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カテゴリ:日常生活
今日、ある方を迎えに新千歳空港へ行った。
その人は、親友が癌で何日か前にもうだめかもしれないって連絡が入り、 顔を見に静岡から行くということだった。 その方の家族から事情を聞いた私たちはその病院の場所も知らなければ、 千歳におりてからの行き方もわからない、その方を病院に送っていこうと思い、 いつ着くのかわからないまま千歳空港で待つことにした。 その方は親友に会うために必死だったのがわかっていたのと、日頃お世話になっていたのもあり、また、必ず出会えるとそんな気がしていたから、空港へ自然と向かっていた。 待つこと1時間、やはり出会えた。 その方は荷物を何ももたずにきていた。よっぽど必死だったのだろうと思う。 病院へ。 入院をしている方も、私たちは知り合いであり、千歳に迎えに行った方から紹介してもらった人である。同じ癌と戦っている人がいると。 15分もいなかったのかもしれない。 そんなに話をしていたわけでもない。むしろ逆に私たちに気を使っていたのかもしれない。 親友がベッドにいて、もう後がないと知らされたとき、自分はどのように向き合うのだろう。 相方とはまた違った感じなのだろうか。 その方は顔を見られたので、本当によかったと言っていた。そして話も少しできたからよかったといっていた。 けど、自分にはどうすることもできないといっていた。 涙を必死にこらえ気丈に話す姿、苦しいのをこらえ頑張って起きようとする姿。 2人とも一生懸命だった。 一生懸命な2人に、また2人でお酒を飲める日がくるように。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2008年02月19日 21時06分45秒
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