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気迫のストレートは球威があった。 フォークは良く落ちた。 最初からとばしていた。体力温存なんてこれっぽちも考えていない。 100点満点のピッチング。 国際試合負けナシ。本当に彼は海外の試合に強い! 松中が気迫のヘッドスライディングで二塁打。 スタメンをいじった王監督。 3番イチロー。 メジャーリーグでは、1番のリードオフマンもやはり、WBCにかける気迫が違う。もっとはやくに3番イチローにすべきだったかもしれない。 スタメンをはずれた不振の福留。 代打で出て、気迫の2ラン・ホームラン。 ゼロ vs. ゼロ で進んでいた試合の流れを一気に日本側へ持ってきた。 そのあと、里崎、代打宮本、イチロー みんな良くぞ打った。 宮本は、代表入りをパチンコ屋にいる時に、電話で知らされた。誰かが出場できなくなったための繰上げ(または補欠)だ。何度も電話がなってうるさいなと思ったが、あんまり何度もかかってくるので出てみたそうだ。 ラッキーな男だ。即座に「参加します」といったそうだ。 スーパープレイで見せた多村も打った。 最後は、大塚。完璧なクローザー。安定感。メジャーの球状に場慣れして決して動じない。 6 vs.0 予想だにしない大差で日本が韓国に勝って決勝進出。 この試合を見ていて、やっぱり「気迫」ってあるんだな、と思った。 イチロー「ここまできたら、技術とかではなく気迫で勝った勝ち試合」 王監督「自分の野球史に、また新たなページをひらいた!」 全員が同じ相手に3回は負けられない、 完全に開き直った 気迫。 WBCを通して、ずーっとハイテンションのイチロー。 メジャーでは、淡々といつもクールにしていたイチロー。 首位打者になっても、前人未到の大記録を打ち立てても、 通過点にしか過ぎないといって、クールにしていたイチローが なりふりかまわず、闘志をむき出しにする。 「今、出来ることを全てやる!」 イチローの気迫が全員に乗り移ったかのような試合だった。 松中のセカンド・ベースでのガッツ・ポーズが忘れられない。 今までの試合は、韓国のほうが日本よりも「勝ちたい」という気持ちが勝っていたと思う。ハングリー・スピリッツも彼らのほうが上だったかもしれない。 しかし、今日は違っていた。 「勝ちたい」という気迫が、日本のほうが上回っていた。 しかし、韓国の監督・選手には見ならうところがあった。 彼らは、決して日本を非難するようなコメントは残さなかった。 俺たちは、2回勝っているんだ、なんていうコメントはなかった(今、僕が知る限り) 「日本はあらゆる面から見て最も組織力のあるチーム。」 「日本は一番、バランスがとれているチーム」 選手も「上原のフォークは凄かった。全く打てなかった」 フェアーな人たちだと思った。 このフェアー・プレイの精神は、見習う必要があると思う。 この「組織力」、日本がチームで争う多くのスポーツで世界レベルで戦うには、やはりこれなのかもしれない。 日本の4番バッターがヘッドスライディングする。チームのために。 決勝の相手はキューバだ。 ぼくは、キューバのチームは、バネをきかせたストロング・タイプのチーム化と思っていたが、違っていた。 メジャー選手を多く抱えるドミニカ、アメリカよりも優勝候補に上がっていたドミニカをやはり、チームの結束力で撃破してきた。 精神力、結束力の強いチームのようだ。 経済的に恵まれない環境でも、野球だけは国をあげてサポートする。 技術はもちろん、精神力、結束力をたたきこまれた選手ばかり。 日本の組織力とは少し形は違うかもしれないが、スター・プレイヤーがそろったアメリカやドミニカとは違うスタイル。 ここまできたら、日本の野球界が長い歴史の中で培ってきた、日本式野球の強さを発揮して、見事WBC初代チャンピオンに輝いて欲しいと思う。 火曜日が楽しみだ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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