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カテゴリ:国内ドラマ
「不毛地帯」(第4話)を観ました。
出演:唐沢寿明、(以下、五十音順) 阿部サダヲ、伊東四朗、遠藤憲一、岸部一徳、小雪、多部未華子、段田安則、原田芳雄、古田新太、柳葉敏郎、和久井映見 ほか 壹岐正(唐沢寿明)は、防衛庁から近畿商事に流れた機密漏えい事件に関して、捜査当局から任意での出頭を求められる。壹岐は、防衛庁の第2次防FXをめぐり、部下の小出宏(松重豊)にライバルであるグラント社の価格見積表を入手させた。その機密書類の出所は、川又伊佐雄(柳葉敏郎)の部下である防衛庁の芦田国雄(古田新太)だった。芦田とともに逮捕された小出は、悪いのは壹岐だと証言していた。近畿商事東京支社長の里井達也(岸部一徳)に電話を入れた壹岐は、任意出頭を求められたことを報告する。里井は、今回の件は小出が独断でやったもので、近畿商事側には機密書類の類は一切ないと突っぱねるよう念を押す。壹岐が出頭したという情報は、防衛庁官房長の貝塚道生(段田安則)を通じて、東京商事の鮫島辰三(遠藤憲一)にも伝わっていた。鮫島は、ラッキード社派の政治家が今回の漏えい事件をもみ消すのではないかと危惧(きぐ)する。すると貝塚は、検察庁が決定的な物証を得ている以上、捜査の打ち切りはない、と返す。出頭した壹岐は、機密文書の漏えいに関する近畿商事の関与を否定する。捜査当局は、小出が隠したコピー機の場所や、経済企画庁長官・久松清蔵(伊東四朗)の関与などもつかんでいた。その際、壹岐は、漏えいしたグラント社の価格見積表が、実は川又のものであることを教えられる。それでも壹岐は、最後まで書類の存在を否定し続け…。 今回は前回の戦闘機見積もり漏洩にたいする、 警察からの任意出頭に対する壱岐の行動からはじまります。 結局、警察の取調べにたいしては全面的に関与否定で終わりますが、 会社にもどると見積もりのコピーは警察に提出とのこと、 「民間企業は警察にしらべられてはいかん」と社長命令、 企業の論理に唖然とする壱岐でした。 理不尽でも会社の対応は致しかたないところと思いますが、 やはり、仁義、人道といったものもあればともおもいましたね。 ただ、結果的には戦闘機の納入もきまりましたので、 会社経営としてはよかったともいえるのですが。 その漏洩の書類は壱岐の友人の川又のものということで、 川又は処分され、結果として退職に追い込まれます。 ここのくだりは何故か、理想を砕かれた「踊る大捜査線」の 室井管理官のようにみえましたね。 川又を自殺で亡くした壱岐は「退職」を願いでるところで、 次回となりました。盛り上がってきましたね。 【原作】 『不毛地帯』山崎豊子(新潮文庫刊) 「不毛地帯」公式ガイドブック(上巻) お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
Nov 5, 2009 11:17:18 PM
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