなのを堪えているのです。 私は、思い切り叱り付けました。 もし、ayaを叩いたのがsatoだったとしても、同じように叱ります。 泣き出しそうなayaの前にkanaを押しやり、逃げないように硬く体を抑えて kanaが叩いた場所を示し、「痛いっ!!」 「泣いてる!」 「ダメ!」 kanaの背中・・・ayaが叩かれた所を私が叩きます。ayaは、こんなに痛いねん。 「痛い、痛い・・・。」 kanaも痛いとしながら、ayaの顔を覗き自分の背中をさすります。 そう、痛いねん。アカンねん! 必要以上に長引かせると、ワケがわからなくなって逆効果です。 「ゴメン」はさせません。ゴメンネ→イイヨ・・・kanaにとって、これは意味がないと私は思ってます。 謝る意味を深く理解していないkanaにとって、ゴメンすれば済む話になっては困るからです。 (その時の状況によって、謝らせる時もちゃんとあります。) kanaが、自分に向かって 「ダメ!」(親指を自分に向かって立てる「メッ」という仕草。手話です。) とした時点で、「そう。ダメ」 と示して、終わりました。 ayaは痛みにじっと耐え、satoは事の一部始終をじっと見守ってます。 ayaをギューーーッと抱きしめます。 それまで泣くのを我慢していたayaが、声を上げて泣きます。 まだ1年生。とっても、とっても小さい、細い体です。 kanaは力の加減が出来ませんから、こんな薄い背中を叩かれて、さぞ痛かっただろう・・ 申し訳ない気持ちでいっぱいになり、私もayaと一緒に泣きそうになります。 けど、kanaが原因で私の涙を見せるわけにはいきません。 kanaの存在が悲しみに繋がると思わせる事は、絶対にしない。 私 「aya、ごめんね。痛かったやろ?」 aya 『うん』 私 「aya、お姉ちゃんのこと いや?嫌いになっちゃう?」 aya 『ううん。大好きよ。aya、お姉ちゃん好き!』 私 「そっか。痛かったのに、好き?」 aya 『うん。ayaのお姉ちゃんやもん』 ・・・・ウォーーーーン・・・・ 終わってみれば、泣いていたのは、ほんの1分程度でした。 『ママ、もう大丈夫』 そう言って、ayaの方から離れてくれました。 satoの事も、抱きしめます。 ayaが叩かれた様子と、私に怒られるkanaを見ていて辛かっただろうと思います。 辛かったかと聞くと、『叩かれてayaかわいそう。姉ちゃんもママに叩かれて怒られてかわいそう。』 2人を交代でギュとしていた私を見ていたkanaが、じわじわと近寄ってきます。 ポロポロと涙をこぼし、ウォン・・ウォン・・ヒーン、と泣いてました。 久しぶりにkanaを叩いてしまった私は、やや自己嫌悪に陥りながらkanaを膝に乗せ体を揺らしてやります。 ママがアナタを叩いてゴメンね。 少し揺らしてやると、自分から立ち上がり、「もう寝る」 の身振り。 kanaの中で、今の事件は終わったのです。 き・・・切り替えが早いって・・・。 kanaよ。 子供を叱った後って、後味悪いし、可愛そうに思うし、親はかなり落ち込むんだヨ。 ↑読んで下さってありがとうございます。 ↑よろしかったら、ポチっとして行って下さいね。 ↓kanaの障害を広く知ってもらうキッカケになったり ↓子育ての楽しさを共有できると嬉しいです! お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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