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カテゴリ:小説
「マジシャン 完全版」(松岡圭祐・著)を読みました。
千里眼シリーズの著者が描くマジックを利用した詐欺事件の話 です。 お札が倍になるという不思議な錬金術があるという。 ある人物のもとに札を持っていくと、目の前で誰も 触れることなく札が倍になるという内容から詐欺の臭いを 感じた舛城刑事は捜査を進めると、 過去の大物詐欺師に出会うが、その詐欺師は現在はカタギとして、 マジック用品の販売とマジックショーの実演の経営をしていた。 そこで働く15歳の少女里美沙希と舛城刑事が事件の解決に帆走する 内容です。 臨床心理士の話を書いている著者ですが、ここではマジックを題材と しており、ある意味ひとの心理を描くという点では共通しているテーマと 思います。 この話自体は「千里眼シリーズ」とは直接かかわりはなさそうですが、 「千里眼シリーズ」のなかではこの小説の主人公・里美沙希はでてくる話も あるようです。その意味からも興味のある小説でした。 「マジシャン 完全版」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Jun 26, 2009 10:09:03 PM
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