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namiママの前向きな日々~全力で教師やってます。これでも。~

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November 27, 2006
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カテゴリ:papa


昨日、家族でサザエさんをみていたら

「エステにいこうかしら」というサザエさんに、

ますおさんが「君はきれいだからエステにいく必要なんてないよ。」

とあいかわらず、ラブラブな会話を繰り広げておりました。





私も便乗してうちのますおさん(?)に

「エステにいこうかしら」

といってみたところ








「無駄じゃない?」


と一蹴されました。





むっとした私はゆう(小2)に、

 「絶対こんな男に嫁にいっちゃだめよ!」

というと、ゆうが


「性格はまあ、ともかく…」





「顔はぱぱみたいな人と結婚していい?かっこいいしハート(手書き)









…何かが間違ってると思いつつも

娘に的確な指針を示すことができなかった面食いnamiママです。こんにちは。







さて、こんなうちのぱぱですが

毎朝きちんと6時に起きます。

そして、今日は仕事のためにパソコンに向かっていたようでした。

6時半になったらゆうを起こして

シャツにアイロンをかけて…






ここで低血圧namiママは

朝ご飯を作るために

やっと起きあがってくるわけですが雫





もう、あとは新聞を読んで、朝ご飯を食べて

出勤するだけのぱぱが

リビング横の畳の間にごろんと横になっておりました。







「何ともないんだけど、身体が動かない。」






げげげっ







心の風邪をこじらせた友人やその家族から

聞いていた第一症状。

体調が悪くないのに身体が動かない。






ここでたいていの真面目な教員たちは

これくらいで休んじゃ迷惑がかかると

強引に身体を動かして出勤します。

そして、あれよあれよという間に心が壊れていくのです。




「休んじゃえば?」


「授業もみっちり入っているしそんなわけにはいかない。

 迷惑かけるし…10分だけ布団に横になる。」






うちのぱぱも例外ではありませんでした。






体調を崩して休んでいる先生の分の授業をし、


空き時間はなく、テストの採点も倍。


その倍の採点をする予定だった休日も


問題対応のため一日出勤。




ねぎらいの意味で


教頭先生が飲みに連れて行ってくれたのはいいものの


12時に帰ってきてから、朝方4時前まで採点。


夕食は平均10時。






土日は問題対応のため、夜は保護者との茶話会。


昼はフルに部活。







雨の月曜日の朝。

自律神経がショートしちゃったのも

無理はありません。






「今日休まないと

 1年休むはめになるよ。」






「…」





「今日は休みなさい。

 熱がなくても心が風邪をひいてるの。

 軽いうちにさっと休んで治すのは身体といっしょ。

 熱があるといって休みなさい。」







素直なぱぱは私のいうことを聞いてくれました。

ほっハート(手書き)

 

 

 一度そっちに天秤が傾いてしまったら

 戻すのも大変なら

 たとえ戻っても、調節し続けるのが大変です。


 できるならば

 そっち側に天秤が傾かないように

 過ごしていった方がいい。

 





私は片足しかつっこんだことがないけど

それを痛感してます。

天秤が傾いてしまった友人たちが

今どんなに大変な思いで

天秤を元に戻そうとしているか

よく知っています。






身体や心を壊すくらいなら

教員なんてやめてしまってもいいと思ってます。






教職は素晴らしい仕事です。

でも、最近の流れは

教員が果たすべき役割だけを増やして

給料は減らしていく方向。





小学校英語必修化なんて

その最たるものですが。

(免許がない教員に英語の授業やれっていうんですよ。)





教員免許更新制なんて

もう意味が分かりませんが。

(ますます、研修やレポートの量を増やして

 子どもたちの授業準備の時間を減らしてくれます。

 もちろん、研修に出る教員の補充なんてあるはずがありません。

 休みには研修に出て、寝る間も惜しんで書類を作成しろ。

 そういうことなんでしょうが。)







その上、常識が通用しない子どもたちに保護者たち。

多様化、複雑化する生徒指導。






正直なところ授業なんて二の次です。





学校は何するところだよ?





というわけで

自分たちの命や生活を守るためには

やめてしまってもしかたがない

激務になりつつあります。






ゆうママが講師を務めている美容専門学校は

進路・事務・営業・授業

すべて違う人が役割分担して行っているそうです。

それでも、経費節減のため

事務の方が数時間授業を行っているらしいですが。





ゆうママがいいました。





「学校の先生はこのすべてを一人でやってるんだよねえ。」





そうなんです。

えりさんがいいました。





「50代の役職に就いてない教員が激減してるらしいよ。
 
 激務に体調を崩してやめる人がやっぱり多いんだって。」








後輩を育成することができる

力のあるベテラン勢が減って

その場しのぎで体力のある教員のタマゴが

空いた場所に投入される。





教員のタマゴたちが

熱心に仕事をすればするほど

タマゴたちが採用試験に受かる確率も減る。






なんて悪循環。






あのね、あべちゃん。

本当に教育改革したいなら

教員の役割をへらしなさい。





そのために人に予算を投入してください。






お金をケチったがために

せっかく購入した価値のあるものを

なくしてしまってる。壊してしまってる。







今の教育界に対する人件費のかけ方は

そんな感じなんです。





安物買いの銭失い





までいうと批判もあるかもしれませんが

最低限の給料で

将来教育界をになっていくかもしれないタマゴたちの

将来をつぶしている現状にも

憤りを覚えます。





教育界に明日が見えません。

勤めていても。





タフなぱぱまで壊れかけてる。





彼はまだ働き盛りの30代前半ですよ?

今からこんなで後30年働き続けられるのか?






全く未来を見越していない

意味の分からない教育改革を通すような政権はいりません。

どうか、お上さん。

意味の分からないことばかりいい続けて

現場を失望させないで。







とりあえず私は

私たちの家族を守るために

ぱぱの心の風邪が

こじれることなく休養で治るように祈るのみです。






命あってこその仕事です。

心と身体が壊れるような仕事だったら

やめてしまってもいい。





せっかく苦労してついた教職だけど

そう思ってます。





せめて、部活が

教員の仕事でなくなるなら

だいぶ他が軽減されるのに…

そう思いますが。






家庭は私に任せっきりのぱぱでもこうなんだから

中学校に勤めるママはどんなに大変なんだろうかと

苦しくなります。






みなさん、ちょっとでも

心が風邪をひいた…と感じたら

すぱっと休みましょう。





自分の心と身体の声にちゃんと耳を傾けて

そして、微調整しながら

なんとか教員を続けていきましょう。





年を重ねるがごとに

見える風景が変わってくる。

それに伴って子どもたちとの関わりも深く変容していく。





自分の人生や生き方を見つめるのに

直結する素晴らしい職業だと思うのですよ。






どうか頑張って長く続けていきましょう。





自分のために。





すみません。お笑い系にあるまじき、オチなしの真面目な記事ですが

愛のクリックをいただけると励みになります。


2006-04-14 12:32:42  






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Last updated  November 27, 2006 05:23:49 PM
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