かたつむり。
先日、神戸に住む従妹のぷろとんから日本では、かたつむりクリームやらパックやらが流行っているんだよ、という話を聞いた1週間くらい後に鎌倉に住むぷろとんの姐からかたつむりパックをお土産にもらったよというメールがきた。ヨーロッパでかたつむりを食べる話を嫌がる人が結構多い日本でかたつむりを顔に塗ることが流行るのは何とも興味深いものだなと思う。私は、小学校の低学年の頃かたつむりが大好きだった。毎日のように、学校帰りに近所の藪によってかたつむりを10匹以上捕まえては家に持ち帰り、庭に放っていた。当時、真っ白な手をしていたのは実はかたつむりのせいだったのか?と、従妹のぷろとんに聞いたら「キットソウニチガイナイ。」という即レスが帰ってきた。連れ帰って、庭に放ったかたつむりたちは決して、庭に居つくことはなかった。連れ帰っても、連れ帰ってもいつのまにかいなくなってしまうのである。よっぽど、庭の環境が嫌いだったのか何か、天敵がいるのだろうかと不思議に思っていた。それから10数年たって大人になってからの話である。母とどこかの日本庭園を歩いていた時のこと。かたつむりが、葉っぱについているのを見かけて消えたかたつむりの話を母にした。母は、私が話し終わらないうちに「ええええええええええ!? あなただったの!?」と、叫んだ。私がちょうど小学校の低学年の頃2、3年続けて、かたつむりが大発生した年があったのだそうだ。庭の葉っぱを食べてしまうので毎日、毎日、毎日、毎日目の敵にして、退治しまくってもかたつむりは、次の日になると倍増し、どこから、こんなにかたつむりがやってくるのか母は、本当に不思議に思っていたのだそうだ。