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Jun 29, 2008
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カテゴリ:映画
「それでも生きる子供たちへ」を観ました。

この映画はユニセフ・WFPなどが後援して、
7つの国の子供たちの現実をそれぞれの国の監督が演出した、
7編の短編オムニバス映画です。

<内容>
第1話:『タンザ』(監督:メディ・カレフ)

夜明けと共に走り出す子供たち。その手には、明らかに見合わない大きさの銃があった。
少年たちはルワンダで「自由」の名の下に強制的にゲリラ部隊に入隊させられた。
その中の一人、タンザはまだ12歳。スニーカーが一番の自慢だ。
真夜中、時限装置の付いた爆弾を持って建物に侵入するタンザ。
彼の無垢な瞳の目の前に映った標的は、自分が憧れる教室だった―。

第2話:『ブルー・ジプシー』(監督:エミール・クストリッツァ) 

窃盗の罪で投獄された15歳のマルヤン。
出所を目前に控えた少年院で、悪童たちとの最後の時間を楽しんでいた。
しかし頭をよぎるのは、彼の父が窃盗団で、
子供たちに盗みを強要していたのだという非常な過去。
院を出たまでは良かったが、窃盗団家族の大暴れは再び始まるのだった。
以前と何も変わらない家庭の状況にマルヤンがとった行動とは---。

第3話:『アメリカのイエスの子ら』(監督:スパイク・リー)

ブルックリンに住むブランカは、厳しいけれど愛情たっぷりの母と、
兵役で負傷し今は飲んだくれだが優しい父と三人で暮らしている。
そんな彼女の両親は実はHIV感染者の上、
麻薬常習者、そして自分もHIVに感染していた。
エイズ・ベイビーと呼ばれていじめにあうブランカ。
最悪の状況にある家族の唯一の望みはそこに愛情があること。
悩めるブランカは、ある保護機関の門を叩いた-。

第4話:『ビルーとジョアン』(監督:カティア・ルンド)

ファベーラ(貧民街)に住むビルーとジョアンはまだ年端もいかない兄妹。
鉄クズや段ボールなどゴミを集めては換金し、小銭を稼いで暮らしている。
市場で空き缶を集めたり、大人を手伝ってみたり、
かれらの仕事(あそび)に定時はない。
あっという間に夜が明け、夜が更ける。
今日も戦利品を持って廃材屋へ急ぐのだが、リアカーがパンクしてしまう。
果たして二人はお金を手にすることが出来るだろうか。

第5話:『ジョナサン』(監督:ジョーダン・スコット/リドリー・スコット)

フォトジャーナリストのジョナサンは、戦地に赴いた際にうけたショックで幻覚にうなされ、
人生と今の仕事に希望が持てずにいた。
ある日、森の中を散策していると、突然子供たちの声が聞こえてくる。
その声を追いかけていると、なんと自分自身も少年の姿に戻ってしまった。
そうして森で子供たちと遊んでいるうちにたどり着いたのは、
家や車がくだけ散った戦場の焼け跡だった―

第6話:『チロ』(監督:ステファノ・ヴィネルッソ)

少年チロは、街に巣食う大窃盗団の庇護の下で、
金持ちから高級品を盗んで生活している最下層の一人だ。
相棒と一緒に、白昼堂々高級車の窓ガラスを割っては、
運転していた男からロレックスを奪い去る。
それをお金に交換するために彼らが向かうのはボスが運営している移動遊園地。
そこで彼らはボスにささやかなお願いをする―。

第7話:『桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)』(監督:ジョン・ウー) 

裕福だが、いがみ合う両親のもとで暮らす寂しい目をした桑桑(ソンソン)は、
母親に怒られお気に入りのフランス人形を車の窓から捨ててしまう。
そこに偶然通りかかった貧しい老人が一緒に暮らす孤児の小猫(シャオマオ)のために
捨てられた人形を持ち帰った。
彼女は大喜びし、より一層育ててくれたおじいさんを孝行しようと思った。
そんな対照的な二人の少女が、その人形をきっかけに運命的な出会いをする―

オムニバス映画ですと1話の印象が分散してしまうところがありますが、
この7話のなかで印象に残っている作品は、
第3話と第7話でどちらも男くさい映画が得意な監督の作品です。

第3話の「アメリカのイエスの子ら」はHIV感染がある時期まで
両親に知らされずに育てられた子供の話で、自分にとってはいわれなき
いじめや差別に直面するといった内容で、ある意味子供も残酷という
一面もみられます。

第7話の「桑桑(ソンソン)と小猫(シャオマオ)」は境遇の違う
2人の少女の話。裕福だが家庭が壊れている少女と、
貧しいが心は満たされている少女を対比しながら話がすすんでいきます。
途中の経緯は2人とも破滅の方向に進んでいきますが、
ラストは感動的です。

監督は一流どころでそれぞれ観た感想もちがってくるかと思いますが、
一度ご覧ください。
(日本ユニセフやWFPが後援ですので寄付の関係上本来はレンタルではなく、
映画館で観るべき映画なのでしょうね。)


 「それでも生きる子供たちへ」






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最終更新日  Jun 29, 2008 01:49:39 PM
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