怪我をしてコーチングを知る
昨日、旦那が怪我をして帰ってきました。しかも報告の第一声が「指を怪我しちゃってさー、俺が入ってる保険って怪我でもお金出るよね?」あなたが入っているのは生命保険であって、怪我で出るってことは、相当な怪我っていうことなんだけど、一体どんな怪我なのー??と思いながら「即答できないから確認するけど、どうしたの?」と聞くと、「まあ、詳しくは帰ってから話すよ。じゃあね」おおーーーーい!怪我の状態を言えよー指が折れた?まさか、指が取れた?・・・だんだん恐ろしくなってきて、保険証券を確認。帰ってきたら、指はついていた!よかったー。仕事中、扉に指をはさんだとのこと。それでも、扉っていうのは頑丈なやつで、指がはさまったまま、しっかり閉まったらしい。人間ってびっくりしすぎると、一瞬何が起きたか分からず、何にもできないんだねーと言ってました。幸い、骨が丈夫だったようで、ひびも入らず、皮膚を縫っただけで済みました。ひと安心。そして、普通はこういう場合は労災なのですが、なぜ旦那が保険のことを聞いたのかというと、労災を申請すると、安全環境の不備?とかなんとか、とにかく評価が下がるらしいのです。真面目に仕事していての怪我なのに、なんて性悪的考えの会社なのか、と思いましたが、まあ会社の事情も分からなくもありません。当然、そんな縫っただけの怪我では生命保険からは支払われません。社会保険が適用される処置だし、それでいいじゃない、と話したのですが、今朝病院に行ったら、社会保険は適用できない!と言われてしまったそうです。病院から帰る途中、怒りモードで旦那が電話をかけてきて「労災の対象だから、申請しないからって社保は使えないんだって!そういうことはしてはいけないことになっているんだって!」「会社の人に話したら、あそこの病院は厳しいんだよって言ってた。」と。私は、確かに病院の言い分は正しいし、理解できる、と思ったので、「そういうことを学べたと思えばいいじゃない。そういう病院ならむしろ治療してもらうのに安心じゃない」と言いました。に帰ってきて、旦那が「さっきさー、そういう病院なら安心だって言われて、あーこれがコーチングかーと思ったよ。俺、相当怒ってたのに、気持ちが変わったもん。確かに、そういう病院なら安心だなーと思った。人って一つの視点からしか、なかなかモノを見られないから、全然違う視点から言ってもらうのって大事だよねー。」旦那に拍手しましたコーチングの価値の一つを見事に言っていました。彼は決して、私がコーチングをしていることに最初から賛成だったわけではなく、徐々に書店でコーチング関連の本がずらーっと並んでいるのを見たり、テレビで言葉を聞いたりするうちに、管理者である自分にも必要かな?と思うようになったらしく、時々仕事で困った時に私にアドバイスを求めてくるようになったのですが、今日のように、コーチングの価値を自ら感じて言ってくれたのは初めてです。本当に嬉しくなりましたコーチングセッションそのものを体験しなくても、こうやって気づいてもらえる、ということは、私にとってもいい学びになりました