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カテゴリ:小説
読んだ本の紹介ですが、今回の本の紹介も「千里眼シリーズ」で、
角川文庫ではじまった新シリーズの8弾(新シリーズのセカンドシーズン にあたるようですが・・・。)の小説です。 「千里眼 シンガポール・フライヤー」(松岡圭祐・著) 主人公は元航空自衛隊で臨床心理士の岬美由紀で、 今回は前回の「千里眼 美由紀の正体」で子供時代の辛い時期の記憶が、 尾をひいて精神的に病んでいる状態からはじまっていきます。 一方で、謎の組織による鳥インフルエンザの蔓延が各国で問題しされていました。 その発生国の順番がF1の開催地に関与していることが、 判明していきます。そして、ドライバーのカウンセリングからF1チームに美由紀 が参加するようになったころ、政府機関からの要請で調査にのりだすといったもの。 そして、シンガポールでのF1開催時にそこから日本に向けて、 インフルエンザがばら撒かれるということが推測され、 その散布法は渡り鳥にウイルスを仕込むといったもの、 そしてその仕込み方にシンガポールの大観覧車のシンガポール・フライヤーが、 関わっていくといったものでありました。 前作ぐらいから上・下巻の構成になってきており、前回で暗く落ち込んだヒロイン のある意味復活の話となっております。 巻末の解説にもエンタメ小説という言葉が使われてますが、一種の活劇的な 小説です。 「千里眼 シンガポール・フライヤー」(上巻) 「千里眼 シンガポール・フライヤー」(下巻) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jan 15, 2009 06:45:04 PM
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