テーマ:今日聴いた音楽(73680)
カテゴリ:音楽:ライブ
ウクレレ・オーケストラ、クアトロでのライブ行って来ました。いやはや、凄いのなんのって!発想はオリジナリティあふれ、音楽性もあり、ユーモアもあり、とてもクリエイティブな集団でした。メンバーは8名でみなブラック・タイ。でも、持っているウクレレは、大きさも弾き方も、はばらばら(ピック弾き、手でストローク、指でピッキングなど)、個性派集団でした。
簡単にメンバーの特徴を紹介すると、ステージ左から 1.金髪ロンゲ男性(ブリティッシュ・ロッカーの残党風)髪を振り乱して3-4本の指でピッキング奏法主体、ユーモアのセンスあり、志村けん風でもある。(私のお気に入り) 2.巨体男性、低い声が迫力あり。 3.髪の長い女性、Applauss Ovationのウクレレ 4.バリトン・ウクレレ(?)の男性。おおきなウクレレ、一回ジョージ・ベンソン風にスキャットしながらソロを弾く。 5.一番多くソロを引いていた男性。ピックをもってのソロだが、これがなかなか凄い。(このひとも私のお気に入り) 6.髪の短い女性 7.小柄な男性。高い声と高い音でのはやいストロークが特徴。音にあわせて身体も上下に動くさまは、それだけで、コミカル。 8.ギター風のベース・ウクレレ(?)を弾く男性。うどんのような弦。歌を歌うと実はいい声。なんかパートリッジ・ファミリーみたいな、笑顔が。 ウクレレ・オーケストラは、何が凄いって、説明するもの難しく、CDでは絶対に伝わらない面白さ。さすが、モンティ・パイソンの国からやってきたという感じ。ライブのDVDでも出ないかなあ。演奏曲も緩急自在、硬軟取り混ぜ、なんでもありで、でもびしっとキマってかっこいい。 1つのウクレレを5人で演奏、ジミ・ヘン風にウクレレを歯で弾くなんていう小技や、クラプトン(クロスロード)やDeep Purpleのフレーズが出てくる、というのはあたりまえ。Rolling Coconuts(ウクレレ専門ミニ雑誌)で覚えた(よくウクレレの楽譜やタブ譜が載っているので)といって「Only You」をやったり、ほんとおかしな連中です。 ウクレレで、ステッペン・ウルフの「Born To Be Wild」やCHICの「レ・フリーク(おしゃれフリーク)」まではなんとか想像できたけど、Talking Headsの「サイコ・キラー」をやったときにはさすがにぶっ飛んだ!!全員の声をうまく使うのです!そうなんです。われわれには、ウクレレを弾く手があるだけではなく、口も足も身体もあって、それを全部使って表現するのです。 また、そうした偉大なブリティッシュ・ロックやアメリカン・ロックを「むかしむかしのふるーいイギリス(アメリカ)のフォークソングです。20年も前の曲です」などといって客席を笑わせながら演奏するユーモア。 一番すごかったのは、「最後に7曲やる予定が時間がなくなったので1曲だけやります」と言って、 5番の男性がソロを弾き、ベースの伴奏がついてくると、 2番の野太い声の男性が「Close to You」を歌いだし、それに遅れて 1番の金髪ロンゲの男性が「ある愛の詩」を歌い、順次 6番のショートヘアの女性が、「枯葉」を歌い 7番の小柄の男性が、「Killing Me Softly(やさしく歌って)」を歌い。 8番のベース男が「ホテル・カリフォルニア」を歌い 3番の長い髪の女性が「I Will Survive」を歌い、 結局一度に6曲の歌と、1曲のソロが完全にシンクロして、1曲で7曲をやったのです! これはホントにたまげた。あいつらバケモンや!!(最高級の好意の表現です) 前座に、きよし小林さんのソロ(これもなかなかスウィング・ジャズ風でよかったです)や、ベティー・ブーカ(これはどうでもよかった)だけではなく、中盤でなんとあの、牧伸二さんが出てきて、ウクレレ・オーケストラと「あーんぁ、やんなっちゃった」などを共演!このしっちゃかめっちゃかぶりは最高です。 この饗宴を私は、ステージ最前列、かぶりつきで見ておりました。なんていったて整理番号1番2番でしたので。(10番11番のひとと一緒にいました) 最後に、キヨシ小林さん、ベティー・ブーカがステージに戻り、お客さんにウクレレを持ってステージにあがってもらい、全員で「Sophisticated Hula –邦題:月の夜は」を歌い演奏しました。客席で演奏するのかと思っていた私ですが、大勢にまじってステージにあがると、なにか、ずんずんと前へ前へやってくる人たちがいるではないですか! あとで、写真で確認すると、活動停止中と聞いている、某ビッグ・グループのOさんやMさん、某協会重鎮のMさん、いまやセンセーになっているRさんや、某男性デユオのLさん、某女性ユニットのIさんなど、いつもの顔ぶれが。。 ここは、逗子マリーナかっちゅうの!!私は、ひかえめに、キヨシ小林さんとベティー・ブーカの間に写っておりました。 そのあと、ウクレレ・オーケストラのメンバー全員とお客さんで何枚も集合写真をとってもらい、最後に大サイン大会。ミーハーな私は、全員のサインをもらおうと思っていたのですが、7名分しかもらえず、あと誰のサインがたりないのか全く不明。おなじようなひとがいっぱいいて、ほんと最後までしっちゃかめっちゃか。 でも、これだけはいえる、彼らのユーモア、お笑いのセンスは、しっかりした音楽性の上に成り立っており、音楽を本当に愛している。お笑いもひとつの文化と考えている。まさに最高の連中でした。CDは最新作あわせて5枚でているようですが、昔のCD手に入らないのかな。>>>Mさんに聞いてみよう。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2004年06月23日 01時16分42秒
コメント(0) | コメントを書く
[音楽:ライブ] カテゴリの最新記事
|
|