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2014.04.12
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カテゴリ:旅行
その17の続きです。

イスラエルの最北端の地バニアスからバスに乗って、ガリラヤ湖畔に向けて南下します。

福音書を読んで、イエスの活動範囲は狭いような印象を持っていましたが、実際現地に来てみると、歩きか馬車かロバか船くらいしか移動手段が無かった時代にしては、活動範囲は広いと思いました。カペナウムからピリポカイザリアなど、かなり遠く、道は険しいです。


途中、キリヤット・シュモナという町を通過しました。
レバノンの武装組織ヒズボラからミサイル攻撃を受けることでその名を知られた町です。
弾痕のある廃墟が残っていました。
そのミサイルは、レバノン山脈から弧を描くように飛んでくるので、カチューシャミサイルと呼ばれているそうです。
そんな危険な町ということで、ここキリヤット・シュモナは他のイスラエルの都市より税金が安いそうです。
ただ、税金がいくら安くても命より大切なものはないわけで、お金持ちが住むことは珍しいそうです。
見た感じ、一戸建ての家は少ないようでした。



その後、ツファットだったか、ユダヤ教超超正統派が暮らす町を通過しました。
超超正統派は、ユダヤ教正統派からも異端と呼ばれているそうです。
613個の掟を聖書から取り出し、その掟を厳格に守る生活をしているそうです。

彼らはイスラム教の国家を認めていないということで、周辺諸国との対立を招く原因にもなっているようです。
キッパーをかぶった黒服の人を通りで見かけました。
ガイドのルツさんによると、イスラエルに住むユダヤ人の中で、真面目にユダヤ教を信仰している人は全体の1割程度らしいです。
7割ほどは、日本人にとっての神道や仏教のように、生活の中に密着した儀式(日本人にとってのお正月やお盆など)を行うことは習慣のように行っているものの、宗教を守るという意識はないそうです。
世俗化の波というのは、どこも変わらないのかなと思いました。





ガリラヤ湖畔に戻ってきて、まずは「5つのパンと2匹の魚の教会」へ行きました。
ここは、イエスが5つのパンと2匹の魚を5000人に配ったら12の籠に一杯余ったという奇跡(ヨハネ6章)を行ったと言われる場所に建つ教会です。

P2010671.jpg

上の写真のように、入り口にビザンチン時代の洗礼槽が置いてあります。
思ったより小さいです。滴礼に使ったようです。
本来、洗礼は滴礼が正統派の主流だったらしいです。


P2010672.jpg

次の写真は、オリーブの圧搾機です。
これでオリーブを絞って最初に取れるのが、一番搾りのエキストラバージンオイルで、これは生で食べられるようです。私も毎日サラダにかけるドレッシングを作るのに使っています。
次に取れるのが普通のオリーブオイルで、これは火を通さないと食べられないそうです。
最後に残るのが搾りかす入りオイルで、これはランプなどに使用するそうです。
余談ですが、エルサレムにあるゲッセマネの園のゲッセマネの語源とは、ガット(機械)+シュメン(油)から来ており、オリーブ絞り器が沢山あったことからその名が付けられたそうです。



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この教会は、写真のように石灰岩の白い壁で出来た教会です。
中には、有名な5つのパンと2匹の魚のモザイク画があるのですが、ちゃんとした写真が撮ってありませんでした。

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このモチーフは、土産品の皿やTシャツや絵葉書などに多用されていて、私も子供の頃のクリスマスプレゼントにこの図柄がプリントされた壁掛けを貰ったことがあるのですが、意味を知らないと、なんじゃこりゃあ、という感じです。知っていても、クリスチャンではない人にとってはそうかもしれません。
しかし実物のモザイク画は綺麗でした。



P2010678.jpg

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次に向かったのが、隣りにある「ペテロ再証明の教会」です。
緑豊かな広大な庭と、ガリラヤ湖に面した水辺を持つ綺麗な教会です。

P2010682.jpg

庭には写真のような集会場があります。
ここで賛美とお話を聞きました。
ここでルツさんから聞いたお話が、今回のイスラエル旅行で一番心に残りました。
その内容については、伏せておきます。
そのお話を聞いている途中、門から教会に至る参道(とは言わないんでしょうが)をナイジェリア人のキリスト教徒が、賛美歌を歌いながら歩いてきました。今まで聞いたことがないようなアフリカの民族音楽的な賛美歌で、半分踊りながら賛美していました。
ああいうのもいいなと思いました。


ペテロ再証明の教会は、玄武岩の壁で出来た小さい教会です。窓の小さなステンドグラスが綺麗でした。

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ガリラヤ湖に面した庭に立つ銅像は、イエスとペテロのようです。
ペテロが裸のようなので、再臨したイエスに再会したところでしょうか?

P2010685.jpg

以前、「ガリラヤ湖でまた会おう」と言われたペテロは、ガリラヤ湖で漁をしていればまたイエスと会えると思っていたのかも知れません。
あるいは、ペテロが最初にイエスに会った時、「人間をとる漁師にしてあげよう」、と言われているところでしょうか?
ルツさんの説明によると、イエスが捕まった時、3度イエスを否定したペテロが、復活後のイエスに会い、再度この世を任された場所ということでした。
その日が日曜だったため、キリスト教の聖日は日曜日になったらしいです。


P2010694.jpg

上の写真は、ペテロ再証明の教会に面するガリラヤ湖の岸辺です。
ルツさんのお父さんによると、20年前に来た時は、この小石が敷き詰められた岸辺は無かったらしいです。
教会の壁の下の岩の辺りまで水があったとか。


ガリラヤ湖は水が綺麗です。透明度が高く、底が見えました。
またこの岸辺にある石もとても綺麗でした。
拾って持ち帰ってもいいと聞き、私もいくつか拾いました。
ちょうど小さな漁船が近づいて来て、漁師が網を投げていました。
魚が掛かっていたようです。

P2010698.jpg

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その後、バスに乗って山上の垂訓の丘教会へ向かい、イエスを追って2万人とも言われている群衆がたむろしてイエスの話を聞いたという山上の垂訓の丘を歩いてガリラヤ湖まで降りてきました。
その件についてはまた次回にします。









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