弁理士受験会の定説?に、前年の口述で聞かれた問題が、翌年の本試で出題されることが多い、というのがある。ここ3年ほどの口述の再現問答集を調べてみたら、成る程と思える点もある。しかし、口述の再現問答集が出版されるのは夏以降。法学書院を除いて、論文試験も終わった後だったように思う。特許庁の公表論点だけでは、どのようなことを聞かれたか判然としないが、幸い
全員合格!吉田ゼミの吉田先生のブログに情報が載っているので、余裕のある方は参考にするとよい。
個人的には、小売業商標(シャディ事件、ESPRIT事件)が出題されそうな気がする。本当をいうと、去年の論文に出ると予想していたが、論文には出題されず、口述で聞かれた。何故、この問題が出ると予想しているかというと、商標の拒絶理由のほとんどは3条か4条なので、6条での拒絶理由が珍しく、知らない受験生が多そうなこと、商標制度委員会で問題となっており(
こちらを参照)、法改正まで議論されていることからだ(参照先でもう一つ取り上げられているトピックスは、正に去年の論文で出題された論点)。
どちらかというと論文向きの題材だけど、短答で出題されるかもしれない。判例は要チェック。