この歳になると
誰でも一つや二つ、消し去りたいものがあるはずです。
「お顔のシミやシワ」
「メタボな腹の贅肉」
「恥ずかしい過去（どんな過去だよ！）」
「3年来の不倫相手（火曜サスペンスか！）」
「どうしょうもなく暗い未来（冗談では済まないな！）」
んっ！２～3日前と同じネタじゃん！

いっそ消えたい！
消せないなら、いっそ消えたい！昔から透明人間に憧れたのはピンクレディだけではないでしょう。♪消えますよ～消えますよ～！ってね！
「透明人間になって女風呂を覗く！」ってのは男子たるもの、永遠の憧れですな。昭和時代コントの定番ネタでもありましたよ。
ちょっと待て！チカンアカン！

そう簡単じゃないな！
あなたが朝起きたら透明人間になっていたら・・・鏡を見てびっくり！「あらぁシミもシワもなくなっちゃった！」なんてね。でもねぇ、よーく鏡を見ると、口らしきところに銀歯や詰め物がいくつか浮いているよ！（体が透明になっても歯の治療痕は透明にならなかったのね）
さらに体をよく見てみると・・・胃のあたりでは、昨晩寝る前に食べた“柿ピー”のカスが浮いて見えるよ！キモいなぁ～！（透明の食べ物はないからねぇ）
もっと下を見ると・・・
ゲッ！腸のあたりでうごめく“う○こ”が丸見えだ～！（“うん○”も透明にはならないのね）

これじゃ
女湯覗きは無理だねぇ。。。体は透明でも、余計なものが“プカプカ”浮いて見えるなんて、恥ずかしいったらありゃしない。所詮透明人間は無理な話なんだねぇ・・・

消えるのがダメなら消せ！
ってゴルゴ13じゃないんだから！消すことの専売特許（これも昭和死語！）は消しゴム。
文房具屋（今は少なくなくなったね～）に通い、少ない小遣いで買った消しゴムコレクションは宝物だったね。

喰うなよ！
隣の机の女子の筆箱の中は、かわいい文具でいっぱいだったな。特にそれまでの消しゴムは、灰色でゴム臭かった（砂消しなんか鼻がもげるくらい臭かったぞ！）のが、フルーツの香りとかから始まって匂い消しゴムが大流行。あまりの良い香りに“舐めたり”“食べたり”した奴！いっぱいいいたぞ（自分もそうだ！）

練りケシ
消しゴムといえばこれ！粘土のような甘い香りの消しゴム（？）消すことよりも、こねたり引っ張ったりして遊んだもんだ。まぁ練りケシでこすったり押しつけたりしても字は消えなかったしね。特にロケットペンシルで書いた字は消えなかったなね。
シャーペン？「そんなもんはセレブの文房具たい！（左門か！）
匂い消しゴムにしても練りケシも、字を消すのは苦手だったな～。一所懸命こすって消すと“わら半紙のテスト”がビリビリに破けたもんだ。

消えるのも消すのもダメなら・・・
練りケシ作ろう！といっても消しゴムのカスを集めて、ねるワケじゃないよ（当時これで練りケシができると信じてました）
今日はこねて、こねてニョッキを作りま～す！

ニョッキは
今でこそジャガイモと小麦粉を練って茹でソースで和えたものですが、その昔はただ小麦粉を練っただけのものだったんですよ～（だってイタリアにジャガイモが入ってきたのは18世紀）ということはただの“すいとん”？？？
そうなんです。へんてこりんな名前のニョッキの語源は「塊」。本当に“すいとん”そのものがニョッキなんですな。

オシャレじゃなくて良いのよ～
ただの“すいとん”と考えると、竹輪麩好きの私は放ってはおけません！今日はジャガイモのかわりにカボチャで作りました。形を整えるのは面倒なので適当にしたら・・・まぁどうでしょう！まさに“すいとん”だわな！
でもカボチャのニョッキはクリームに良く合うね。今日はカルボナーラにしましたが、お好みのソースでどうぞ。

カボチャはね
カボチャに含まれるカロチンは肌や粘膜を丈夫にし、体に抵抗力をつけるんですよ。ビタミンCはトマトの3倍くらい含まれ、コラーゲンを作る働きがあります。さらに、ビタミンEの含有量も野菜のトップクラス！
だから”透明人間”にはなれなくても”シミ””シワ”は消えてなくなるかもよ～！

＜幸福料理のレシピ＞

（2人前）
カボチャ 1/4
強力粉 100g
ベーコン 1枚
生クリーム 100ｃｃ
オリーブオイル 大さじ1
コンソメ 小さじ１　
塩コショウ 適量
卵黄 2個
パルミジャーノチーズ 大さじ2
パセリ 少々

カボチャは種を取りレンジで柔らかくなるまで加熱し皮を剥き潰す。小麦粉を入れ練り上げお好みの形にする。
ベーコンは食べやすい大きさに切っておく。フライパンにオリーブオイルを入れ弱火でベーコンを炒める。ベーコンがカリカリになったら生クリームを入れ塩コショウ・パルミジャーノ・パセリで味を調え大きめのボウルに入れる。
沸騰したお湯で分量のかぼちゃのニョッキを茹で浮かび上がったら湯切りしボウルに入れ和え、皿に盛りつけできあがり。


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