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ネットで「パスカル」を検索しできる限り読んでみた。 参考になったが、心にふれるものはそんなに多くない。 パスカルの知的部分に関心が行き キリスト教信仰の深さをたどらないから。 書籍など帯などに「天才」という言葉が踊っているが そんなに重要ではない。 そんなふうに人の気を引いても仕方ない。 パスカルは数学者、科学者としてスタートしたが、 彼の超繊細な心は、それで納められない。 パスカルの人間への洞察は怜悧、それは あまりにも冷徹で時に悪寒を催すほどである。 人間への冷めた目、突き放した言葉は いったいこの人はそこに自分を含めているのだろうかと 疑問に思う。 そしてパスカルはあらゆる懐疑を克服した。 ただ一人の人によって。 ゴルゴダの丘に顔を向け 静かにそこに歩むキリストの姿に 彼は心奪われる。 彼はどうしてキリストに心を奪われたか。 キリストは彼にとってどんな方か。 『パンセ』の後半にはそのことが 克明に書かれている。 この地上を歩いたたった一人の人が こんなにも悩める天才の心を動かしたなんて! パスカルは全部暗唱するまで聖書を繰り返し読んだという。 彼の愛唱聖句は詩編119:84 「あなたの僕が長らえる日々はどれほどでしょう。 わたしを迫害するものに対して いつあなたは裁きをしてくださるのでしょう。」 なぁんだ。ボクならその前の節の方がイイ。 「わたしは煙にすすけた革袋のようになっても あなたの掟を決して忘れません。」 │<< 前日へ │翌日へ >> │一覧 │ 一番上に戻る │ |