paseri部屋

「罪とか罰とか」(2009)を観ました。

監督：ケラリーノ・サンドロヴィッチ
出演：成海璃子 、永山絢斗 、段田安則 、犬山イヌコ 、
　　　山崎一 、奥菜恵 、大倉孝二 、安藤サクラ 、串田和美

＜内容＞
イケてないアイドルのアヤメは、久しぶりに掲載されたグラビア頁が逆さに印刷されているのを見つけ、その雑誌を衝動的に万引きしてしまい、逮捕を免れるために、警察署の“一日署長”を務めることになった。しかし、午前中で終る筈が「一日署長だから、夜中の12時まで」という奇妙な指示が。しかも、自分の担当刑事、春樹はアヤメの元彼だった。アヤメは春樹に、愛するあまり人を殺してしまう「殺人癖」があることを知っていた。

いきなり、中年独身サラリーマンの朝の風景からはじまり、
そのサラリーマンの目の前で人が落ちてきます、
そして、そのサラリーマンが救急車をよぼうとしていると、
トラックにはねられるといった、急展開の進行、その目の先には、
女の子が、その目撃者がアヤメということです。

そのアヤメは万引きで捕まっており、その罪滅ぼしの仕事として、
事務所から1日警察署長のキャンペーンにかりだされます。

一方では落ちてきた人が住んでいるひとのとなりではコンビニ強盗の
計画がすすんでいたりと、一見バラバラの場面が散ってますが、
それが展開ととものつながっていくといった進行です。

内容としてはコメディということでしょうが、どこかブラックジョーク
のような笑いで毒々しさがのこるような笑いでした。
成海璃子はグラドルの設定ですが、それもまたいい味、だしてます。
ゲラゲラ笑いを期待して観ると、ちょっとちがう展開に戸惑いますね。


　「罪とか罰とか」

　文庫本「罪とか罰とか」

　コミック「罪とか罰とか」